ビタミンおっちゃんの歴史さくらブログ

STU48 音楽、歴史 などいろいろ

◎ギリシャ神話 17 オリュンポス12神 4

2013-04-29 15:25:59 | HKT48 AKB48
◎ギリシャ神話 17 オリュンポス12神 4

★オリュンポス12神
・ゼウス
・ヘラ
・ヘパイストス(ゼウスとヘラとの子)
・アレス(ゼウスとヘラとの子)
・ポセイドン
デメテル
・ヘスティア
・アプロディテ
・アテナ(ゼウスとメティスとの子)
・アポロン(ゼウスとレトとの子)
・アルテミス(ゼウスとレトとの子)
・ヘルメス(ゼウスとマイアとの子)
・ディオニュソス(ゼウスと人間セメレとの子)


デメテル(ローマ神話ではケレス 英語名セリーズ)

・豊穣の女神
・穀物および大地の生産物の女神
・エジプトの女神イシスとも同一視された

・ゼウスとの間に娘ペルセポネ(ローマ神話ではプロセルピナ)をもうける
・ペルセポネはコレー(「乙女」「娘」)とも呼ばれる

○デメテル崇拝の中心地はアテナイの北西海岸にあるアッティケー州エレウシスで、デメテルの神殿があった

冥界の王ハデスによるペルセポネの掠奪と帰還の物語

・ある日ペルセポネはオケアノスの娘たちと、薔薇とサフランと美しいすみれの花を摘みながら、柔らかな草原で戯れていた
 ペルセポネはひときわ輝いている見事な水仙の花(ナルキッソス)に驚嘆して、両手を伸ばしてつかもうとした
 すると突然大地に裂け目ができて、馬を御したハデスが姿をあらわした
 そしていやがる少女をとらえ、黄金の馬車にのせて冥界へ連れさった

 母親のデメテルは、娘をたずねて9日にわたり松明を手に持って大地をさまよい歩いた
 アンブロシアも食べずネクタルも飲まず、水を浴びることもなかった
 10日目になって、太陽神ヘリオスに出会い、誰が娘を連れ去ってしまったのかたずねた
 ヘリオスは「娘を父方の叔父の若妻にしてよいと、ゼウスが許したからこそ、ハデスは、大声あげて泣く娘をさらい、馬を駆って暗く霞む冥界へと連れてゆくことができたのです。……」と答えた
 デメテルはゼウスもこの誘拐に加担していたことを知ると、ゼウスに腹をたてオリュンポスを去り老婆に身をやつして、人間の住む街と畑を永いあいだめぐり歩いた

 ついにデメテルはエレウシスの領主ケレオスの館を訪れることになった
 デメテルは道のかたわらにあるパルテニオンの井戸のそばに老婆の姿で座りこんだ
 そこにケレオスの娘たちが来て、老婆を目にとめた
 湧き出る水を青銅の水差しに汲み、父の館に運ぼうとして、4人そろってやってきたのである。
 娘たちはもとより女神と知る由もなかったが、どこのどなたなのですかと老婆に声をかけた
 デメテルは偽りの身の上話をして、どこの屋敷を訪ねていけばよいのでしょう。年寄り女にふさわしい仕事を果たしましょう。乳母の役目も、家中の監督も務め、主人の床をととのえ、女たちに仕事を教えもしましょう、と言った
 娘たちは母にきいてくるから、ここで待っていて下さいと言って家に帰っていった
 こうして、娘たちが戻ってくると、デメテルを父の館へと連れていった

 ケレオスの館の広間の柱のかたわらには、娘たちの母親メタネイラが幼い息子デーモポーンを懐に包んで座っていた

 女神デメテルは、永いあいだ、口もきかずに、痛む心を抱いて椅子に座っていた
 何ごとも口からも発することはなく、笑いもせず、食べ物も飲み物もとらず、娘を恋しがり、座っていた
 とうとう、召使のイアンベーがふざけた言葉を女神にあびせると、はじめて女神はほほえみ笑い、心をなごませた
 メタネイラは葡萄酒を女神に与えたが、赤く燃える葡萄酒は飲んではならないものだからとことわった
 かわりにキュケオーン(ひき割り大麦と水にはっか草を混ぜた飲み物)をつくらせてそれを飲みほした

 そこでメタネイラは「どうか私のこの子(デーモポーン)を育てて下さい」とデメテルに頼んだ
 女神は「お育ていたしましょう」と香たちこめる懐と不死なる腕の中に子を抱きとった

 デメテルは神から産まれた子ででもあるかのように、アンブロシア(ここでは神々の食べ物ではなく香油)を肌にすりこみ、あまい息を吹きかけて、懐に抱いていた
 夜は、デーモポーンを火の中に埋めた
 体の死すべき部分を焼いて、不老不死の身にしようとしたからである
 こうして女神は、ついにはこの子を不老不死の身と化しおおせるはずだった
 ところが愚かにもメタネイラはある晩、女神の所業を見てしまい悲鳴をあげた

 デメテルはデーモポーンを火の中から抱きあげると、地面においた
 そしてメタネイラにむかって話しかけた
 「お前の息子を永久に不老不死なる身と化し、けっして朽ちぬ誉れを授けようとしていたのだ
 こうなっては、もはや死と滅びを避けるすべはない
 だが、我が膝に乗り、我が腕の中でまどろんだからには、けっして朽ちぬ誉れは彼のものとなるだろう
 私こそは誉れ高いデーメーテール、不死なる神々にも死すべき人間にも、このうえない助けとなり、喜びを与える神である
 私のために神殿と祭壇を、アクロポリスのそびえたつ壁の麓、カッリコロンの泉を臨む小高い丘の上に造りなさい
 祭儀の式は私みずから教えてやろう」
 と言うと、女神は老いの皮を脱ぎ捨て、まことの女神の姿をあらわした
 あたり一面に美しさが湧きあがり、香にけむる衣は心とろかす匂いをまきちらし、不死なる女神の肌は遠く光を輝かし、黄金なす髪が両肩を包んでいた
 そして女神は広間から出ていった

 デメテルは大地の上に、人間にとってこのうえなく忌まわしくも辛い1年をつくりだした
 デメテルが隠してしまったため、いかなる種子も大地から芽を出さなかった
 こうして人間はことごとく飢えに滅ぼされ、オリュンポスの神々も人間が捧げる贈り物と供犠を失ってしまったことだろうが、ゼウスが気づき、神々のもとへ来るよう、金色の翼をもつ虹の女神イーリスをつかわしたが、デメテルは聞きいれようとはしなかった
 ゼウスは次々と神々をつかわしたが、我が子をこの眼で見るまでは、と誰も女神の怒りを解くことはできなかった

 ゼウスはついに折れて、ヘルメスを冥界へ送り、ハデスを説きふせて、ペルセポネを神々のもとに連れ戻し、母デメテルの眼にふれさせて、怒りを鎮めようとした
 ハデスはゼウスの命令を聞きいれて、母神のもとに行くようペルセポネに言った
 喜ぶペルセポネに、ハデスはそっと甘いざくろの種を食べさせた

 母神は、冥界で何も食べ物を食べていなければ、ずっと私たちのもとで暮らせるだろう
 しかしもし食べ物を食べたとすればまた冥界に戻っていかなければならない、と言った

 ゼウスは、ペルセポネに、1年の3分の1は冥界で暮らさなければならないが、残りの3分の2は母神や他の神々とともに暮らしてよいと認めた

◎以上の物語は、ほぼ『デーメーテールへの讃歌』(『ホメーロス讃歌』の第2番)(「四つのギリシャ神話」、岩波文庫)と「ギリシア神話(上)」(呉 茂一 著、新潮文庫)によっています

★『ホメーロス讃歌』は「ホメロス」の名がついているが、「ホメロス」作ということではなく、「四つのギリシャ神話」の解説文によれば、おそらく叙事詩を吟ずる職業的な吟誦者の誰かによって作られたものであろう

★「ホメロス」は有名な詩人であるが、「ホメロス」がどんな人物で、出身地はどこか、いつ詩作したのかなど、「ホメロス」自身については確かな伝承がなく、ほとんど不明である

★ペルセポネの死と再生は、穀物の種子の死と再生を象徴している
 穀物の種子は、播かれて地下にあり、芽生えて地上に出る

◎ペルセポネが冥界に姿を隠す1年の3分の1の期間は冬の4か月を指すという解釈は、アッティカ地方の農耕事情とはくいちがう
 冬は不毛ではなく、5月に刈り取り、6月に脱穀された麦は、10月の種蒔までの4か月間を地下の貯蔵庫に蓄えられる
 その間、畑は枯れ果てる

 こうして農耕事情からみれば、ペルセポネが姿を隠す4か月とは脱穀から種蒔までの夏の時季に相当する(「四つのギリシャ神話」の解説より)


◎AKB48 5大ドーム公演発表と人事異動

2013-04-29 06:22:42 | HKT48 AKB48
◎AKB48 5大ドーム公演発表と人事異動

◎「AKBグループ臨時総会~白黒つけようじゃないか!~」の4月28日の最終公演をYouTubeで見ました

・YouTubeの映像はかなり鮮明で、映像が途中で止まることや音が途切れることはまったくと言っていいほどなく、11万人以上見ているようでしたが、配信状況はすごく改善されていると感じました(以前AKB関連の配信を見たときは、映像が途中で止まったり、音が飛んだりすることがしばしばありました)

★アンコールの最後のほうで、VTR映像が流され、5大ドーム公演が発表された

・7.20 7.21 福岡ヤフオク!ドーム
・7.31 札幌ドーム
・8.7 8.8 京セラドーム大阪
・8.16 8.17 ナゴヤドーム
・8.22 8.23 8.24 8.25 東京ドーム


○2日以上連続公演の場合は、前の東京ドーム公演のように毎回同じようなセットリストではなく、日にちによってセットリストを変えてほしい

毎回同じようなセットリストでは新鮮味がない

AKBの楽曲数は充分あるのだから、1日目と2日目とでまったく別のセットリストにすることも可能なはずである
メンバーにとってはきついと思うが挑戦してほしい

たとえば1つの地域の公演で、毎日まったく違う曲でセットリストを組むとしたら、すごいと思う

メンバーの人事異動の発表

○兼任解除されたメンバーと新たに兼任になるメンバー

・今回、兼任解除されていないのは、松井珠理奈渡辺美優紀のみで
 北原里英、横山由依、石田安奈、小谷里歩は兼任解除された

・新たに、大場美奈、市川美織、古畑奈和、矢倉楓子、兒玉遥、宮澤佐江、鈴木まりや、高城亜樹が兼任となった

大場美奈(チームB)→SKE48チームKⅡを兼任
市川美織(チームB)→NMB48チームNを兼任
古畑奈和(SKE48チームE)→チームKを兼任
矢倉楓子(NMB48チームM)→チームAを兼任
兒玉遥(HKT48チームH)→チームAを兼任
宮澤佐江(SNH48)→チームKを兼任
鈴木まりや(SNH48)→チームAを兼任
高城亜樹(JKT48)→チームBを兼任

12期研究生(平田梨奈、佐々木優佳里、大森美優)の3名が全員昇格した

 平田梨奈→チームK、佐々木優佳里→チームA、大森美優→チームB

HKT48の指原莉乃がHKT48劇場支配人に就任

・メンバーでありながら、劇場支配人とは、どういうこっちゃ?

 キャプテンを超える立場?
 


◎まいやん初センター おめでとう!

2013-04-20 22:22:32 | HKT48 AKB48
◎まいやん初センター おめでとう!

乃木坂46 6thシングル選抜メンバー発表

◎本日4月20日の5thシングル「君の名は希望」の全国握手会(京都パルスプラザ)のイベントで、乃木坂46 6thシングルの選抜メンバーが発表された

★立ち位置

(3列目)8名
伊藤万理華、井上小百合、中田花奈、若月佑美、星野みなみ
秋元真夏、深川麻衣、斉藤優里

(2列目)5名
桜井玲香、生田絵梨花、生駒里奈、西野七瀬、高山一実

(1列目)3名
松村沙友理、白石麻衣、橋本奈々未

八福神(3代目)

松村沙友理、白石麻衣、橋本奈々未、桜井玲香、
生田絵梨花、生駒里奈、西野七瀬、高山一実

★センター

白石麻衣が初のセンターを務めることになった

◎前選抜との違い
・生駒里奈→八福神ではあるが初めてセンターからはずれた(1列目から2列目へ)
・星野みなみ→八福神から選抜へ(1列目から3列目へ)
・生田絵梨花→八福神(1列目から2列目へ)

・松村沙友理→八福神(2列目から1列目へ)
・橋本奈々未→八福神(2列目から1列目へ)
・桜井玲香→八福神(2列目のまま)
・秋元真夏→八福神から選抜へ(2列目から3列目へ)

・西野七瀬→選抜から八福神入り(3列目から2列目へ)
・高山一実→選抜から八福神入り(3列目から2列目へ)

すなわち
○星野みなみ、秋元真夏が八福神からはずれ、西野七瀬、高山一実が八福神入りした

また
○伊藤寧々、永島聖羅が選抜からはずれ、伊藤万理華、斉藤優里が選抜入りした

○井上小百合、中田花奈、若月佑美、深川麻衣は5thシングルと同じく選抜


◎ギリシャ神話 16 オリュンポス12神 3

2013-04-20 18:27:24 | HKT48 AKB48
◎ギリシャ神話 16 オリュンポス12神 3

★オリュンポス12神
・ゼウス
・ヘラ
・ヘパイストス(ゼウスとヘラとの子)
・アレス(ゼウスとヘラとの子)
ポセイドン
・デメテル
・ヘスティア
・アプロディテ
・アテナ(ゼウスとメティスとの子)
・アポロン(ゼウスとレトとの子)
・アルテミス(ゼウスとレトとの子)
・ヘルメス(ゼウスとマイアとの子)
・ディオニュソス(ゼウスと人間セメレとの子)

ポセイドン(ローマ神話ではネプトゥヌス 英語名ネプチューン

・ポセイドンはゼウスの兄(あるいは弟)でゼウスに次ぐオリュンポスの神
・海神
・泉の支配者、地下水の支配者
・地震の神、大地の神

・馬の神

○津波、洪水、河川の氾濫、地震などの原因はポセイドンの怒りによるとされた

・海の天候を決め、いつでも暴風雨を起こすことができる
・船乗り、海運業者の守り神ともなる

○ポセイドンの黄金の宮殿はエーゲ海の海底にあるとされる

○ポセイドンの妻はアムピトルテ(海の女王となる)で子供のひとりは、半人半魚のトリトン(下半身は魚または蛇形、胸または腰から上は人間の姿)である

○ポセイドンは多くの愛人を持った

オリオンもポセイドンの子といわれる
 母はエウリュアレ(ミノス王の娘という)

メドゥーサ

・メドゥーサはポセイドンの愛人のひとりである
・メドゥーサは「女支配者」の意味
・メドゥーサの眼はすべてのものを石に変える力があるとされる

・「貴紳たちのひとりが、あとを引きとって、ゴルゴー姉妹たちのうちでメドゥーサだけが、どうして頭髪に蛇をまじえていたのかとたずねる。ペルセウスはいう。『お答えするにふさわしいおたずねです。そのわけというのは、こうなのです。メドゥーサは、もとはすばらしい美女だったのです。たくさんの求婚者たちにとって、羨望をまじえたあこがれのまとでもありました。しかし、とりわけ、彼女の髪の美しさが人目を引いていました。わたしは、その頃の彼女を見たという人に会ったことがあります。その彼女を、海神ネプトューヌスが、ミネルウァの神殿で辱しめたというのです。ミネルウァ女神は、顔をそむけ、純潔な頬を神盾(アイギス)で隠しました。そして、この罪を罰するために、メドゥーサの髪を醜い蛇に変えられたのです。女神は、今も、敵をびっくりさせ、恐怖でおびえさせるために、自分が作り出したこの蛇髪を、胸にかざした神盾につけていらっしゃるのです』(岩波文庫「変身物語(上)」巻4の「メドゥーサ」より)

・ミネルウァはアテナのこと

・別の話では、メデューサはもとは美しい少女で、アテナと美を競い、とくに頭髪に自信をもっていたために、それが蛇となった怪物に変えられたとされる

ペルセウスがメドゥーサの首を切り落としたとき、そこから有翼の天馬ペガソスとクリュサオルが生まれた

トライデント

・ポセイドンが持つ三叉の戟はトライデントと呼ばれる

・トライデントは潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)の名前の1つになっている



★いい言葉 「西国立志編」より

2013-04-14 11:36:50 | HKT48 AKB48
★いい言葉 「西国立志編」より

現代語訳「西国立志編」(サミュエル・スマイルズ著 中村正直 訳 金谷俊一郎 現代語訳、PHP新書)を読んで、いいなと思った言葉や自分自身へのいましめとなるような言葉を少し抜き書きします
・自選いい言葉なので、かたよりがあるでしょう

○「西国立志編」は明治時代のベストセラーであるが、今でも触発される点では色あせていない

001 書物の中に潜む宝物を自らの心に蓄積すること

002 暇がないからなどといった愚かな言い訳などしない

003 幸運の女神は常に勤勉な人に味方しています

004 ゆっくりと歩みを進める者は、どれだけ歩いても疲れず、どれだけ遠い場所でも、そこに到達することができる

005 最も美味な果実は、熟するまでに最も時間がかかるものなのです

006 すばらしい功績は、あまりにも壮大なものであるため、すぐさま成果が表れない

007 努力を途中でやめなければ苦労は喜びに変わる

008 作品を作り上げていく過程で、技術と精神はますます熟練し、後になると、そのコツを会得し、短い時間で完成させられるようになっていきます

009 私が十日間で半身像を描くことができるのは、三十年間努力し続けた結果なのです

010 たとえ人並み外れて優れた才能を持っていたとしても、継続して努力を続けていかなければ、完成された域にまで達することはできません

011 この子の興味を奪ってはいけない

012 学習していくことは、最初は困難を伴いますが、だんだん習慣となっていき、たやすいものになっていきます

013 他人の無理強いや束縛に振り回されてはならない

014 人生のすべての場面において、自らの心が、自らの意志に従って動いていることが必要なのです

015 最短のルートは、最も荒れ果てたルートとなる。正しい道を進んでいきたいと思えば、どうしても回り道になってしまうものだ

016 元手が少ないと、人間は大いに奮起し、努力をする

017 人生というものは、本当に些細な物事の積み重ねから形成されている

018 ある国家が衰退していくときというものは、いずれも小さなことをおろそかにしたことがきっかけで起こっているのです

019 細部にまで注意が行き届いていることは、きわめて重要なことである

020 しばし手を止めよ。そうすれば、かえって早く完成するであろう

021 時間をおろそかにしないということは、仕事をおろそかにしないということの証しである

022 相手を騙して陥れる人と違って、まっすぐな心を持ったうそ偽りのない人は、その廉白さゆえに、急速に富を手にすることはできません

023 まっすぐでうそ偽りのない品行は、一種の財宝で、金や銀よりも貴重なものである

024 自分を落としてまで世間の名声や富を求める必要はない

025 人を騙し他人に損失を与える人間は、最終的に必ず滅亡する

026 他人に騙され、他人から損害を受けた人は、自分自身の罪ではないので、必ず復活します

027 借金とは人生における災難なのです。ですから、あなたは必ず「絶対に他人からお金を借りない」と決意すべきなのです

028 自分の使うお金が、資産の金額を超えないようにしなければなりません

029 外見ばかりをやたらと飾り立てているのは、非常に嘆かわしいものです

030 飲酒は、事業を成し遂げる上での最大の障害となる

031 すべての物は、忍耐強く努力した人の所有物である

032 どれだけ些細な仕事であっても、精神を集中させて、懸命に打ち込めば、その中に秘められた高い品行と、すばらしく誇れるものが手に入る

033 他人に利益を施すために金銭を蓄えようとし、それを慎ましく実践している人は、人間として正しく誠実で人情の厚い人である

034 巨万の富を手に入れ、非常に高い地位につき、強大な権力を手に入れ、世の中の歓楽をむさぼり、俗世間の名声を得るといったことは、真実の成功とは言えません

035 過剰にならない程度の労働は、人間の健康を維持し、快適さを与えるものです

036 あなたにもしすばらしい才能があれば、努力を積み重ねることによってその才能を開花させるべきです

037 もし平凡な才能しかない場合は、努力によってその才能の足りない部分を補うべきなのです

038 物事というものは、最初は困難で、最後には容易になっていくものなのです

039 最も役に立つ学問は、えてして、その進歩が最も遅いものなのです

040 喜びの気持ちを持って仕事を楽しむことができる人は、物事を実現させる力を持っており、必ずその効果が表れます

041 この仕事はよい仕事で、この仕事は駄目な仕事といったことはないのです

042 書物を読むことは友を得ることと同じなのです

043 君が仮に毎日数ページしか書を読むことができないとしても、その内容について深く考え、心に浮かんだことを書き留め続ければ、十年たてば、必ず君は、並の人々よりもはるかに博識となるであろう