生体肝移植が選択できた幸福

B型慢性肝炎から肝硬変・肝臓癌となり生体肝移植を受けることとなった医師によるブログ

術後8日目

2009-01-04 14:29:29 | 生体肝移植(初回入院)

写真は全身に出た、蕁麻疹の写真で、結構かゆいです。

このころから、腰・肩の痛みが慢性化してきて、同じ姿勢でいると、カッチカチになってしまうので何かいい方法は無いか探していました。

妻が持ってきた、20cmぐらいの空気の調節ができるボールも非常に良かったのですが、テニスボールを買ってきてもらって、それを痛いところに押し付けて寝ると、気持ちいいのです・・ しばらくお世話になっていました。

午前中に、車椅子で写真を取ってきたら、その勢いで洗髪をしてみました。これだけでハカハカになってしまいましたが、非常に気持ちがよく、その後久しぶりにぐっすり寝れました。

午後に、生検の結果について説明されましたが、軽い拒絶反応なので、ステロイドパルス療法を開始して様子を見ることに。その日の夕方より開始となりました。

この治療で高血糖になり糖尿病を合併される方もいるのですが、幸いにも高血糖状態は認めませんでした(指先をチクッとさして血糖を測定するのは、長い間継続しましたが・・・)

 

兄は、点滴が終了し、経口摂取のみで水分・栄養分を取るようになりました。でもストレスはまだまだ大きかったようです。

 

夜に腹部エコーを取りましたが(一日3回の測定)、

1)肝動脈は、拍動にあわせて海の波の形に様な波形が認められます(細いのでなかなか見つからないそうです)。

2)門脈は、常に血流があるので、一直線状に波形が認められます。

3)肝静脈は、心臓の近くにつながっているので、その影響で3段状の波形が認められます(移植二日目にこれが平坦に観察され大騒ぎになりました)。

4)胆管は、まったく波形が認められません。

以上4点を中心に見てくれているようでした。

その他、腹水や胸水なども観察されていたようでした。


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