修繕積立金の話しでアクセス数が一気に増えました。
やっぱり気になっている方が多いということでしょうか。
さくら事務所の勉強会で、35年間の修繕計画表の内容を確認することや、積立金が足りるのか、また収支に無理がないかを調べることを教えていただきました。
でも、そもそもその計画表通りにいくことが前提であり、それが簡単に覆ってしまうことまでは想定していなかったような気がします。
また、仮に修繕にかかる費用が増えてしまった場合、それを賄えるか、は考えていましたが、そもそも理事会で修繕内容の見直しや対抗できる見積もりを収集することまでは、なかなかできないと思います。
それができれば、とても有能な理事会ですし、マンションの資産価値は上がると思います。
結局、固定資産の価値よりもソフト面というか、住人の意識の方が、価値は大きいということかもしれません。
で、今日の話ですが、こんなことを聞きました。
先日ちょっとお話しした、同僚の家のリフォームですが、窓にLow-Eガラスをおススメしたんです。
そして同僚から業者に、Low-Eガラスにしたい、という要望を伝えたところ、こんな回答がきたとのこと。
「この窓は北側で、日射を少しでも取りたいので、透過性を考えて普通の複層ガラスにしましょう。」
・・・!?
この業者は、ホームページを見る限り、省エネと自然素材にとても気を使っているようなんです。
それを踏まえても、この回答にはちょっと?な気がします。
まず、北側で日射を少しでも取りたい、という発想がよく分かりません。
次に、透過性を考えると、Low-Eガラスはダメなんでしょうか。
私であれば、そもそも日射のない北側の採光性を重視するよりも、断熱性を重視する方を選択します。
Low-Eガラスには、青みや緑、無色透明などの種類がありますから、もしどうしても透過性を気にするならば、断熱型Low-Eガラスの無色透明を選択すればよいかと思います。
冷輻射を体感できるほどの違いが複層ガラスとLow-Eガラスにはありますからね。
また、105mmの壁厚の中に、50mmのグラスウールを入れている(その見積もりは数千円!)ので、コスト的に安いものだから、もっと性能を考えて!と話したところ、今度は100mmにします、とのこと。
元々のグラスウールの種類は?今度の種類は?その性能差(Q値)は?どうしてグラスウールなの?など、もっと説明してもらいことはあるんですが、どうもあまり興味ないようなんです。
それか知らないのか・・・
自動車ディーラーの営業マンは、いつの間にかサービス工場経験者が増えているのをご存知ですか?
とてもよく勉強して詳しくなっているユーザーに対応するためだそうです。
住宅メーカーも、もっとお客さんを教育するくらいの知識と提案をしてもらいたいものです。