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炉の準備を

2015-11-04 08:49:46 | しつらえ
11月になり、炉を開く準備をせねばなりません。
6月に炉ふさぎをした時には、本を見ながらでしたが、
先日、お稽古に伺った折、
炉を開く準備をされており、
運よく拝見することができました。
炉壇の底に広告紙を敷き、
その上に煉瓦を二つ並べ,灰を入れられました。
それで開炉にあたって、まずホームセンターで、
耐火煉瓦を買い求めました。
炉の底に入れると、
大事な灰の量が少なく済みますし、
耐火にもなります。

盛夏に私の不注意から火傷までして作った湿し灰
大炉を含め三炉分必要で、これだけでは足らないな
どうしたものかと思っていた矢先、
炉に灰を入れるところを拝見できラッキーでした。
薬師寺、宮大工さんの「見て覚えよ」先人の知恵ですね。
炉廻りには、灰が飛んでも良いように
新聞紙を敷き詰め、灰を入れていきます。

苦労した甲斐があり、灰はいい具合に水分があり
さらさらしており、静かにいれれば灰は飛びません。
五徳を入れ、
釜を置いてみて、高さの調整が必要です。

炉の内側を、きれいに拭きます。

炉縁を置き、畳との高さを調整するため、
炉縁が高い場合は畳の下に、紙を敷くと良いですよと
これも教えていただきました。
 
「冬の釜囲炉裏縁より六七分高くすゑるぞ習ひなりける」
(042『利休百首』より)

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