ビタミンおっちゃんの歴史さくらブログ

STU48 音楽、歴史 などいろいろ

◎太陽中心説と地球中心説

2015-03-08 23:28:19 | 宇宙
太陽中心説と地球中心説

地動説(太陽中心説)が正しく、天動説(地球中心説)が間違っているといわれるが、はたしてそうだろうか

・ひとつのものは別のものに対して相対的に動いている
 運動は相対的であるから、地球を中心にすれば地球に対して太陽が動いているとしてもさしつかえない

 地球の周囲は約4万kmで、24時間で1回転(自転)するから、たとえば赤道上の人は時速約1700kmのスピードで移動している
 また、地球の平均公転半径は約1億4960万kmで約365.2日(約8765時間)で太陽のまわりを1周するから、地球は時速約10万7000km(秒速 約30km)のスピードで回っている
 ところが、地球が自転しているとか、時速10万kmもの速さで地球が宇宙空間を運動しているとか、体感している人は誰もいないだろう
 感覚としては、生まれてこのかた、大地は動かないものと感じているし、太陽は毎日東から出て西へ沈むと思って生活している

 みな天動説(地球中心説)で生きていて、地動説(太陽中心説)をもとにして生きている人はいないのではないだろうか

 生きていく上では、地球中心説でも困ることはない

 ただ、システムとしては地球中心説をとると複雑で、太陽中心説のほうが単純になる利点がある

 しかし、もっと広げて考えると、太陽系も銀河系宇宙の中で運動しているから太陽は不動の中心ではないし、銀河系宇宙も、それよりさらに大きな銀河団、超銀河団も運動しているから、どこが絶対的に中心ということはいえない

◎運動の相対性からいえば、太陽中心説と地球中心説はどちらも正しい

◎また地球も太陽も絶対的な中心ではないから、太陽中心説と地球中心説はどちらもまちがっているともいえる