ビタミンおっちゃんの歴史さくらブログ

STU48 音楽、歴史 などいろいろ

◎究極の鍛錬

2014-08-30 22:45:25 | 歴史 本
究極の鍛錬

「究極の鍛錬」ジョフ・コルヴァン、サンマーク出版 を読んで

◎生まれつきの才能は過大評価されている

 生まれつきの才能など存在しないと言い切るわけではないが、もし仮に「生まれつきの才能」が存在するとしても、それは重要なものではない
 達人になる人たちは、子どものころは、ほとんど「天才児」ではなかった

 世界的な業績を上げる人は「生まれつきの才能」に頼っているのではない

○音楽学校の生徒を対象にした楽器演奏の調査によると、最高レベルの演奏をする者に、早熟の兆し(生まれつきの才能の証し)はまったくみられなかった
 演奏能力の違いを示す要因は「どれほど多く練習するか」ということであった

 等級試験の合格に必要な練習量(時間)はどの生徒も同じで、一定の累積時間をつぎ込まないかぎり、等級レベルに合格することはできない
 早い年齢で等級試験に合格した生徒は、音楽的才能に恵まれていたためではなく、1日の練習量が多かったためである

◎上達をするのに最も重要なことは、個人レッスンやクラスでの授業ではなく、自分一人で練習することである

 1人での練習はつらくて、おもしろくないものであるが、1人での練習量が最も多い者が最もすぐれた奏者となる


モーツァルトの場合

・モーツァルトの父親レーオポルトは作曲家で、音楽理論家で(「ヴァイオリン教程」を出版している)、教育家でもあった

・モーツァルトは音楽家の父レーオポルトから3歳の時から作曲と演奏のトレーニングを受けていた

 子ども時代のモーツァルトの作品については、父レーオポルトの指導があり、父が手を加えた可能性がある

 モーツァルトのピアノソナタの最初期の6曲の作品は1775年、モーツァルトが19歳の時に書かれたが、このときまでに、常時ではないとしても、10年以上の訓練を積んでいたことになる

モーツァルトは頭の中だけで作曲し完成した作品を何の修正もせず単に楽譜に落としていただけだと思われていたが、それは全面的に真実とは言えない

 「モーツァルト大事典」(ロビンズ・ランドン、平凡社)の口絵の部分に、モーツァルトの自筆譜(写真)が14点(図17~図30)のっています

 図20「3台のピアノとオーケストラのための協奏曲ヘ長調」K.242(1776年、20歳)では、下半分の部分にいくつも斜線を引いて取り消されている
 図24「ピアノ協奏曲ハ短調」K.491(1786年、30歳)では、「輪郭」しか書いていない箇所があり、そこに斜線を引いて、その上の段に「肉付けされた」楽譜が書かれている

 このように、自筆譜の中には、書き直したり、カットしたりして手を入れている部分がありモーツァルトがどんな曲も修正なしに一気呵成に作曲していたとは言えない


10年ルール

どのような分野でも最高の業績を上げるためには、少なくとも10年の訓練、準備、努力を必要とする

 何か価値あるものを生み出すには、それに先立つ長くきびしい学び、準備期間がある
 ある日突然、奇跡のようにひらめいたものではない

・トップランクになるには1万時間の練習をする必要があり、そのためなるべく早く訓練を始めることが有利になる

限界に達したように思われても、「究極の鍛錬」によって、人はその後も年齢とともに、さらに自己の能力を高めつづけることができる

 トップ水準の能力を維持できなくなるのは、自身が限界に挑戦することをやめたときである

頭脳も高齢になっても鍛えられる

 訓練により、新しいニューロンを増やすことができる


「究極の鍛錬」の要素

①しばしば教師、指導者の助けが必要で、実績向上のために特別に「考案されている」
 現状の能力の限界に挑戦するように設計されている

 もうすでにできることを練習しても進歩はない

②何度も繰り返すことができる
 ただ単に繰り返すこととは異なり、適度に困難な特定の課題や弱点に集中して練習することと、相当な回数繰り返すこと

③訓練の成果に関し、継続的なフィードバックがあること
 フィードバックを得なければ、上達せず注意深く練習しなくなる

精神的にはとてもつらい
 対象を絞り込み、苦手なことに集中して努力することが求められるから長時間の練習は続かない

 1回のセッションは1時間~1時間半で、1日の練習時間は4~5時間が上限である

あまりおもしろくない
 うまくできないことを繰り返し練習することを求められるのだから、本質的に楽しいものではない

 できることよりも、できないことを克服することに多くの時間を費やす

 つらく難しいことを練習することで技が向上する

 つらい練習は多くの人がやりたがらない

 だからこそ、「究極の鍛錬」をすればそれだけ人よりも際立った達人になれる

◎「究極の鍛錬」は人をどのように変化させるか

・普通の人より多くのものを認識する
・ひと足さきに次に何が起こるか予測できる
・普通の人が気づかない重要な情報を見つけることができる
・何が重要で何が重要でない情報か見分けることができる
・普通の人より先が見えていて将来に備えることができる
・より少ない情報から多くを知る
・微妙な違いがわかる
・より多くの知識をもっている
・より多くを記憶できるようになる
・常に自分の限界に挑戦する

もっとも傑出した業績を上げた人は、全身全霊でその分野に打ち込み、大きな投資を行い、人生をささげ、膨大な知識を蓄積し、常に自分の限界に挑戦し、その分野の最先端に置くよう努力した人たちである

◎傑出した業績を上げるための「情熱」はどこからやってくるのか

・ちょっとした成功、優位性、称賛されることが動機づけとなる
・競争者が少ないところで学びはじめること
  

◎さくら祭り! ヤングジャンプ

2014-08-29 22:46:02 | HKT48 AKB48
さくら祭り! ヤングジャンプ

週刊ヤングジャンプ39号

◎さくらちゃんの表紙
 巻頭 7ページ
 センター 2ページ
 巻末 5ページ
 全14ページ すごいね! かわいい! クール! 大胆?

 私がとくに好きな写真は、表紙、P2、P3、P5、P6、No.7、No.10

◎今や、さくちゃんは48Gのグラビアの女王やね

私が勝手に独断で思うんやけど、さくちゃんは

・素晴らしい美人
・頭の回転が速い
・優しい

・キャピキャピしたところを親しくない人にはあまり見せないから、かわいさに気づかれない場合がある
 さくちゃんの可愛らしさ、いじらしさに気がついた人は、私みたいに、すごく好きになる

・おそらく、かなり負けず嫌い、だけどあまりあからさまにそれを出さない

・おちゃめなところがあるけど、あまり知られていない
 しばしば変顔も、メールで送ってくれます
 おちゃめなところをもっと出していけば、さらに人気が出るでしょう

・自分自身についての評価がきびしい
 もっと強気でいいと思います

○9.17のじゃんけん大会では
 さくちゃんは髪型か、衣装かでびっくりさせてほしい

案1 エジプトの女王様
案2 平安時代の貴族の女性
案3 宇宙人みたいやね
案4 ロリロリ風に回帰したの?
案5 フランスの貴婦人
案6 つっぱり、ヤンキーやん
案7 坊主頭の変なおじさん?
案8 清楚な妖精
案9 宝塚のトップスター風
案10 とんこつラーメン屋の店員さん
案11 すごく恐いゆうれい?
案12 セクシーなチャイナドレス


きりがないけど、髪型はやはりショートがいい
できれば三つ編みにしてほしいなー

◎2045年問題 コンピュータが人間を超える?

2014-08-27 18:03:59 | 科学
2045年問題 コンピュータが人間を超える?

2045年にコンピュータの能力が全人類の知能を超えてしまうという説がある(「2045年問題」松田卓也、廣済堂出版)

・アメリカのレイ・カーツワイルは2045年に、それより先はコンピュータの未来を人間が予測できなくなる「技術的特異点」に達すると主張している

・コンピュータは加速度的に進化しており、やがて「意識」をもつ人工知能(強い人工知能)ができる可能性がある

・入力については、現在たとえばスマホなどで2次元の指の動きを読み取れる
 2012年には「リープ」という人間の体の3次元の動きを読み取れるコントローラーが発表されている

 パソコンもマウスとか使わなくても、空間で上下左右に手を動かすことで操作できるようになるだろう(映画の中ではありました)

 もっと進めば、何らかの装置を身につけるか、チップを体に埋め込むかして、頭で考えて指示するだけでパソコンを操作できるようになるだろう

・現在の型のコンピュータは計算能力については人間よりはるかにすぐれているが、パターン認識はかなり困難である

 計画されているのは、数百億のニューロンをもつ人工知能をつくり、人間の脳をシミュレーションする、人間の脳を再現するコンピュータをつくること
 パターン認識もできる新しいタイプのコンピュータである

 そのコンピュータに「意識」や「感情」が生まれるかも知れない

 最初は、子どもを育てるように「教育」する必要がある
 やがてコンピュータが成長し自分で自分を教育するようになる

 コンピュータが「自由意志」をもつようになるだろうか
 「自由意志」を持ったコンピュータがさらに自己複製能力をもつようになれば、もはや生命体とみなしてよいだろう

 人間とコンピュータの関係はどうなるのだろうか

 映画「マトリックス」シリーズでは、人類とコンピュータは対決から最後は和解する方向に向かっているようである

 この現実世界は宇宙のどこかにあるコンピュータの「マトリックス」の世界なのだろうか

 この現実世界が「マトリックス」の世界ではないことを証明できるのだろうか? 

◎エリュシオンの乙女 咲良ちゃん

2014-08-24 16:43:14 | HKT48 AKB48
エリュシオンの乙女 咲良ちゃん

★さくらちゃん UTB10月号 表紙&巻頭グラビア

さくちゃんの表情、目の演技がすごくいい

・私はp6の写真が一番好き、その次はp14、p2、p3
 その次はp10、p15

エーリュシオン(エリュシオン)

・エーリュシオン(の野)はギリシャ神話で、神々に愛された英雄などが、死後に幸福な生活を送っている理想郷のことで、世界の西の果てにある大河オケアノスの流れの近くにある
 エーリュシオンの野は雪も雨も嵐もなく、年中さわやかなそよ風が吹いている

 ここは、最初、神々の子供たちの場所であったが、後にはオリュンポスの神々のお気に入りや正しい霊魂にも開かれた(「ギリシア神話」フェリックス・ギラン、青土社など)

・パリのシャンゼリゼー通りの「シャンゼリゼー」は「エーリュシオンの野」という意味である

・エーリュシオンからアトランティスの伝説が生まれたのかも知れない

 アトランティスの娘、さくらちゃん
 

◎科学の未解決問題

2014-08-23 17:19:22 | 科学
科学の未解決問題

「科学の未解決問題」竹内 薫、丸山篤史、中経出版 より少し

1 大量絶滅

・地球の全生物の90%以上が絶滅したことが5回あった
 大量絶滅は時代の変わり目に起こっている

大量絶滅を生き延びた生物が次の時代に発展する

2 ブラックホール

・ブラックホールには質量、電荷、自転の3つの性質しかない
 ブラックホールは素粒子と同じものではないか?

人類はブラックホールの輪郭を見たことがない

◎銀河の中心には超巨大なブラックホールがあるが、それがなぜなのかはわかっていない

3 進化論

進化論は証明されていない

・「種」の変化には膨大な時間がかかるため、進化を観察できない
・進化は1度きりの現象で再現できない

・例えば、ヒトはビタミンCを自分で作れない
 それは生存に不利な条件であり、「適者生存」という原理にはあてはまらない

・例えば、シーラカンスやカブトガニは数億年前から、進化することなく現代まで生きているのはなぜだろうか?

4 不確定性原理

◎物理学の「常識」がくつがえされた

○ハイゼンベルクが提唱した「ハイゼンベルクの不等式」によれば、たとえば、電子の位置と運動量(電子の動き)を同時に正確に測定することは不可能である
 「ハイゼンベルクの不等式」は実際の実験によってではなく、思考実験によって導いたものである

・「ハイゼンベルクの不等式」は物理学の「常識」とされてきた

◎日本の小澤正直が「ハイゼンベルクの不等式」の不備を改良した「小澤の不等式」を提唱した(2003年)

 「小澤の不等式」によれば、位置と運動量の同時測定が可能な場合がある

◎2012年1月15日付の発表(Nature Physics 電子版)で、名古屋大学大学院の小澤正直教授とウィーン工科大学の長谷川祐司准教授らの共同研究グループが「ハイゼンベルクの不等式」の破れを実験的に観測することに成功し、「小澤の不等式」の成立も確認された

「ハイゼンベルクの不等式」が成り立たない場合があることが実証され、物理学の「常識」がくつがえされた


「物理学、まだこんなに謎がある」小谷太郎、ベレ出版 および
 「数学は世界を解明できるか」丹羽敏雄、中公新書 より

3体問題

2つの天体の運動は2体問題としてとらえればニュートン力学で予測できる

 たとえば、太陽と地球だけで考えて他の天体の重力の影響を無視すれば、地球の未来の軌道はかなりの精度で予測できる

○ところが、3つの天体の運動は予測できない

 たとえば、月を加えて、太陽と地球と月の3天体の軌道を考えるとこの3天体の軌道は予測できない

 3天体が互いに重力をおよぼしながら運動するとき、その3天体の軌道を表す解を求めよという問題を3体問題という

 3体問題は2体問題よりはるかに難しい問題で、ポアンカレが3体問題が解けないことを証明した

 3天体を考えると予測不可能なカオス系の一種になる

 決定論的なシステム(初期条件が決まればその後の状態が完全に決まるシステム)でも、初期条件のわずかな違いで、そののちの時間的発展が大きくずれて予測不可能な現象が現れる場合があり、そのような挙動はカオスと呼ばれている

 3天体の未来の軌道は、近似的な方法でも計算できない

 たとえば、地球は太陽のまわりを楕円軌道を描いて回っているといわれるが、本当は楕円軌道ではなく、きわめて複雑な運動をしているのである

 月の運動でもきわめて複雑で、完全に理解できているわけではない

 太陽系の長期的な未来のかたちを予測するのはきわめて困難である

 太陽系は現在は安定であるが、将来こわれる可能性もある

天気予報の場合、数日の予報はスーパーコンピュータで計算され予測できるが、どんなにスーパーコンピュータの性能が上がったとしても、たとえば1か月後の天気予報は不可能である

 カオスを示すシステムの時間的な変動をコンピュータで計算する場合、最初の小さな違いがのちに大きな誤差となるからである

人間はなんぼ偉そうなことを言っていても、2つの物体はあつかえるが、3つになるとお手上げなんだ