生体肝移植が選択できた幸福

B型慢性肝炎から肝硬変・肝臓癌となり生体肝移植を受けることとなった医師によるブログ

ステント抜去後

2009-01-31 17:41:14 | 合併症の治療(2回目の入院)

ステントを抜いたあとは、発熱少しと膵炎少しで済みました。

驚いたことに、胆汁漏の排液が400ccから200cc台に減少し、茶緑色のものがきれいな緑色になってきたら、突然でなくなってきました。

夜の間に少しずつ出てきて、日中にはほとんど出ない状況になってきました。

それに伴い、便も茶色に・・・・でも相変わらず下痢気味。

前回の採血で気になっていたPIVKAⅡも1/3程度まで減少し、ビタミンK不足のためということになり、精神的にもよい方向になってきました。

なぜ、ビタミンKが足りなくなったのか?良く考えてみたら、手術以後ずっと下痢だったので腸内細菌が安定しないためでしょう?と言う結果になりました。

この日から、整腸剤(ビフィズス菌製剤)を処方追加となりました。

その後PIVKAⅡは正常値に落ち着きました。  よかった・・・・

写真は、胆汁を排出したものをためておく排液バックです。排液量が少なくなり、この程度しか出なくなってきました。一番出ていたときには、このバックの1/3程度溜まっていました。下についているホースのような所から排液します。


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2 コメント

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Unknown (Stern)
2009-02-02 16:47:09
 PIVKAⅡの値が下がって何よりです。 私は腫瘍マーカーはPIVKAⅡでなく、AFPで調べています。知り合いはPIVKAⅡが上下していて、CTでは問題ないのですが、気にしているようです。ビタミンKとの関係も微妙らしく、様子を見てということらしいです。腫瘍マーカーは目安でしかないのですが、気にはなります。
 リストバンド、病院で検査する時は便利ですが、少し邪魔です。あの材質を柔らかいものにはできないのでしょうか、お風呂でも濡れないのはいいのですが。
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腫瘍マーカー (ひさ)
2009-02-02 21:49:16
sternさんこんばんわ。

私の場合は、治療前PIVKAⅡの値が1000を越していて、治療による変化が大きく比較しやすいので、継続してみています。

AFPも高かったのですが、変動が少ないので現在は計っていません。他の胎児性腫瘍などでも上昇してくるので、PIVKAⅡのほうが肝癌に特異的かも知れません。

腫瘍マーカーは、腫瘍のない方でも上下することが良くあります。乳がんのマーカーであるST439などは、術後再発の無い患者さんでも上下することが多く、患者さんが精神的に参ってしまうことが良くありますので、大丈夫なのではないでしょうか?主治医では無いのではっきりした結論は出せませんが・・・

私の病院のリストバンドの材質は、結構柔らかいものを使用していたので、硬さは気になりませんでした。製造メーカーが違うのではないかも知れません?

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