鏡面界 - 魚食系女子の気まぐれ雑記帖

お魚料理を中心に、呑気にまったり、寄り道・迷い道の日々。。

花ニラ

2012年08月26日 | 料理 野菜

花ニラ




今日は、先日入手した花ニラを食卓にのせましょう。

淡い柔らかそうな蕾を付けた愛らしいスタイルが魅力的です。
質実剛健な強面の葉ニラは、男性的ですけど、花ニラは、優しそうで女性的な雰囲気ですね。



花ニラは、茎が伸びて蕾をつけた状態のもので、普通の葉ニラと同一の植物です。

同じ名前の花韮という鑑賞用の花もあり、混同され易いですが、その花韮とは別物ですね。

ちなみに、この鑑賞用の花韮は、毒性を帯び、食べると下痢や吐き気に見舞われるとされています。
猛毒という程ではないみたいですが、気を付けたいですね。

と、いってもスーパーなどに食用として売られている今回の物などは、もちろん、その毒性のあるタイプではないです。




その別種の植物と混同する人が多いのか、今回の花ニラには、「全部たべられる」と但し書きが見られます。

炒め物、和え物、汁物などで食べるのが普通の様ですね。



花ニラのガーリック炒め


まずは、シンプルにガーリック炒めにしたわ。

パスタのアーリオ・オーリオを造るの要領で、オリーブ油で大蒜と唐辛子を炒め、風味出し。
その後、花ニラを投入して、さっと炒めました。



通常の葉ニラよりかなりマイルドでクセが弱いですね。

食べやすいけど、香味大好きな韮好きの人には、少し物足りない鴨です。

食感・歯触りは、逆に葉ニラより、硬くしっかりした噛み応えなのは意外に感じます。


花ニラとミズダコのアンチョビペーストソース炒め



続いて、お浸しを試みたのですが、やや青臭く、私のストライクゾーンから外れたモノになってしまいました。
わたし的には、どうやら炒めた方が好みみたいですね。

と、いう事で再び炒め物。

ミズダコを削ぎ切りにしたものと、大蒜 + アンチョビペーストで炒め合わせました。



これは、とても美味しかったわ。
花ニラは、少し味覚的に個性が足りないので、アンチョビなどのプラスアルファの味覚を加えた方が良いみたい。

この組み合わせでパスタにしたら、結構イケそうな気もするわね。

ミズダコのコリコリした食感と、花ニラの硬めの食感が、なかなか良いコラボになっているように思います。



個人的な総合評価としては・・・、普通の葉ニラの方が良いかな、というのが結論。
もともと、香味大好き人間なので、ニラ特有の強いアクや個性を求めてしまいがちですね。

花ニラは、見た目が可愛いので、オシャレなパスタなどに使うのが良さそう。
雰囲気が、とてもポップで明るいので、洋風料理向き鴨ね。



何時も応援ありがとうございます m(_ _)m

また、今日も、ぽちっとクリックして頂けると嬉しいです。
宜しくお願いします。

. ブログランキング・にほんブログ村へ

真ゾイ ( タヌキメバル ) の煮付けと、塩焼き

2012年08月26日 | 料理 魚類

真ゾイ ( タヌキメバル ) の煮付け
- Sebastes zonatus Chen and Barsukow -


お刺身に引き続き、今日は煮付けよ。
これ以上ないというシンプルな煮付け。

真ゾイは、とにかく煮付けが最高なの。
特に醤油との相性が抜群で、しっとりとした肌理の細かい味覚が味わえます。
そして、魚肉がプリプリ、シコシコしていて食感がとても良いのも素敵なの。
煮付けてこんなに美味しい魚は、そうは無いわね。



今日の食卓なんだけど、ちょっと配色的に地味でしたね。
シックで落ち着いたヘルシーな食卓なんですけど、インパクトが弱いわ・・・

煮付けに同席しているのは、花韮とミズダコのガーリック炒め、焼き獅子唐に削り節+唐辛子辛味噌



我が家の花壇に茂る獅子唐は、食べても食べても全然減らないの。
毎食食べているけど、大好きなので飽きないわ。

やっぱり、獅子唐は焼いて醤油で食べるのが一番好き !


真ゾイ ( タヌキメバル ) の塩焼き


塩焼きも食べたわ。
ウロコを引いて、内臓とエラを取り除き、振り塩して3時間くらい軽く風干し。

三時間でも干す事で、水分が抜け、味覚が濃厚になります。
冬だったら、一晩干し晒すのですけど、この時期は気温も高いので、ほどほどにしないとね。。

塩焼きも、とても美味しかったけど、もう少し焦げ付くくらい焼いた方が良かった鴨ですね。



真ゾイ ( タヌキメバル ) のお刺身の掲載は、⇒ こちら









「ファストフィッシュ」というのが、話題になってますね。
食生活における魚離れを解消する目的で水産庁が音頭取りで取り組んでるという事です。
パックやトレイに半調理された魚介商品を64点をブランド指定。
手軽に、簡単に、という商品で消費拡大を狙うという。

わたしには無縁の「ファストフィッシュ」なんだけど、興味はありますね。
でも、味付けが誰でもそこそこ満足できる平均的な物になっている訳で、そこは物足りないです。

骨を取り除いた秋刀魚だとか、中骨の無いカレイ、真空パックのなめろうなど・・・。
そんなに手間のかかるものではないし、そこまでしなくても、なんて思うわたしは少数派 ?

料理ブログを色々見回しても、相当時間をかけて拘った料理を造るブロガーでも、
本格的に魚を捌いて調理する人は少ないですね。

そんな時代の趨勢に逆らって、今日もわたしは魚を捌き、魚食生活を楽しんでいるのであります・・・。





何時も応援ありがとうございます m(_ _)m

また、今日も、ぽちっとクリックして頂けると嬉しいです。
宜しくお願いします。

. ブログランキング・にほんブログ村へ