朝日新聞への投稿短歌・俳句で「原発」、「原爆」に関連して詠まれたものを抜き書きした。
線量の測定続くふるさとの汚れても山汚れても川
(福島市)安斎真貴子 (2/28 永田和宏選)
爆死者の目が開きこちら見ていたと語る被爆者条約発効
(神戸市)塩谷涼子 (2/28 永田和宏選)
原発の避難経路とされし道どれも深々雪の降り積む
(村上市)鈴木正芳 (2/28 馬場あき子選)
避難区で牛の死肉で生き延びた仔犬がすでに老犬の今
(福島市)安斎真貴子 (2/28 佐々木幸綱選)
弥生忌や十歳の子がもう二十歳(はたち)汚染水タンクはもう千基
(福島市)美原凍子 (2/28 高野公彦選)
フクシマを捨てて避難の転々と中野、杉並そして国立
(国立市)半杭螢子 (3/7 高野公彦選)
10年かあ いろいろあったなあの日から避難したよな助けられたな
(南相馬市)佐藤隆貴 (3/7 永田和宏選)
フクシマの浪江町偲び「ふるさと」を避難地いわきに歌いて十年
(いわき市)守岡和之 (3/21 馬場あき子選)
三・一一生者に重き十年目
(佐倉市)杉山勝利 (3/14 長谷川櫂選)
遠景の端に原発桜貝
(栃木県壬生町)あらゐひとし (3/14 高山れおな選)
汚染土のおとぎばなしのおぼろかな
(福島県伊達市)佐藤茂 (3/21 高山れおな選)
フクシマの老いし十年震災忌
(長野市)懸展子 (3/21 高山れおな選)
街歩きや山登り……徘徊の記録のブログ
山行・水行・書筺(小野寺秀也)
日々のささやかなことのブログ
ヌードルランチ、ときどき花と犬(小野寺秀也)