朝日新聞への投稿短歌・俳句で「原発」、「原爆」に関連して詠まれたものを抜き書きした。
40年を根拠なく70年に ならば議事堂前に原発を
(京都市)森谷弘志 (1/15 高野公彦選)
あれだけの地獄を語るヒバクシャの声おだやかであるが尊し
(アメリカ)大竹幾久子 (1/22 永田和宏選)
原発は可能の限り低減と言ひしが今は増設を言ふ
(前橋市)荻原葉月 (1/29 佐々木幸綱選)
「なぜ原発推進ですか、あたしまだ避難中です」フクシマの人
(埼玉県)大久保知代子 (1/29 高野公彦選)
双葉町の帰還かなはぬ屋内にのこる暦は前の卯の年
(埼玉県)酒井忠正 (1/29 永田和宏選)
聴こえます底の底ひに固まりて呻(うめ)くデブリの重たき声が
(福島市)美原凍子 (2/5 高野公彦、馬場あき子選)
年末に今年の漢字が「核」の字にならないことをひたする願う
(市川市)末長正義 (2/5 馬場あき子選)
福島のただ過ぎてゆく年惜しむ
(福島県伊達市)佐藤茂 (1/15 長谷川櫂選)
ふるさとをなくしたままの冬ふかし
(福島県伊達市)佐藤茂 (1/22 長谷川櫂選)
核の無き八十億の春を待つ
(福島県伊達市)佐藤茂 (1/29 長谷川櫂選)
福島の来ぬ春を待つまちぼうけ
(福島県伊達市)佐藤茂 (2/5 長谷川櫂選)
(写真と記事は関係ありません)
街歩きや山登り……徘徊の記録のブログ
山行・水行・書筺(小野寺秀也)
日々のささやかなことのブログ
ヌードルランチ、ときどき花と犬(小野寺秀也)