hokutoのきまぐれ散歩

ブログも12年目、4000日に到達。ネタ探しはきついけどまだまだ毎日更新を続けるつもりです。

今年もツクシを見に行く

2018-03-14 05:00:11 | 日記

この時期になるといつも家から近い京王電鉄富士見ヶ丘電車区にツクシを見に行く。去年訪れたのは3月5日、すでに惚けて最後の姿であった。


前から気になっていたツクシとスギナの関係だが、ツクシはスギナの胞子茎で栄養茎のスギナと地下茎で繋がっていることを知った。ただ、見た目ではスギナとツクシは離れていて、しかもツクシが先に出てそのあとにスギナが顔を出して緑の葉を広げ、光合成をして育つ。一方、ツクシは胞子を飛ばした後は枯れてしまう。

今年は冬が寒かったからと10日にしたのだが、すでに小さなスギナが顔を出し始めている。ツクシを探すと、昨年同様に惚けているのが多いものの、まだ何とか間に合った。冬の間はスギナの地上の部分は枯れてしまうが、地下茎が残って春にそこから芽を出すので毎年同じ場所からでてくるのだ。調べてわかったのだが、ツクシは第1弾は2月末〜3月初旬、そして第2弾は3月末〜4月にかけて出ること、ただ、第2弾はやや先が最初から黒くなりやすい事を知った。


スギナは面白い植物であり、シダの仲間、近いのはトクサである。蔓延るとなかなか退治できないので駆除が問題になることも多いスギナだが、一方でスギナの葉で薬用のお茶を作るなど効果のある成分も含まれている。さらに早春まだあまり草が生えていない中で丸い頭を出すツクシは可愛らしく、その姿を見るのが楽しみである。

電車の車庫の周りにはスイセンが沢山の花を付け、早咲きの桜の仲間が赤い花を付けていた。今年の春は急ピッチである。