放菴日記抄(ブログ)

これまでの放菴特集・日記抄から「日記」を独立。
流動的な日常のあれこれを書き綴ります。

お山のジオラマ6

2010年07月27日 10時31分47秒 | あんなこと、こんなこと、やっちゃいました
 はげ山にだいたいの山道(古径)を配してから、フォリッジ(緑色のスポンジを細かくしたもの)を貼り付けてゆく。これ、一見フリース素材からホロけた毛玉にも見える。実際大して変わらない素材なのかもしれない。

 周辺の山や谷(山道に関係ない部分)にばさっとフォリッジをかぶせると、一気にはげ山だったものが緑芽吹く夏山に豹変する。
 おおー、いいじゃんコレ!

 と、しばらく眺めていたが、だんだんソレが不自然に見えてくる。
 何カガ違ウ・・・。

 せっかく細かく再現した山の起伏が、モコモコのフォリッジで凸凹もなにも判らない。
 フォリッジをかぶせたところだけまるでカーペットのように平坦になってしまったのだ。
 ぐわーん、せっかくの等高線が台無しやー! 

 しかも、ぺろりとはがれて山肌むき出しのところまである。

 やっぱり何事も細かく丁寧にやらないとダメなんだねぇ。

 気をとりなおしてカッターを出す。フォリッジをジョキジョキ切り裂いて、凹みをつける。
 切ったフォリッジは足りないところへ足してゆく。
 凸凹にそってボンドを足してゆく。そこへあらためてフォリッジを押し付ける。
 こういう作業を繰り返す。なんどもなんども、山の凹凸が浮かんでくるまで繰り返す。そうするうちに次の工程のヒントが浮かんできた。

 このカッター、山道のところでも使える。
 多分、実際の山道なんてものはうっそうと茂った森の中だろう。上から山道を見ようったって、そうウマクは行かない。じっさい航空写真でもこのあたりはただの森にしか写っていない。
 けれどジオラマではそこを判りやすくしないとイミがないわけで。
 だったら、かぶせたフォリッジをあとから少しづつ切り取って、さりげなく道筋がわかるようにすればどうだろう。

 山肌から道を浮かび上がらせるのはまずカラーパウダーの出番。そこへ森をかぶせて、さりげなく山道を覘かせるように仕上げれば、リアリティーも増すだろう。

 アイデアが浮かぶと楽しみも増える。
 ワクワク&気が急いている状態ってのが人間一番幸せなのかもしれない。
 
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