
令和5年(2023年)の賃金構造基本統計調査(https://www.e-stat.go.jp/stat-search/files?page=1&toukei=00450091&tstat=000001011429&tclass1=000001213360)について、タクシー運転者でまとめてみた。
〇自分は役職者を除く厚生労働省データで集計しているので、役職者を含むデータを使っている全タク連・交通界・全自交と若干の数字の違いがある。
〇令和5年(2023年)6月30日現在の乗務員登録数は232,152人、短時間労働者を差し引いたとしても、163 780人という労働者数は十分ではない。
〇同時点の東京が5万4千人、神奈川が1万4千人なので、それなりにデータが出ているが、大阪は1万8千人なので7550人はデータ的に物足りない。
〇推定年収、全国平均で419万円と大幅に賃金上昇しているが、運転者数の多い東京・神奈川・大阪が平均を大きく上げているようだ。
〇一方で17府県が昨年より減となっている点は押さえておかなければならない。
〇所定労働時間が労働基準法を越えてるのが、宮城(193時間)、山形(189時間)、茨城(179時間)、山梨(182時間)、大分(188時間)で、これらの県のタクシー経営者はそもそも労働基準法さえ解っていないのかと暗澹たる気持ちになる。
〇著しく所定労働時間が短い県もあるが、そこは、本来、別で報告する短時間労働者を入れているのではないかと推測する。
〇奈良県の事業者が調査票を今回は出していないのでブランクになっている。(奈良県のタクシー協会はほんま「クソ」だ)
〇タクシー運転者(男)の過去のピークが、1991年の430万2800円、それに迫る数字になっている。
〇ちなみに東京都と女性についてみると、全産業労働者(全国男女506万円、全国女性399万円)をそれぞれ上回っている。
〇参考だが、バス運転者が453万円だ。
〇平均年齢は、男女計+1.6歳、男+1.4歳、女▲2.1歳。
〇全国ほぼすべての運賃ブロックで運賃改定が実施されているので、賃金改善のトレンドは続くと思われる。
〇タクシー運転者もコロナ禍の4年間で5万人減ったが、今現在、都市部から増加に転じているが、この賃金上昇を、ライドシェア解禁の動向が水を差すことを懸念する。
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