2021年を振り返って。

ｺﾛﾅ禍で迎える2年目の年末です。

今年は新型ｺﾛﾅｳｨﾙｽ感染症による緊急事態宣言で始まり、新型ｺﾛﾅｳｨﾙｽ感染症の変異株であるｵﾐｸﾛﾝ株で終わるという…今年もｺﾛﾅに翻弄された一年でした⤵⤵

分断分断と叫ばれていたのはいつ頃からでしょうか。
今年？
それとももっと前？
でも、今年一年はこの分断って言葉を嚙み締めた一年でしたね。

その代表がやっぱり東京ｵﾘﾝﾋﾟｯｸ。
前の投稿を見てもらえれば分かりますが、はっきり言ってあっしはｱﾝﾁです。
日本中がｺﾛﾅでたいへんな時にｵﾘﾝﾋﾟｯｸなんて…と思っていた一人です。

今NHKで東京ｵﾘﾝﾋﾟｯｸの映像全記録をやっていますが、これを見てｵﾘﾝﾋﾟｯｸの光の部分と、それに隠れていた(見ないようにしていた)陰の部分をまざまざと感じますね。

なぜ今更NHKはこのようなものを見せるんでしょうか。
これだけの映像をもっと前に世に出せなかったんでしょうか。
国営放送故の忖度でしょうか。

新型ｺﾛﾅｳｨﾙｽで苦しむ、全ての人達が陰。
ｵﾘﾝﾋﾟｯｸに関わる人達が陽。
陰と陽でこんなにも差があるなんて…と思わずにはいられません。

こういった事がこの1年、日本中世界中のそこかしこで起きていたんだろうなぁと改めて感じます。

自粛自粛でまともに仕事が出来なかった飲食店。
お客さんが来ない観光業。
入学以来、1度も学校に行けない大学生。
仕事を失って、職場の寮も追い出された非正規社員。
入院も出来ずに、自宅で亡くなるｺﾛﾅ患者。
病院の見舞いも制限され、人生の最期さえ看取れない家族。

それこそ命がけです。
命を懸けてやっているのは、何もｱｽﾘｰﾄだけじゃない。
みんな命がけ。

でも、東京ｵﾘﾝﾋﾟｯｸだけが特別扱いで全てが許されていました。
理解出来るわけないですよね。
全てをなかったことにしてｵﾘﾝﾋﾟｯｸを楽しむなんてことは、あっしはどうしても出来ませんでした。

どうしてこうなった？
この世には正義も平等もないんだなぁと、無力感すら感じた1年でした。

ｺﾛﾅ禍のたいへんな世の中ですよ。
助け合って、みんなでこの苦難を乗り越えていくような、新しい年はそんな一年になるといいなぁと思います。