チャレンジ

楽しく、自然体で生活しながら、チャレンジし、感じ続ける記録です。

夏が来れば思い出す

2008-08-31 20:48:15 | 身近な出来事
8月が終われば夏とは言えなくなるから今日は夏最後の日。
「今日の最高気温は30度に達す見込みです。明日からは天気も崩れ気温も下がります。今年最後の夏の日を楽しんでください。」ラジオから聞こえてくるアナウンサーの声も楽しそう。

こんな日は外にでかけてビールでも飲めばドイツの夏を楽しむことができる。
でも、今日は自業自得の出来事で足の調子わ悪いので、家でおとなしくせざるを得ない。

ドイツの家にはエアコンがない。私のうちだけでなくエアコンが無いのが普通。今日も外に出ると日差しが暑いと思うけど、湿気が低いから外でも木陰に入ると涼しい、分厚いコンクリートの壁に覆われたドイツの家の中は本当に涼しい。
今も長袖のトレーナと厚手のスエットパンツをはいて丁度適温という感じ。

こんな環境にいると余計に信州霧が峰池のくるみを思い出す。大学1年の夏休みにアルバイトをさせてもらったロベンドヒュッテを思い出す。ここはまさに夏でもエアコンがいらない場所だった。外が暑くても日陰やヒュッテの中にはいるととても爽やかで暑さを感じない。

ヒュツテのリビングから眺める、池のくるみ湿原、そして車山の姿がとてもすきだった。



朝、昼、夕方とその表情を変えていくが、そのどれもが好きだった。早朝は霧の日が多く、日中も霧が残る日も夏の間に何日かあった。窓を開けると部屋に霧が入ってきて部屋の全てを薄く白で塗りつぶしたみたいになった。
夜晴れた日には星が降ってくるくらいにたくさん見えた。天の川もすごくはっきり見えたし、ペルセウス流星群にはすごく感動した。仕事の休憩時間に冠ジュースを持って外に昼寝に行った。ヒュッテのリビングでもよく昼ねをしていたので「あなたは昼ねが好きな人ね」とオーナーのまさこさんによく言われた。

そこで出会った多くの人たちとの思い出もたくさんある。大学生になって少し背伸びをしたい時期に、すごく充実した時間をすごせた場所。

夏になれば思い出しロベンドヒュッテに行きたくなる。

前回いったのは4年前。このブログを書いた最初の日にロベンドヒュッテを訪れていた。今年も結局いけなかった。来年はどうかな。夏はいけないかもしれないけれどいければ嬉しいな。
スイスやオーストリーの美しい場所にはこれまでいろいろといったが、わたしにとってはそこの景色よりもロベンドヒュッテのリビングから見る景色が一番好きだ。