気軽に茶道をしてます。

日々のお稽古とともに、できるだけ手作りのお菓子で
お茶を楽しんでいる様子や、四季折々の変化もお伝えします。

丸久小山園で市川銕琅を知る

2017-10-08 17:25:21 | 散策
今日は寒露なのですが、最低気温は17.2℃と暖かな朝、
元に戻ったような暖かな空気、ゆっくりとしておれず、
10月8日の薬師寺・天武忌での呈茶のご奉仕でした。
10時から3時まで西回廊の野点席にてたちづめ
昨年ほどではありませんでしたが、疲れましたので、
今日は「市川銕琅」さんを知ったお話になります。

帰郷の折、宇治 丸久小山園本店へ伺いました。
駐車場に着きドアを開けた途端に、お茶の香りが鼻に、
ススキ、縞葦、水引に紺菊が活けられ、硝子戸の中の
和室を拝見するのも楽しみの一つになります。

店の中から撮らせていただきました。
お軸は「松老雲間」大徳寺管長 領雲室老大師とのこと
探すのですが・・・
臨済録「松老雲閑曠然自適」の「閑」を「間」と換えられ?
松老いて雲閑(くもしず) かなり、茶掛けの禅語辞典では
”松の老木が穏やかに佇み、雲が静かに浮かんでいる”と
花はシュウメイギク、鉄瓶からの湯気を通して見えます。
  
お店の待合いにも、茶曼荼羅以外に
琅「清風明月」妙心寺元管長 西片憺雪老大師
 

「秋風」蟻が十 市川銕琅(いちかわ てつろう)
1901年(明治34)東京調布市生まれ-1987年(昭和62)87歳。
1918年(大正7)奈良の加納銕哉に弟子入り。
鉄筆・木彫の名工、東大寺長老清水公照師に
「天下の至宝」といわしめた。 
 
売店で注文すれば、缶に抹茶を詰められるのを待つ間に
お茶を頂くのが、二つ目の楽しみになります。
この日は、今が旬の「壺切茶」、この煎茶を頂き、
程よい甘さが口中に。
  

この度はいつになるのでしょうか。アリガトウ 

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