鉄道シリーズ その69。以前に神保町の時刻表や鉄道雑誌を売る古書店を紹介したが、今回は新橋にあ、り交通書房を取り上げる。2006年4月までは新橋駅前にあった古いビルの一角にこの店はあった。このことを知っている人はかなりの鉄道マニアである。小生が初めてこの店を知ったのはまだ高校生の頃で売っている時刻表は高嶺の花であった。
余談だが、2006年にこの店の入っていた古いビルは地上げに会い、取り壊されたが、リーマンショックの影響で業者も倒産。その後、転売され、今は近代的な面白くも何ともないオフィスビルが立っている。
今はというと前の店からレンガ通りを10分ほど歩き、新虎通りを越えた次のブロックのビルの2階に移って営業している。ただ、平日は休みが多いのでよく注意した方が良い。(火曜、水曜、祝日は休み)
店には古い時刻表、鉄道雑誌、切符、サボ、制服などありとあらゆるものが所狭しと並んでいる。中には見切り品で100円というものも。今は時刻表が半額セールなので欲しい人にはチャンスであるが、やはりあれだけ復刻版が出されるとなかなか本物は高くて売れないと店の人はこぼしていた。今回購入したのは1966年10月号で定価は5000円である(もちろん、半額で購入)。また、掘り出し物はブルートレイン『みずほ』のバッジで悩んだ末に1000円で購入。
まあ、マニアに取っては天国、一般人にはゴミの山かも知れないが。
(最後の時刻表は昭和33年10月号)