今まではそんなに深く思わなかった名節
やるので行く、そして手伝う位にしか考えていませんでしたが
姪っ子たちがお酒の席に一緒にいるようになって、私たち世代とはまた違った考え方に新鮮な驚きを受けとりました
찌꺼기
この言葉、残りカスのようなイメージですね
食事でいうと残飯的な食べ散らかして残ったもの、捨てるべきものといったイメージなのかな
チャレやチェサは完全に男性社会の行事なので、先祖のお膳に挨拶するっていうのは女性はしません
チャレが終わったあとの食事は男性が先
女性は男性の食事が終わったあとにとります。
その流れも、すごい男尊女卑だなって思っていたんです
でもそういうもんだと思っていました。
で、その食事も
祭祀のために準備したもの+ご飯と汁物が出ますが、おかずは基本最初に山盛りにして男性がまず食べる。
男性の食事が終わって、足りないものは追加しますが、基本はそのおかずは置きっぱなしで人が入れ替わるという感じ。
姪っ子がその食事について찌꺼기という言葉を使ってこう言いました
왜 여자들은 찌꺼기를 먹어야 돼?
何で女性は残りカスを食べないといけないの?
私が同じ言葉をもしいうとしたら
남은 음식という言葉を使うと思いますが
남은 음식と찌꺼기では言葉自体が持つニュアンスは相当違う
彼女がこれまで큰집での食事の時間に
かたくなに食事をしようとしなかった理由がやっと理解できた気がします。
なぜ男性が汚く食べ残したものを、女性たちが食べるのかという素朴な疑問を、嫁ではない子供の世代が言ってくれたっていうのは、とっても画期的なことです。
私たちの親世代が80代~70代後半は
古い考え方が残っているので、それを嫁世代がするのは当然と思っているのは理解できます。でも私たちはおかしいと思っていても、周りの理解(夫たち)がなければ、いうだけ無駄なので黙って従うのが私たち世代。
でも夫たちは無条件で嫁の味方とは限らず、嫁たちの思いにとても鈍感で、そんなこと大きな問題なの?っていう反応も珍しくないし、言い方間違えると自分の親を侮辱されたととらえられることもある。
なので女性の気持ちを子供世代が代弁してくれたというのは、我が家にとって大きなことだと思います。
だからといって、すぐに変わることはないけど、声をあげる事の大切さを感じました。
82年生 キムジヨン
ぜひ日本で公開されたら見てください
私よりも年下の世代でもこうです。
큰집でも特に兄弟が少ない家の長男の嫁の苦労には、작은집の3男の嫁の私は到底及びませんが、彼女のこれまでの苦労は共感できるところは多いです。
幸い、큰집の長男の嫁が、私に代替わりしたら一切のチャレはやらない的なことを言っていたので、今すぐは大きく変わらなくとも、いずれは失くなっていく風習であると思われます。
しかし日本は先祖供養はお寺にお願いするように、自宅でやらなくても供養する文化自体は残していますが、この流れだと韓国は皆が廃止してしまったら名節はただの連休になってしまうのかな。
いろんなことを考えた2020年のチュソクでした。