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アオヤガラの塩焼き
大量入手して、パーティーに使ったアオヤガラ。
味見と言う事で、10尾ほどを色々な料理に挑戦してみました。
今回は、その最終回、塩焼きであります。
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良く似たスタイルで、もっと太く大きいアカヤガラというお魚がいますよね。
そのアカヤガラは、大変な美味である事で知られ、超高級魚のひとつに数えられているの。
その突飛なスタイリングはインパクトがあるし、一度味わうと味覚も印象的なもの。
でも、残念ながら、アオヤガラは、アカヤガラほど評価されないお魚なんです。
逆に、アカヤガラの高い評価が、オアヤガラにとって必要以上に評価を引き下げる結果となってしまっている様に思います。
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塩焼きにするのに、まずは二等分にブツ切り。
前半部分は、長いクチバシで、食べるところは殆どないわね。
開いて干す事も考えたけど、そこまでしないで、単純に二等分しただけにとどめたわ。
水っぽいお魚なので、暫く吊るし干ししてから焼いてみたの。
基本的に、水っぽい魚は、半日から一晩くらい干した方が、身が締まり、旨みも濃縮して美味しいものですね。
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焼いて味わってみる。
一晩干したのに、まだまだ水っぽいお魚でした。
口に含むと、まずその皮目の香ばしい味覚が素晴らしかったわ。
ややクセがあるけど、嫌らしいものではなく、風味が高いと表現できるものだと思います。
これが、アオヤガラの一番の売りでしょうか。
魚肉の方は、残念ながら完全に味覚不足ね。
旨みも、甘みも感じられず、淡白極まりない残念な物だったわ。
正直言って、薄塩だけの味付けではつらかったです。
もう少しキツい調味料を使わないと美味しく味わえないわね。
総論として
アオヤガラは個性的なスタイリングですけど、味覚は平凡。
出汁もさほど良いものでも無く、身は淡白すぎ、旨みも感じられず。
不味いお魚ではないけれど、好んで入手して食べたくなるようなお魚ではないわね。
想定内ではあったけど、まあこんな結末となったとさ。