みろく教育部の地図読み教室の下見山行に参加する。天候は晴れ、午後から風強し。参加者は7人。
上野原・要害山は2.5万分の1の地図にも、昭文社の地図にも載っていないのでマイナーな山といえよう。上野原駅発8:28のバスなので、自宅近くの「大辻」のバス停から5:54のバスで間に合った。
要害山はまるでおっぱいのような山で、頂上に木が3本ほど立っていて、まるで乳頭のようで、一度見ると忘れられない。頂上へは急な上りだが、頂上から先はこんな急なところはなかった。
太陽がぽかぽかとあたり、気持ちのいい山歩きだ。しかし昼からは風が出てきて冷たくて日陰に入ると寒い。15時前に下山したが上野原駅行きのバスを40分ほどまち、16:53に上野原駅に着いた。
山の手前の集落に咲いていたロウバイ 要害山への急な上り
要害山山頂からの富士山 要害山山頂で全員
右手前が出発地点、1が要害山、あとは番号順に歩く、ゴールは真ん中下のバス停
今回は、記録の上手な「キヨシ君」が記録をとっていたので、それを転載します。
------------------------------------------------------------------------------------
鏡渡橋[9:05発] →(20分)→ 山ノ神社[9:25-30] →(35分)→ 要害山10:05-30、山座同定]
→(15分)→ 570m地点[10:45通過] →(35分)→ コヤシロ山[11:20-25]
→(35分)→ 十文字峠[12:00-30、昼食] →(35分)→ 二本杉山[13:05-10]
→(25分)→ 十文字峠[13:35-40] →(55分)→ 稲荷神社[14:35-40]
→(10分)→ 和見入口バス停[14:50着]
要害山は、山梨百名山に入っている同名の山が甲府市の北にあるが、これとは別の山で、上野原市にある標高536mの山だ。雑誌「新ハイキング」で紹介され、新ハイキング選書「バリエーションルートを楽しむ」にも載ったので、最近は歩く人が多いようだ。
中央線で上野原駅に8:08に着き、8:28発の飯尾行のバスに乗る。15分ほどで鶴川に架かる鏡渡橋を渡る。その手前から左手正面にお椀を伏せたような形で山頂に目立つ木が生えた山が見える。これが要害山だ。
まず、シルバコンパスを使って周りに見える山の山座同定をする。その後ストレッチをしてから出発する。しばらくは人家と畑の間の舗装道路を歩く。畑に蝋梅の黄色い花が咲いている。道が舗装でなくなって少し行くと神社に上がる階段に出る。上に赤い鳥居が見える。お参りをしてから神社の裏手を抜けて登山道に下りる。
すぐに分岐があり、左が「要害山秋葉大権現」と書かれた標識がある。しかし、2万5千分の1地形図にはここから先のルートは書かれていない。
少し登ると急な斜面に付けられたジグザグ道を登っていく。頂上に着くと結構広い。祠とベンチがある。富士山がよく見えるが少し雲が掛かっている。北側に見える山々の山座同定をするが、距離感が難しく、二本杉山や権現山はすぐ近くに見える。その先に見える奥多摩の笹尾根に目が行ってしまう。天気が良く風もなく穏やかなので気持ちが良い。
道を西北西にとり、下った所にあるコルに左は大倉、右は登下(とっけ)、正面は権現山・用下と書かれた標識がある。登り返すと570m峰だ。このあたりはいかにもバリエーションルートという雰囲気で道幅が狭く両側が切り立っている。倒木も多い。このピークからは展望があり、これから行くコヤシロ山と思われる山が見える。
もう一度下って登り返したピークには小さな祠があり、ここからは北向きに急斜面を下る。テープが貼ってあるが落ち葉が多くルートが分かりにくい。下りきったコルには右に登下に下る道があり、波トタン板で囲われた小さな祠がある。もう少し先にも同じような祠がある。
小ピークを1つ越えて登った所がコヤシロ山だ。木々に覆われて展望はない。中央の木に「コヤシロ山」と書かれた黄色いテープが貼ってある。この山からは登ってきた南に延びる尾根と東に延びる尾根と西に延びる尾根がある。ルートは西に向かう。
2つめの小ピークで方向を北西に変え、登りきった所で墓村からの道と合流する。ここからは2万5千分の1地形図に点線の道が載っている。しかし、墓村からのルートは地図上では尾根を登ってきているが、実際には少し南をトラバースして来ている。付け替えられたのだろうか。
東向きに進んで行き、トラバース状に沢を回り込んで進む。沢の源頭からちょろちょろ水が出ている。十文字峠の少し手前で道の脇に植物のシモバシラの氷花ができている。シモバシラは雪寄草ともいうそうだ。この辺りだけ日当たりが悪いのか気温が低いのでできるのだろう。
十文字峠はコル地形ではなく、尾根筋の道とトラバース道が交差した所だ。ここでちょうど12時になるので昼食とする。
風が次第に強くなってきて気温が下がってくるが、せっかくなので、二本杉山まで往復することにする。よく整備されたなだらかな道を登っていき、用竹から権現山に至る尾根にぶつかり、少し東に行くと二本杉山に着く。このピークには908.9mの三角点があるが、なだらかで杉の木がたくさん生えた所で頂上らしくない。ここには「二本杉山」と書かれた赤いテープが三角点付近の杉の木に貼ってある。
寒いので5分ほどで下山を開始する。十文字峠からの下りではピークやコルのポイントごとに地形図で現在地を確認しながら下る。2万5千分の1地形図ではずっと芦垣尾根沿いにルートが書かれているが、途中から西側のトラバース道となり、道が付け替えられているようだ。次第に広い登山道となり、民家が見えてくると稲荷神社に着く。ここからは舗装道路で、下って行くと国道20号線の和見入口バス停に着く。バスの本数が少ないので40分ほど待つことになる。
上野原駅16:06発の中央線電車に乗り、高尾駅で乗り換えて八王子に着く。小生以外の皆さんは駅近くのお店で反省会だが、小生は失礼する。後からの連絡によれば「黄金の蔵」という居酒屋で盛り上がったとのこと。
------------------------------------------------------------------------------------
上野原・要害山は2.5万分の1の地図にも、昭文社の地図にも載っていないのでマイナーな山といえよう。上野原駅発8:28のバスなので、自宅近くの「大辻」のバス停から5:54のバスで間に合った。
要害山はまるでおっぱいのような山で、頂上に木が3本ほど立っていて、まるで乳頭のようで、一度見ると忘れられない。頂上へは急な上りだが、頂上から先はこんな急なところはなかった。
太陽がぽかぽかとあたり、気持ちのいい山歩きだ。しかし昼からは風が出てきて冷たくて日陰に入ると寒い。15時前に下山したが上野原駅行きのバスを40分ほどまち、16:53に上野原駅に着いた。
山の手前の集落に咲いていたロウバイ 要害山への急な上り
要害山山頂からの富士山 要害山山頂で全員
右手前が出発地点、1が要害山、あとは番号順に歩く、ゴールは真ん中下のバス停
今回は、記録の上手な「キヨシ君」が記録をとっていたので、それを転載します。
------------------------------------------------------------------------------------
鏡渡橋[9:05発] →(20分)→ 山ノ神社[9:25-30] →(35分)→ 要害山10:05-30、山座同定]
→(15分)→ 570m地点[10:45通過] →(35分)→ コヤシロ山[11:20-25]
→(35分)→ 十文字峠[12:00-30、昼食] →(35分)→ 二本杉山[13:05-10]
→(25分)→ 十文字峠[13:35-40] →(55分)→ 稲荷神社[14:35-40]
→(10分)→ 和見入口バス停[14:50着]
要害山は、山梨百名山に入っている同名の山が甲府市の北にあるが、これとは別の山で、上野原市にある標高536mの山だ。雑誌「新ハイキング」で紹介され、新ハイキング選書「バリエーションルートを楽しむ」にも載ったので、最近は歩く人が多いようだ。
中央線で上野原駅に8:08に着き、8:28発の飯尾行のバスに乗る。15分ほどで鶴川に架かる鏡渡橋を渡る。その手前から左手正面にお椀を伏せたような形で山頂に目立つ木が生えた山が見える。これが要害山だ。
まず、シルバコンパスを使って周りに見える山の山座同定をする。その後ストレッチをしてから出発する。しばらくは人家と畑の間の舗装道路を歩く。畑に蝋梅の黄色い花が咲いている。道が舗装でなくなって少し行くと神社に上がる階段に出る。上に赤い鳥居が見える。お参りをしてから神社の裏手を抜けて登山道に下りる。
すぐに分岐があり、左が「要害山秋葉大権現」と書かれた標識がある。しかし、2万5千分の1地形図にはここから先のルートは書かれていない。
少し登ると急な斜面に付けられたジグザグ道を登っていく。頂上に着くと結構広い。祠とベンチがある。富士山がよく見えるが少し雲が掛かっている。北側に見える山々の山座同定をするが、距離感が難しく、二本杉山や権現山はすぐ近くに見える。その先に見える奥多摩の笹尾根に目が行ってしまう。天気が良く風もなく穏やかなので気持ちが良い。
道を西北西にとり、下った所にあるコルに左は大倉、右は登下(とっけ)、正面は権現山・用下と書かれた標識がある。登り返すと570m峰だ。このあたりはいかにもバリエーションルートという雰囲気で道幅が狭く両側が切り立っている。倒木も多い。このピークからは展望があり、これから行くコヤシロ山と思われる山が見える。
もう一度下って登り返したピークには小さな祠があり、ここからは北向きに急斜面を下る。テープが貼ってあるが落ち葉が多くルートが分かりにくい。下りきったコルには右に登下に下る道があり、波トタン板で囲われた小さな祠がある。もう少し先にも同じような祠がある。
小ピークを1つ越えて登った所がコヤシロ山だ。木々に覆われて展望はない。中央の木に「コヤシロ山」と書かれた黄色いテープが貼ってある。この山からは登ってきた南に延びる尾根と東に延びる尾根と西に延びる尾根がある。ルートは西に向かう。
2つめの小ピークで方向を北西に変え、登りきった所で墓村からの道と合流する。ここからは2万5千分の1地形図に点線の道が載っている。しかし、墓村からのルートは地図上では尾根を登ってきているが、実際には少し南をトラバースして来ている。付け替えられたのだろうか。
東向きに進んで行き、トラバース状に沢を回り込んで進む。沢の源頭からちょろちょろ水が出ている。十文字峠の少し手前で道の脇に植物のシモバシラの氷花ができている。シモバシラは雪寄草ともいうそうだ。この辺りだけ日当たりが悪いのか気温が低いのでできるのだろう。
十文字峠はコル地形ではなく、尾根筋の道とトラバース道が交差した所だ。ここでちょうど12時になるので昼食とする。
風が次第に強くなってきて気温が下がってくるが、せっかくなので、二本杉山まで往復することにする。よく整備されたなだらかな道を登っていき、用竹から権現山に至る尾根にぶつかり、少し東に行くと二本杉山に着く。このピークには908.9mの三角点があるが、なだらかで杉の木がたくさん生えた所で頂上らしくない。ここには「二本杉山」と書かれた赤いテープが三角点付近の杉の木に貼ってある。
寒いので5分ほどで下山を開始する。十文字峠からの下りではピークやコルのポイントごとに地形図で現在地を確認しながら下る。2万5千分の1地形図ではずっと芦垣尾根沿いにルートが書かれているが、途中から西側のトラバース道となり、道が付け替えられているようだ。次第に広い登山道となり、民家が見えてくると稲荷神社に着く。ここからは舗装道路で、下って行くと国道20号線の和見入口バス停に着く。バスの本数が少ないので40分ほど待つことになる。
上野原駅16:06発の中央線電車に乗り、高尾駅で乗り換えて八王子に着く。小生以外の皆さんは駅近くのお店で反省会だが、小生は失礼する。後からの連絡によれば「黄金の蔵」という居酒屋で盛り上がったとのこと。
------------------------------------------------------------------------------------