ステント後、PIVKAⅡが上昇したこともあり、急きょCTを撮ることとなりました。
胸部から骨盤部までCTを造影で撮影したところ、明らかな再発所見や転移を疑わせる所見は認めませんでした。
採血に他のマーカー(CA19-9とCEA)を加えて採血しました。
CEAは胃がんや肺癌などの、腺癌と言うタイプの癌で高値を示すマーカーです。これは私の肝臓を切除した後の病理所見で、肝臓癌はほとんど塞栓術で壊死しているが、胆管癌の成分が残っていて、染色法でCEAで強く染まって見えたので確認のため取りました。
CA-19-9は膵臓・胆管癌などで上昇するマーカーですが、膵炎や胆管炎でも上昇するので、あいまいなマーカーです。
CEAは正常範囲でしたが、CA19-9は異常高値でした。胆管炎の併発があったのであまり気にはしませんでした。
やはりPIVKAⅡの変動が最優先確認事項でした。
胆汁漏は、陰圧で引かなくなっても、溜まってこないようなので、このまま経過を見る方針となりました。
写真はそのときのCTで、薄い横断像(輪切り)から、コンピューターで再構成して冠状断で作成した画像です。人間の体を前から見たように切ってあります。白矢印が胆汁漏のスペースですが、拡大していませんでした。
母が、「先生がブログやってるって言うから探して~」と大騒ぎしまして、必死に検索して、やっとたどり着きました。
全部読ませていただいて、本当にすごいなぁと思いました。どうしてこんなに客観的に書けるのかなぁと。
母は、脳転移部分がまた大きくなってきて、「何をしても無理なんだし・・・」と、やる気をすっかり無くしていました。
でも、先生のブログを見て&先日先生に診ていただいたことで「私だって頑張らなきゃね」と、少し笑顔になりました。ありがとうございました。
先生にまたお世話になるのは、本当は気が進まないのですが(苦笑)、その時は宜しくお願いいたします。
個人情報もあるので、細かいことはかけませんが、コメントありがとうございます。
仕事上は、患者さんに厳しいことを言っているのに、弱音を吐いています・・・・
厳しい現実もあると思いますが、今日元気にいられることを感謝し、明日の予定を立てられることが、幸せなことだと思いますので、お母さんにもよろしくお伝えください。
患者さんは、十分にがんばっていますので、がんばれとは言いません。欲を出して、楽しんでください。