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気軽に茶道をしてます。

日々のお稽古とともに、できるだけ手作りのお菓子で
お茶を楽しんでいる様子や、四季折々の変化もお伝えします。

山茱萸の蕾割れ花序たてり

2018-03-01 17:20:01 | 季節の花々
今日3月1日は「行進曲」の日、三月も英語で「マーチ」から
由来するそうですが、春の嵐?発達した爆弾低気圧からの突風
で前の道では枯葉がポルカの様に舞っておりました。
9時半
「マーチ」のテンポで順調に春が来てほしいもの。マーチで
浮かんだ曲は、ウィーンのニューイヤーコンサートの定番、
ヨハン・シュトラウス1世「ラデツキー行進曲」ですが、
若い方々は結婚行進曲、メンデルスゾーンの夏の夜の夢から
それともワーグナーのローエングリン、結末は悲劇的ですが?

今日の奈良の気温と気圧の変化が興味深いもので、
気圧990hPaと一番下がった3時過ぎに今日の最高気温16.4℃
その後下がり続け最低気温は午前8時過ぎに10.6℃に。
そのためか、枝垂れ梅の蕾が膨らみ、そして春黄金花と呼ばれる
 
「山茱萸」黄色い蕾が割れて、散形花序が出てまいりました。
花弁と雄しべは4つある小さな黄色の花序が20~30個も出て
くるのですが・・・。
山茱萸は蕾でさへもまぶしさよ
            細見綾子

さて梅が山茱萸、どちらが先に咲くのででしょうか?

合歓の実

2017-10-31 12:01:51 | 季節の花々
今朝は快晴、風もなく今シーズン最低の6.3℃を記録、
まだ水蒸気が残っているのか、東の若草山はぼーっと

身に浸みる冷気もあり、より一層気を引き締めて、
今朝から真のお稽古(台子)に奈良まで伺いました。

街路樹も久しぶりの晴天、すっかり秋の化粧に衣替え
 
青空に合歓木の扁平な実も日を浴び、光るのも今だけ、
実が熟してこぼれ落ちるのももう少しですね。
『晴天で平き合歓の実いつ落つる』
             愚句


市内から観る若草山も、透過度がいまいちなんです。
でも望遠で撮ると、ススキも銀色?に光っています。
もう少し早ければ、金色にも光り輝くのですが・・・
午前9時
今日は用事があり残念ですが、11時頃までで
帰らせていただきました。
十月も晦日で、
明日からは十一月、霜月、食物月(おしものづき)です。
さあ、出かけなくては。

木枯らし1号でヒイラギの蕾が

2017-10-30 14:20:05 | 季節の花々
奈良の空は雲が多く、13℃で冷たい風が吹き、
近畿では木枯らし1号とされ、寒ーい冬型の気候に

道路には、昨日の台風の風もあり落ち葉が溜まっており
箒を持ち、掃除を、寒ーい!
これでモミジの紅葉も進むのでしょうか。


朝早くスムージーの大根葉を採ろうと庭に出ると、蕾の
膨らんでいた白の西王母椿が一輪咲いてくれました。

そして裏鬼門に植えてある初冬の花ヒイラギ(柊)」、
蕾が膨らみ、日が射せば蕾を割り咲きだしそうです。
 
『木枯らしに白きヒイラギ蕾裂け』
             愚句
『ヒイラギ』の語源は、wikipediaによると
「ヒリヒリと痛む」旨を表す日本語の古語動詞である
「疼(ひひら)く・疼(ひいら)ぐ」の連用形
「疼(ひひら)き・疼(ひいら)ぎ」をもって名詞に

今「ヒリヒリ」より「キリキリ」いや少し「ウキウキ」に

何事も体験することが必要ですので・・・
精進あるのみですね。

揺れる石蕗の花

2017-10-23 17:23:12 | 季節の花々
長く続いた雨の台風21号の置き土産で、大きな被害を残し
足早にいわき沖の太平洋へ抜け、今後の災害も心配に。
午前8時
奈良では今朝早くには雨は止み、若草山の上空には青空も
でも土砂災害大雨警報が午後三時まで発令中、小中学生の
孫達は一日中自宅学習のはず、喜んでいては困りものですが
我が家の困り者、相方は強風で倒された野菜の手当てに
そしてもう少し収穫できるピーマンを思い切って倒し、
その場に植え付ける玉葱の苗を電話注文すると、
雨で遅れており11月の初めになると、いつものブツブツを

このところの雨にも拘らず、小庭では石蕗(つわぶき)
吹き返しの風にもめげず、文句を言わずに今盛りと。
雨上り花石蕗むせる庭の待つ
            瀧新珠
 
陽が隣の屋根からわずかに射すと、昆虫が飛んできました。
石蕗の花振り子の如く虫誘う
         愚句

蝶ひとつとばぬ日かげや石蕗の花
と「宝井其角」は詠まれておりますが・・・
実際は蝶も花が咲くと、蜜を求め飛んでまいりますね。

向井去来は「去来抄」で、芭蕉門下の「大げさな」其角を
「かれは定家の卿也。さしてもなき事を、
ことごとしくいひつらね侍る、ときこへし評に似たり」と
芭蕉が評したと書いております。
このように其角(1661年-1707年)は江戸時代前期の俳諧師、
酒好きで、口語調の洒落風の作風を起し、能書家そして
茶湯も嗜んだそうで、州派の流で現在「其角堂派」として
群馬県を中心に伝わっておりますと。
一つ勉強になりました。

吹上菊を手に

2017-10-10 11:28:35 | 季節の花々
今日は昼からボランティアの講座、先月と
9/12
今日とで十日後の文化祭に向けた立礼のお稽古になります。
庭の小菊、秋明菊はまだ蕾、盛りと咲いてしまった
吹上菊」、旧暦の重陽の節句は28日と遅く
もたないでしょうね。主菓子で我慢しましょうか?
『秋風の吹上に立てる白菊は花かあらぬか浪の寄するか』
            古今和歌集』 巻5-0272 秋下

水引、杜鵑草、紫式部(コムラサキ)と空き地からススキを
半分は、今週の稽古はないのですが、自宅の床に
 
残り半分は手にして出かけることに。
その前に、お寺さんの月参りがあり、時間通りに御出に。


沢胡桃ではなく鬼胡桃を玄関に

2017-09-29 17:28:20 | 季節の花々
奈良の最低気温は13.7℃と15℃以下の最低気温となり、
秋晴れの冷え込んだ朝を迎えました。

朝からは健康のための?ー?に、そして友人とのランチ。
食事での会話の中で、”沢胡桃を採りにいかない”と
こんなお誘いに乗らないわけには・・・
奈良は山が近いですから、秘密のさる谷筋にと。
気持ちの良い秋の昼下がり、ちょっとした運動も出来て、
さらに収穫も!
もう太陽が西に傾きかけ、家に帰り着いたのはもう4時、
庭で咲く吾亦紅と一緒に玄関に飾っていると、
 
ちらっと見た相方に”沢胡桃なんですって”と告げると
首をかしげながら・・・居間のパソコンで調べ・・・
”沢胡桃の実は8ミリ程、鬼胡桃で普通のクルミみたい”
今は辞典を調べることが少なくなり、宝の持ち腐れに。

早く間違いを友達にも伝えておかなくてはね。
こうしたゆっくりした時を過ごせました。
というのも・・・・
ここ数日、来月にある文化祭で立礼席をとのことで、
打ち合わせで忙しくしていたものですから、ほっと。
しつらえ等はある程度考えがつくのですが・・・

二日間の予定ですので、今考えている生菓子だと・・・、
でも干菓子では失礼ですが、お茶券の事がありますので、
どれほど来て下さるか?数が、そして用意数を越えた時の
菓子も必要となりますから?一人で考えても堂々巡り・・
先生も遠路来られますので、お話をして仰がいもした方が
という訳で、先生を含め事務方とも連絡を取り合い、
なんとか昨日でほぼ終えることが出来ました。
これで何とかなりますね。

お稽古に伺う前に平城京跡で秋の野芥子に

2017-09-24 18:18:52 | 季節の花々
今日は、月一回の大先生のお稽古日、「中置」の予定。
朝少し早目に家を出たものですから、平城京跡を廻り、
東の若草山を望みますと、東大寺大仏殿の光る鴟尾が小さく
目に、そして横に二月堂の屋根も。
 
平城京跡では草葉に隠れ彼岸花が、そして蝶が舞っており
アキアカネやツグミも顔を見せてくれました。
 
くっ付き虫のオナモミ、紅色のイヌタデとエノコロ草も
  

反対側の西には朱雀門が青空に映えて、そして
 
第一次大極殿もススキの上に顔を出してくれ、
  
色づいた木も

藤蔓が木を隠し、藤の花も咲いておりました。
  
暫し秋めく平城京跡の風情に触れることが出来ました。
でも急がなくては

車を走らせると、玄関先にはいつものように水が・・・
お稽古場では、炭が今盛りと熾っており、あれっ、
明日はセミナーのため早めに出かけらるとのこと、
準備もそこそこに五人揃うと風炉にて「逆勝手で炭付花月」
やはり逆勝手、少し始めは戸惑いましたが・・・
そして「逆勝手濃茶付花月」を
あっという間にお昼、暫し休憩後、「貴人清次花月」まで

二時過ぎには帰路に着くことが出来ました。
車中で、床を飾る花はと思いを巡らすと
竜胆、吾亦紅、ススキ、秋海棠、九重の菊、ヒメジョオン?
あれ、確かヒメジョオンは春の花ですから・・・
平城京跡で観たアキノノゲシ(秋の野芥子)ですね。
  

玄関に黄色の小薔薇を

2017-09-14 18:30:50 | 季節の花々
予約投稿です。
先日、バラを頂きました。
黄色い小バラがいっぱい咲いてくれましたのでと
どうしましょう。
玄関に暗赤色の吾亦紅と合わせてみました。

『吾亦紅笑う黄バラに背を伸ばす』 
             愚句           
 
赤色と黄色のバラもあれば
草むらむら薔薇黄なるあり赤きあり
             政岡子規
華やかな玄関になりました。

茶花にはバラ等の刺のある花は、通常お茶席に用いないと
ずっと思っておりましたが・・・
白一重のナニワノイバラは宗偏流の流祖山田宗徧さんが
好まれたことより、別名宗偏薔薇として使われており、
ネットで拝見すると、椿みたいな感じで、良いですね。
他にはアザミやハマナスも許されているのだそうで、
勉強になりました。

ヌスビトハギ(盗人萩)で

2017-09-13 18:15:50 | 季節の花々
昨日朝の大雨警報が嘘のような夕暮れの若草山でした。
明日は秋晴れを予感させます。

最低気温は20.9℃とやや涼しい朝を迎えますが、
雲が多く、台風18号の影響で秋雨前線の南下が
妨げられたのでしょうか?

今朝はお稽古に伺う日、
庭から花をと思いますが、珍しい花はなく、
萩、ムラサキシキブ、水引、藪茗荷、木槿二種、
この木槿にたかったアリとの戦いは30匹にも、
でも車に運び入れるときにまだ数匹、可哀相ですが・・・

『木槿花群がるアリに採りし我』
            愚句
奈良市内に入ると、雲の下の若草山、昨日の雨のせい?
草の緑を背景に、光る東大寺大仏殿の鴟尾が目に入ります。
自然と背筋が伸び、何を教えて頂けるか楽しみですね。
「四ケ伝」「行之行台子」「大円之草」「大円之真」
「真之行台子」の奥伝のいずれかだったら、
教本のない口伝のお点前、メモもだめですから、
盗ませて頂きましょう。

盗むと言えば、ふと止まった車から道脇の萩の花?
違います。「ヌスビトハギ(盗人萩)」が咲きだし、
あの「ひっつき虫」も出来かかった枝も。
 
ヌスビトハギの和名は、果実が泥棒の足跡に似ると言う説も
                (牧野富太郎)
ひそやかに盗人萩の実を結ぶ
           石井邦子

ところが今日は「貴人清次濃茶付花月之式』と、
小習いの「貴人清次薄茶」さらに「貴人清次濃茶」
みっちりと教えていただけ、帰り着いたら午後4時半、
きちんと身(実)が付くのでしょうか?
主菓子は奈良・樫舎さんの『こぼれ萩』
 
「萩」と言えば今日の誕生日の花で、
花言葉は「思い」。

大雨警報の朝に杜鵑草が咲きだし

2017-09-12 17:05:25 | 季節の花々
蒸し暑くて久しぶりに寝苦しい朝を迎え、低い雷鳴で
目を覚ますとラジオから「ツリフネソウ」と誕生日の花の名が
もう少し寝かせて・・・ウトウトしていると五時半頃から
ゴロゴロ雷鳴が鳴り響き激しい雨も、慌てて窓を閉めに。
いってもそれほどではなく、七時には小雨に、ところが
小学校に設置された防災無線から大雨・洪水警報の発令が、
TVでも奈良中部に記録的大雨、電車まで止まっていると
あっ、孫の面倒依頼があるかもーと思っていると
やはり電話が架かり”お昼までに解除になれば、
ご飯を食べさせて登校させて下さい”とのこと。

やって来ました。ランドセルを放り投げ二階の居候さんへ
一目散、動き回りたいのか「かくれんぼ」をしています。
最近の小学生も中学生もやることが一杯なのに?その後も
ワークはせずに、大人しく本を読んでおり、その間にと

お昼から月一回のお茶の講座のお世話がありますので、
「着せ綿」を10個、何回目か、やや手慣れてきました。

そして小雨を見計らい庭へ花を採り往くと、今年始めて
『ホトトギス(杜鵑草)』が一輪咲きだすも、このままで
*夕方講座から帰り、ネットで今日の花を調べていると
 フトイ、ススキ、インジゴ、クレマチス以外に
 『ホトトギス』の名が、花言葉は「秘めた思い」に
 

採った花は、雨に打たれた木槿、萩、水引と藪茗荷を
   
軸等も用意すると、お昼からの準備はOK、次は、

可愛い孫たちも含め5人前のお昼ご飯、チキンライスを
作りおき、後は卵を載せるだけに。

やはり、11時になると飽きたのか?
また「かくれんぼ」、一階から二階へと走り回り、
疲れますね。小雨なのに、午後も警報が続のでしょうか?
突然、スマホが鳴り”警報は11時32分に解除され、
午後1時半までに登校”と学校からの転送メールが、
さあご飯を食べさせて、送り出し、講座へ。