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イバラエビ [ イバラモエビ ] ( 茨藻海老 / 鬼海老・茨海老・ゴジラ海老・モヒカン海老 )
- Lebbeus groenlandicus (Fabricius,1775) -
今日の食卓にはイバラエビ ( 標準和名 : イバラモエビ ) を乗せましょう。
強烈な棘 (額角) がモヒカンの様に発達した独特のスタイルの海老です。
身体中、刺々しくて食べづらい海老なんだけど、味覚が素晴らしく、評価の高い海老なんですよ。
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比較的北方生息の海老で、山陰から北海道まで主に日本海側で水揚げがあります。
水深200~300mの深海に生息する深海海老という事もあり、
蟹カゴ漁が盛んな日本海側で、蟹に混じって水揚げされる事が多いようです。
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モエビの仲間としては最大の種類で、10センチを超えるほど大きくなります。
しかし通常流通するのは縞海老から牡丹海老クラスの中型サイズが多いようです。
あまり水揚げ量が多くないので、たまにしか見かけないけど、とても美味しい海老なので見かけたらゲットしたいですね。
価格は、希少な割に高価という程では無く、縞海老クラスと同等から、ちょっと高いくらいでしょうか。
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イバラエビのお刺身
イバラエビは、お刺身も加熱調理もとても美味しい海老です。
入手の機会は多くは無いけど、いつもお刺身と天麩羅で味わっていますね。
お刺身の味覚としては、甘海老(ホッコクアカエビ)と、縞海老(モロトゲアカエビ)の中間的な感じでしょうか。
トロっとした食感と、プリっとした歯触りのバランスが絶妙です。
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味覚は、クドい甘さはなくて、爽やかな旨味がたっぷり、といった感じ。
この味覚は、寿司ネタなどにも良く合いそうですね。
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ちなみに、加熱調理をしても、この海老はトロっ、シコっとした食感、味覚が残り美味しいです。
甘海老などは、揚げたりすると、生の粘りつくようなトロみが無くなり、
パサ付き気味の粉っぽい感じに一転してしまうのとは大違いです。
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難点としては、とても殻剥きが面倒という事でしょうか。
とにかく、全体に細かい棘があり、これがチクチク・・・とても痛いんですよね。
慎重に殻剥きしないと手が傷だらけになりヒリヒリ痛いですよ~。。
しかし棘さえ気をつければ、殻と身の身離れは良いので、その点は救われます。
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イバラエビのカプレーゼ
続いて、バジル、フレッシュモッツァレラ、トマト と併せて、
バジルの叩きソースを造って、Ex.バージンオイルと塩・胡椒でカプレーゼ風にして味わいました。
わさび醤油で味わうのと違い、急にイタリアンな感じに変身ですね。
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こちらは、殻を剥き、背側から開いて使ってみました。
甘海老、縞海老同様に、こうしたイタリアンテイストのお刺身も美味しいですね!
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トロっとした生モッツァレラと、プリっとしたイバラエビの食感が素晴らしいです。
オリーブオイルとバジルのコラボも素敵です。
こっちは、白ワインでも開けて、堪能したいですね !
っと、いう事で、今日はノーマルのお刺身とカプレーゼと併せて頂きました。
引き続き、次回は加熱料理をアップしますので、ご期待ください~。
では、また!
またまた余談ですが、「寿司ネタ」と「寿司ダネ」どっちが正しいのでしょうか?
ネットで確認すると、両方使われていて、「寿司ダネ」が正解という事を書いている人もいるし、
逆に「寿司ネタ」が正統と書いている人もいます。
わたしは、漠然と「寿司ネタ」を使う事が多いのですが、どっちが正しいのか悩んでしまいます....。
詳しい方、おられましたら教えてください。。
日本語って、難しいわ.....
最後まで読んでくれてありがとう。また、暇な時にでも遊びに来てくださいね。
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剥き身がとても美味しそうです。海老味噌も美味しいのかしら?
我が家の連れ合いは、海老が大好物なの。カニや貝より、何が何でも海老なのよねぇ。
時々揚がってるけど、かなり美味な海老で、ツウ好みだと思うよ。
もう少しまとまった漁獲があると売り易いんだけど、少しずつしか獲れないのが残念だね。
大きいのは、結構な値段が付くけどなぁ。
北関東に「鬼エビ」の流通がある事にびっくり!
ネタというのは、「話のネタ」などカタチのないものに使い。
「タネ」はカタチがある。
そう思うけどなぁ。(裏づけ根拠なし・・)
秋になって食欲モリモリ、食べまくっておりまする。(笑)
この海老は見た事もないわ。
棘が凄いのね、ウルトラマンに出て来る怪獣みたい。
わたしは「寿司ネタ」に一票。
どちらも聞くけど、良く行く寿司屋のお兄さんが「ネタ、ネタ」といってるから・・。
こんなえび見たことないわ
カニにもエビにも 目がない(貝にもね)
カタナンケさんとしては ぜひ
味わってみたいわ~
生でイタリアン、、というのも 興味深いです~
わたしは 「寿司だね」がいいかな、、
種からきているようだし、、ね~
>イバラエビ
なのに食べたこと、ありませーん(滝汗)
鶲さん、指チクチクさせて剝いてくれたん?
美味しいもんを食べさせたいっていう料理人魂を感じまっす!
和も伊も美味しそ~♪
プリっとした食感と、甘い旨みが写真から伝わって来ます。
明日、入手が容易な縞エビを買ってきて、真似っこしてカプレーゼで食べてみますね~♪
イバラエビは美味しいのよ。特にお刺身が絶品です。
そうそう、海老味噌について書かなかったわね。もちろんコクがあって美味しかったわ。
でもね。普通の海老みたいに殻に齧りつけないので、蟹スプーンでほじくり出して味わいました。(笑)
面倒だけど、美味しいものを味わう為には、我慢も必要です。(笑)
鬼海老ですか? いろいろな呼び方があって面白いわね。
もう少し纏まって水揚げがあると競りにかけやすいのにねぇ。
関東は、「ネタ」を使う人の方が多いようなきがしてるんだけど.....。
このエビはなかなか流通は無いのですけど、見つければ迷わず買ってます。
殻を剥くのは厄介だけど、美味しいですからねぇ。。
しょこら~ふさんは、ネタに一票ね!