ビタミンおっちゃんの歴史さくらブログ

STU48 音楽、歴史 などいろいろ

◎負けない奥義

2016-06-26 11:31:16 | 武術
負けない奥義

★「負けない奥義 柳生新陰流宗家が教える最強の心身術」(柳生耕一平厳信、ソフトバンク新書)を読んで少し

●「他流勝つべきにあらず。きのふの我に今日は勝つべし」(「柳生家憲」)

・他人に勝つためではなく、昨日の自分に今日勝てるように日々向上を目指して努力すること
ライバルを外に求めるのではなく、超えるべきは自分自身

●陰流の極意
 「陰」とは隙がないという意味
 陰流の極意は、相手から見たときに隙がないこと


●兵法の3つの病気
1 危ながる心
 相手に対する恐れ

2 打ちたいと思う心
 攻撃したいという焦り、勝ちたいという気持ち

3 防ぎたいという心
 防ぎたいという受け身の心

●茂拍子
 無拍子(拍子を持たない拍子)の意味で、「こう斬ろう」「こう防ごう」という気配、意図を悟られない心の動き
 必要以上の闘争心は無用

●水月活人刀
 水月の間合い(こちらの太刀が相手に届くところ)に入ったら、構えに束縛されない「無形」(構えがない)となり、相手の動きに対していかようにも応じられる状態になる
 構えがあると、どんな攻撃がくるかある程度予想がつく

無刀取りの3つのパターン
1 無刀勢…手の平とひじを使って太刀の柄を取り、奪刀する
2 手刀勢…手刀で相手を制して奪刀する
3 無手勢…タックルで相手に身体をぶつけて制する