春飛 - ハマトビウオ のお刺身
Cypselurus pinnatibarbatus (Franz, 1910)
すっかり春めいてきた今日、若葉の芽吹いた街路樹を眺めながら
てくてく歩いて、魚屋さんに出かけて来ました。
そしたら、物凄く立派なサクラマスが三尾も入荷していて
思わず嬉しくなったのではありますがぁ・・・・
大きな仕事を成し遂げたとはいえ、入金は来月末で、しかも手形払い(泣)
その大仕事の為、細かい仕事は全て断ってしまったので、
今月末のわたしの財布は、軽いこと、軽いこと・・。(何時も軽いけど。)
恐る恐るオヤジさんに値段を聞くと、
「本ますかい? 、一本2500円」だってさ。(泣)
悲しそうにうつむいていたら、「しょうがない2200円」って言ってくれたんだけど、
「もうひと声」ってせがんでみたの、1800円なら何とかと思っていたので・・。
「だめ、だめ、明後日おいで」だってさ。
あんまりしつこいと、年末にお歳暮でヒラマサを貰えなくなっちゃうからなぁ。
あ～あ、諦めるしかないかぁ。
仕方ないので、隣のトビウオ、一尾200円にしたのであります。。
オヤジさんったら、余りにも不憫だと思ったのか、捌いた「柳の舞」のお刺身を御馳走してくれたの。
捌いてない柳の舞なら、買いたかったのに・・・、今日はツイてない。
わたしは、魚は自分で捌いて味わうのが趣味なので、捌いてあるのには興味が無いの。
とはいえ、久しぶりの柳の舞は、プリプリに身が締まっていて美味しかったなぁ～。(^_^)
美味揃いのメバルの仲間の中でも、トップクラスの美味しさね。
思わず、半身分くらいガッツリ頂いちゃいました。
流石にずうずうしい私でも、たっぷり御馳走してもらって、たった200円では申し訳ないので、
帰り際に、クロメバル400円も買って、とぼとぼ歩いて帰宅となりました。
サクラマスといえば、ちょっと前、はるさんが大きなのを釣り上げた写真をアップしてました。
「ひたきさん、どぉ? おいしそうでしょう? 羨ましいでしょう?」
なんかそう言われている様に思ったものです。
「はい、とっても、とっても、とぉ～～っても、羨ましいです。はい。」
そういえば、わたしが仕事に追われて大変だった間に、待ち望んでいた「ごっこ」が数回入荷したんだって。
あ～あ、今年はごっこを味わないまま、春を迎えてしまったわ。
ホントにツイてないや。
そんなわけで、今日は飛び魚です。
春に漁獲されるので春飛、とか断面の形状から角飛と呼ばれる [ ハマトビウオ ] です。
春先に伊豆諸島あたりから入荷する春の風物詩。
べらぼうに美味しいとかいう味覚ではないけど、いかにも春らしい爽やかさが魅力です。
体長は50センチを超え、トビウオとしては一番大きい種類なので食べごたえも充分ね。
上下非対称の尾びれ。
長くて硬い下側で海面を叩き、大きく羽ばたいて空を飛ぶのね。
生物の進化って、とても興味深いわ。
今日は、これからフテ寝です。(泣)
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