hokutoのきまぐれ散歩

ブログも12年目、4000日に到達。ネタ探しはきついけどまだまだ毎日更新を続けるつもりです。

揚子江菜館~神保町グルメ

2014-07-18 06:29:27 | グルメ

蒸し蒸しする日が続き、梅雨の明ける気配のない今年の7月。仕事で神保町に行ったついでに久々に揚子江菜館に行きたくなった。


神保町でもこの界隈には懐かしい店が多い。喫茶店の『さぼうる』、あまりコーヒーの記憶はないがスパゲッティナポリタンがうまかった記憶がある。すぐそばには人生劇場というパチンコ屋、ここはいつも機種が古く、あまり出したことはない。

それでも町並みは予備校に通っていた38年前に比べてやはり変わった。あまり鮮明ではないが、もっと古本屋は沢山あった気がするし、人も多かった。でも、相変わらず中華料理店とカレー屋、洋食屋が並んでいることは変わらない。

前置きが長くなったが、揚子江菜館に前回来たのももう10年くらい前かであよ。昼2時前の割りにはお客も多く、店に入ると3階へと言われる。奥の遅いエレベーターで上がるとポツポツ10人くらいの先客、しかし、驚くべきは全員が冷やし中華を頼んでいる。(まだ食べていなかった人もその後運ばれてきた。)おそるべし、名物。

小生はというと勿論、茶とおしぼりを持ってきたウェートレス(少し表現が古い?)に『冷やし中華をお願いします。』と注文。予想通りの中国なまりの日本語で『シュウマイか杏仁豆腐がつきますが、どっちにします。』と聞かれ、反射的に『シュウマイ』と答えた。

そのあとメニューを見るのだから順番が違うが、冷やし中華は実は3種類ある。小生が注文したのが『五色涼拌麺』(1510円)ほかにも『三絲涼麺』(1290円)、『坦々涼麺』(1030円)とあるが、これはタレと上に乗っている具が違うようだ。

約5分経ってシュウマイと冷やし中華が運ばれてくる。まず、最初にシュウマイを食べるが、なかなか旨い。

メインの冷やし中華だが、確かに富士山を思わせる盛り付けが特徴があり、具も細切りにされたキュウリ、糸寒天、チャーシュー、錦糸卵、煮付けた筍、それぞれ食感のいいものである。添えられているのが、しいたけの煮物、海老2尾、肉団子(小)2個、サヤエンドウと8種類も載せてあり、それにたっぷりのスープ。

また、麺もシッカリ崩れないように盛り付けられており、しっかり混ぜないと捌けない。スープの味は懐かしい甘酸っぱい味で、麺の温度は冷たいというよりヌルい感じ。それぞれの具が特徴があり、特に筍と糸寒天はこのメニューによくあっている。やや値段は高いが、量もそれなりにあり、シュウマイも食べると昼ならば腹一杯になる。

長い間守られて来た元祖冷やし中華、時々食べたくなる味。いつものことだが、違うものも試して見たいが、この店に行くインターバルならば次もまた冷やし中華を食べてしまいそうである。

揚子江菜館
千代田区神田神保町1ー11ー3
0332910218