放菴日記抄(ブログ)

これまでの放菴特集・日記抄から「日記」を独立。
流動的な日常のあれこれを書き綴ります。

東日本大震災~The Life Eater28~

2011年06月14日 01時22分46秒 | 東日本大震災
 やっぱり今、名のある政治家さんたちは、みんな役立たずだと思う。

 誰よりも役に立っていないと思う。
 「みんな誰もがオールジャパンで行こうと思っている。思っていないのは政治家だけだ。」
 とはテレビで聞いた誰かの弁。

 側近は首相降ろしに精を出す。野党は与党に帰り咲こうとして復興には手も貸さない。
 挙句の果てには超党派による内閣不信任案の提出だ。こういう時期にそーいうことしてるバヤイか? ムダなエネルギーを国民の血税で浪費しないでほしい。

 みんな役立たずだ。
 自分にできることは何かと考えたときに、「やっぱり政局だ」と思っている人は、やっぱり「復興」から一番遠くにいる人だと言わざるを得ない。
 被災地から見れば「政局」はまるで他所事だ、逆に政治家さんにとっても「震災」は他所事なんだろな、と思ってしまう。

 おそらく、このことは、政治家さん自身が一番気にしていることではないか。
 それゆえ、国会中継や予算委員会などで聞かれる怒号や野次は、なぜか「焦り」や「嫉妬」にも似た感情を想起させる。
 これは集団ヒステリーかもしれない。
 政局や政治活動というものを「シゴト」と言っていいものかは判らないが、それにしがみついているのはまさに「ワークホリック」である。どんなに崇高な行いであっても、執着や依存に置き換わってしまったものは、やはり醜悪なのである。

 
 阪神淡路大震災のとき、突然辞任した某政党の党首は国民の失望を買った。
 こういうことは16年たっても言われてしまう。
 今般の内閣不信任案提出に頂潮を見た一連の内紛・外紛は、おそらく東日本大震災とともに100年語り継がれるだろう。

 僕はこのことを「備忘録」としてここに書き添えておきたい。 
コメント
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