ほはとの日誌

個人の日誌として利用

唐松岳~不帰ノ嶮~鑓温泉②

2008-08-06 | みろく
6日。朝早く起き、食事は弁当にしてもらい出発。不帰ノ嶮の3峰と2峰の間で朝食を取る。下の写真の鞍部。

不帰ノ嶮が前方に見える(前日に唐松岳山頂より撮る)
見える箇所はまだ歩きやすい所で右のガスの中が難所。

ここからは岩稜が次々とつづき、まったく気が抜けない。今回は下りなので、一層注意が必要だ。すべって転んだりすると一巻の終わりとなる。
ところがなんと、我々パーティ4人のあとから二人連れのパーティが来ていて、若い一人が最後に歩いていた私のすぐ後ろに来たなと思ったら、その人が岩に足を滑らし、私のすぐ右をリュックを下に宙に浮いて、下に落ちた(約4m)。下にちょっとした平たい場所でそこで止まって、右側へ落ちそうになったところを私の下に居たメンバーがリュックをつかんで大事故とならずに済んだ。落ちた人もどこも怪我をしなかった。落下した人が私や仲間にぶつかったら、間違いなく、こちらが被害を受け、大トラブルに巻き込まれるところだった。
こんなこともあり、これ以降我々も一層慎重になり、不帰ノ嶮を降りきった時には本当にホットした。
そこからは天狗の大下りを登る。このころには曇り空から日が射してきて、暑くて大変だった。
天狗の頭で休憩をしたあと、天狗山荘につき長い昼食休憩をする。ここでは雪渓の雪解け水を飲むことができ、湯をわかしレモンティーを飲んだりしてゆっくりする。
ヨツバシオガマ(花の後ろに雪渓が見える)

ウルップソウが丁度咲いていて、感激する。
ウルップソウ

きょうは高山植物をみたり、多少体調の悪い人もいるので、白馬鑓ケ岳に登るのは断念し、白馬鑓温泉に向かう。下山と途中はお花畑があり、キンポウゲ、チングルマ、サクラソウなどの群生を見ることができた。
チングルマの群生地

小屋近くまできたころに急に雨が降ってくる。雨具上下をつけ、くだる。小屋には14:20ころつく。
早速、温泉に入る。露天風呂は男女混浴だが、実際には男性のみ、女性は20:00~21:00まで女性専用になるのでそのときに入ることとなる。温泉の湯の温度は43度くらいと熱くて長く入れない、小生は翌朝の4時過ぎにもまた温泉に入る。
鑓温泉の露天風呂(20人も入れるくらい広い。右上が脱衣場)