労組書記長(←元)社労士 ビール片手にうろうろと~

労組の仕事している勤務社労士がもしや誰かの役に立ってるんかな~と思いつつ飲んだくれて書いてるっす~(* ̄∀ ̄)ノ■☆

英国王のスピーチ ある意味(文字通り)王道な映画やな~

2011-03-02 | 🎥いい映画観てますか?(洋画)
=14 -3-】昨日は珍しく友人たちと一緒に映画鑑賞、映画を見終わって感想を言い合えるってのは楽しいが、その後、飲んだくれてしまうのが困ったこった~。
飲み会のみ参加のキャサリンが「酒は血の一滴や」って言っていたが、今朝の俺は血がすべて酒のようだった・・・(家に帰って盛り上がったテンションのまま風呂上がりにさらに飲んだくれたのが失敗だった~・_・、)


 1936年の英国。国王ジョージ5世の後継として長男のエドワード8世が即位するが、離婚歴のある米国女性と結婚するために1年もしないうちに王座を捨ててしまう。ジョージ6世として王位に就くことになった弟のヨーク公は内気な性格に加え幼い頃から吃音症に悩み、公務でのスピーチは常に苦痛の種だった。そんな夫を優しく励ます妻のエリザベスは、オーストラリア人のスピーチ矯正専門家ローグを見つけ出すのだった。

 折もおり、アカデミー賞でこの作品が、作品賞、監督賞(トム・フーパー監督)、主演男優賞(コリン・ファース)、オリジナル脚本賞(デビッド・サイドラー)をゲットしたことが発表された日に観賞。
今年のアカデミー賞では絶対に「ソーシャル・ネットワーク」が作品賞を獲ると思っていたから意外だったが、下馬評に反して、「英国王のスピーチ」だったのだなあ、ある意味(文字通り)作品だけでなくアカデミー賞も王道だった。
しかし「よく喋る映画」と「うまく喋れない映画」の一騎打ちというのも妙だった(微笑)。
 仕事柄、自分は人前で話すことが多い。

 役職が上がるたんびに、前にして話す対象の人数や格が上がっていくので緊張度も増すのだけど、しかし慣れも増す、だからしゃべり出したらさほど緊張はしていないな。(どっちかというとしゃべる内容を考えている時が一番緊張しているな)
でも何が難しいって、通り一遍の挨拶やスピーチにするんではなくって、ちゃんと聞く人の心に影響を与えるような内容や話し方が出来るかなんだ、ほんと難しい。
そんな意味で、この映画にはずいぶん心が打たれた。


 「よく喋る」と言われている自分だけど、子供のころは吃音にかなり苦労した。
今ではなんとか乗り切ったつもりだけど、それでも咄嗟な時にはどもっている。(人は慌てて噛んでいるだけと思っているようだが)
自分の弟もかなりの重い吃音症で(このジョージ6世くらい)、今でも治らない。
この映画を見て、吃音の原因というのは生まれつきのものではなくて、子供のころの環境だということを実は初めて知った。
まさに思い当たる。
おれも弟ももっと早くにライオネルみたいな人に会いたかった。
自分ではどうやって治したのかなと思い返してみると、「性格を変えた」としか言えない。(強いと思い込む、負けないと思い込む、楽天的だと思い込む・・・)


 コメディだと勝手に決めつけて観に行ってしまったが、それは大きな勘違いだった。
手に汗握ったり、号泣したりというようなことはないのだけど、そこはかとなき感動が随所に散りばめられていて、次第に感動の波が心の中に幾重にも折重ねられたまま、いつの間にか映画が終わっていたという、素晴らしい映画とはこうあるべきなのだ、という意味で映画の王道を行っている。
コリン・ファースはじめ主人公3人の演技は素晴らしかったのだけど、そのなかではジョージの妻エリザベスを演じるヘレナ・ボナム=カーターがこの映画の奥行きを深くすることに一番貢献していたと思う。
ただ時間が経つにつれ、彼女が王族の人というイメージからどんどん外れて行って、いつの間にかその辺のおばちゃんみたいに変化していったのがどうも不思議だったが(どんどん可愛くなっていく(笑))。
ところでヘレナ・ボナム=カーターって映画を見ながら誰かに似ているなあ~ってずっと気になっていたのだけど、さっき気付いた、「かとうかず子」だ!(ん?違う?)
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11 コメント

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この映画は是非見てみたいんだが (海人)
2011-03-02 23:26:47
貧乏なσ(`ε´) オレは映画館には行けません・・・
てか、あんなにも喋りまくってるおっちゃんに吃音があったなんて
ちとびっくりっす(゜ロ゜;)エェッ!?
てか、σ(`ε´) オレもガキの頃から吃音(どもり)に悩まされ
人前で喋るのは苦痛でした・・・
が、今でも咄嗟の時なんかはどもるけど
それ以外の時は目立たなくなってるかも!?
てか、σ(`ε´) オレは無口な男なので吃音する機会がないだけかも(笑

んで、子供のころの環境が原因なんすか?
よく思い出せないから母親にでも聞いてみることにします
  トラウマも大きな原因のようだ (  海人さんへ)
2011-03-04 11:18:15
  さほどは酷くはなかったけど、けっこうどもってた。
  所謂「連声型」だった(今でも時々)。

  うちの父親が無暗に厳しくて、今だったらきっと児童虐待で
捕まっちゃうような人やったから
  その結果、いつも親の顔色見てびくびくしているような生活やったから
  それが原因ではないか、と思う。
  弟は未だに酷い。
  年の離れた一番下の弟は、逆に無暗に父から猫可愛がりされたから、そうはならなかった。
  未だに兄弟一神経太くおおらかな奴やし。。。。
  父の所行が兄弟それぞれの性格に大いに影響しているよ。

  ところで、誰が無口って?
同じだ・・・ (無口でシャイで早漏な海人)
2011-03-04 13:47:15
σ(゜∀゜ ∬オレも家ではいつもビクビクしてたから(訳もなく殴られたことがあるし)
それが原因だったのかな・・・
で、友達に吃音したのを笑われバカにされてからσ(゜∀゜ ∬オレの性格は
内気へと変わり、学校の授業中でも本読みに当てられたりしないだろうかと
ビクビクしてたっす
家でも学校でも常にビクビクしてたのだから性格が変わるのも無理ないっすね

どうせビクビクするのならベッドの上で
あまりの気持ちよさにアソコがビクビク状態!
てなふうが良いっすよね♪
  思い当たる? (  エロ話饒舌で、ところかまわず真顔で恥ずかしいことが言えてで、早漏かどうかは俺にはどうでもいいさ、海人ちゃん )
2011-03-04 23:35:57
  ぴくぴくくらいの方が良くない?

  いっそのことひくひくで。

  んで、次はいつ、海でぼろぼろになるの?春やで。
Unknown (Unknown)
2011-03-05 00:47:44
こんばんは。TBありがとうございます。
>「よく喋る映画」と「うまく喋れない映画」の一騎打ち
なるほど~上手い!
Unknown (ほし★ママ)
2011-03-09 20:46:08
「王道な映画」、「よく喋る映画」VS「うまく喋れない映画」~うまい!!
「よく喋る」よりも「うまく喋れない」方が、私には思いが伝わってきました。
トラバ、有難うございました。
私からも送らせて下さい。
TB有難うございした (シムウナ)
2011-03-09 20:47:54
不覚にも1時間近く、観賞中に爆睡
してしまいました(笑)
せっかく楽しみにしていたのに…
アカデミー賞を獲得する良質な
作品であることは感じました。
夫婦で見ることをお勧めしたいです。
  いつもコメントありがとうございます (  ほし★ママさんへ)
2011-03-10 16:38:29
  僕にとっては出来映えとしては、甲乙付けがたかったですが
  自分の映画の好みから言うと、「英国王のスピーチ」ですね。
  だからアカデミーの結果も横道だなあとなっとくですね。
  寝ちゃいましたか!(笑) (  シムウさんへ)
2011-03-10 16:42:37
  おっしゃるとおり、夫婦で観ることはほんとお奨めですね。
  ほんとに王道でありつつ、時機を得ている映画でしたね。
  アカデミー賞獲得は納得です。
Unknown (リバー)
2011-03-22 18:54:07
TB ありがとうございます

本当に王道なストーリー、演出ながらも
しっかり感動でき 俳優陣の演技が素晴らしかったですね

「ソーシャル~」も完成度は高かったですが
私的には本作の方が 良かったです

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