気軽に茶道をしてます。

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薬師寺東塔 水煙降臨展にて仏舎利を拝む

2015-10-29 18:46:50 | 散策
薬師寺東塔覆屋を辞し、すぐそばで開催されている
特別展:東塔水煙降臨展にお邪魔いたしました。
入ってすぐに東塔基壇の版築工法の断面が剥がされ、
シルトを主体とした粘質土と砂とを交互に重なっております。
心礎右側の断面です。
クリックで拡大
杭の跡まで確認できるなんて、すごいですね。
同時に、和同開珎が4枚発掘されており

今年の8月の記者発表よると
”東塔基壇築成時に地鎮供養が行われ、
広く流通した貨幣を使用した最古の例”だそうです。
東塔の総高 34.133mで、相輪の高さは 10.341mあり、
相輪は下から露盤、覆鉢、九輪、水煙、竜舎、宝珠
         
露盤と覆鉢九輪一部『、銘が記載  水煙

水煙を紹介いたします。
 
先日の奉仕で薬師寺さんで頂いた樫舎の白鳳の飛天」
お干菓子の出来はいかがでしょう。
  
風雨、特に酸性雨に曝され、かなり痛んでおりますね。
 
今度はレプリカ?、どうされるのでしょうか。

最後に水煙に覆われており、心柱最上部に
祀られてきた仏舎利で、明治の修理以来です。

薬師寺内に伝わる『法相宗伝来肉舎利縁起』には、
玄奘三蔵が、インドから赤い色の舎利を持ち帰られたと。
中国から日本に今回発見された仏舎利も赤い色で、
非常に興味深いことです。
仏舎利(真骨)かどうかは、皆様のご想像に?
合掌 

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