鏡面界 - 魚食系女子の気まぐれ雑記帖

お魚料理を中心に、呑気にまったり、寄り道・迷い道の日々。。

ウスメバルの兜煮, 煮凝り

2013年07月12日 | 料理 魚類


ウスメバルの兜煮, 煮凝り


今日は、ウスメバル ( Sebastes thompsoni, Jordan and Hubbs,1925 ) の兜料理を食卓に乗せましょう。

北陸では、「ヤナギハチメ」。 関東では、「赤メバル」とか「沖メバル」と呼ばれ、評価の高いメバルね。
学名 [アカメバル] という別種のもいるので紛らわしいわね。。

ウスメバルは、クロメバルと並び、流通量はとても多く、一年中安定的に入荷があり、お馴染みです。
普通メバルと言えば、このウスメバルとクロメバルの事と考えて良いと思います。




今日の一品は、一般的な兜煮付けなんだけど、一晩寝かせて煮凝りにしています。

お魚の煮物、兜煮付けなど、造ってから一日寝かせた方が美味しい、という事を言う人もいますね。
煮汁が芯まで染み込んで、煮汁のカドが取れて味が馴染むので、より滋味深い味わいが楽しめます。

煮汁は冷めるとその成分から固まり、「凝る」という状態になります。
これを、器に注いでゼリー状にした「煮凝り」という料理にして提供するお店もありますね。




今回の煮付けは、特に容器に入れて固めたものではなく、普通にお皿に盛りつけて冷蔵庫で「凝らせて」います。

ただ、この一晩寝かせるのはどんなお魚でもOKというものではなく、
ものによっては寝かせると臭みの出るタイプのお魚もあるので、注意は必要ですね。




凝ったメバルの兜を、溶けないうちに、さっと撮影を済ませて冷たいまま頂きました。

ゼリー状に煮凝った煮汁ごとスプーンですくって味わう冷たい煮物もなかなか乙なもの。
爽やかで、とても粋な食べ方ではないでしょうか。

煮汁は、ゼリー状で味わう事を前提にした味付けが必要です。
一晩寝かせると、味覚が濃くなりがちだから、普通の煮付けよりかなり薄味に調整するのがポイントです。
好みもあるので、いろいろ試してみてくださいね。。




ウスメバルの兜煮凝り、とても美味しかったです。

暑い夏には、こんな涼やかな味わい方も良いものですね !





ウスメバルの胃袋の湯がき

メバルの胃袋は肉厚で弾力があり、とても食感が良いです。
良く洗浄して湯がいてから輪切りにする方が切り易いわね。

ポン酢で味わいましたが、ホロ苦い味覚が箸休め、酒肴に最適ね。




ウスメバルの肝の煮付け

毎度お馴染みの肝の煮付け。
今回は、生姜、大蒜、唐辛子と、たっぷりの葱とズッキーニで煮付けてます。

メバルの肝は、苦味は少なめで、コクがありとても味わい易く安定的に美味しいです。




肝は栄養価が高い素晴らしいものなんですが、かなり強烈なので食べ過ぎはご注意くださいね。
わたしは、例によって「たしなむ程度」に留めてます。 ホントかしら? (笑)



ウスメバルの兜煮凝りと、お宝セット、今日もとても美味しかったです。

ごちそうさま~。(^_^)/






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麦いかと茄子の宇都宮焼きそば。。

2013年07月12日 | 料理 麺類



麦いかと茄子の宇都宮焼きそば。。


ご当地ものは色々あって面白いですね。

伝統的なものをリバイバルさせたり、地産の食材を使った意欲的なものから、
突拍子も無い受け狙いのものまで、百花繚乱、玉石混合の世界です。

でも、このブームもそろそろ頭打ちで、徐々に下火になりつつあるように感じてるわ。
いったいどれが消えて、どれが残るのか、そんな結末も興味深いな。。




宇都宮焼きそば は、現地で味わった事があります。

ごっつい太麺の田舎風焼きそばで、イカとキャベツの焼きそばに目玉焼きを乗せたものでした。
少しソースが濃い口でわたしの好みでは無かったのですが、もっちり太麺は食べ応えがあり、美味しかった記憶があります。




今回、たまたまその宇都宮焼きそばの太麺を入手したので、早速調理してみたの。

夏になると、麺類を食べる事が多くなるのよね。 何故なんだろう?




宇都宮焼きそばは、烏賊というイメージがあるので、今回は、麦いかを使ってみたの。

ぶっとい太麺に、ちっこい麦いかは少しインパクトが弱かったかしら?
もっと大きく切り分けるか、思い切って丸ごと使うくらいの方が良かったわね。




毎日味わっている茄子も登場。

焼きそばとは別工程で、丹念にガーリック炒めにしたものをトッピング。
これはとっても美味しかったわ。満足、満足。。ニッコリです。


今晩はここまで、ではまた明日。

おやすみなさ~い。






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