Hiro’s Diary (あしあと Part2)

『TEAM DU BON TEMPS』に所属。 チーム名の意味は、フランス語で『楽しい時間』なんですよ。☆ミ

ワンコイン・オルガンコンサート

2014年06月05日 | ミュージック






今日は、娘と二人でオルガン・コンサートに行って来ました。
木曜日は、娘にとっても塾のない日でもあって、この日にある『ワンコイン オルガン・コンサート』に行けることが出来たのです。

娘を誘ったのは、私…。
本来なら、私よりワイフと一緒に行くのが普通なんでしょうがねぇ。
ワイフの木曜日は、職員会等があって、いつも遅いのです。

器楽部に入って、音楽にも興味を持っていますから、こういった模様しものには付いて来てくれます。
流石に中学2年ともなると、簡単には一緒に来ませんからね。


会場は、『福井県立音楽堂ハーモニーふくい』です。
この音楽堂は、国内でも三大ホールに数えられるとか…。
音の響きも、素晴らしい施設なんですね。





なにが素晴らしいかって言うと、このパイプオルガンです。
大きさは、高さ約10m×幅約11m×奥行き約5.4mといわれています。
まるで、楽器というより建造物そのものですね。

パイプの数は、5,014本あり、70の音色を出すことが出来るそうな。
裏側に回れば、ハシゴが掛かっており、調律のためにあるそうです。
そんなお話を、近藤 岳氏から聞きました。





ちょいと、このパイプオルガンの中央にある演奏台をみてみましょう。

パイプオルガンの演奏台

1.モータースイッチ
2.譜面台
3.手鍵盤 第Ⅰ鍵盤 ハウプトヴェルク
       第Ⅱ鍵盤 ポジティフ
       第Ⅲ鍵盤 シュヴェルヴェルク
       第Ⅳ鍵盤 水平トランペットとクラリネット

4.足鍵盤
5.ストップ
  音色を選択するノブ、向かって左側からペダル鍵盤、 第Ⅰ鍵盤、譜面台と鍵盤をはさんで右側に第Ⅱ~第Ⅳ鍵盤用のノブが並んでいます。

6.メモリーボタン
  選択した音色をオルガン本体に記憶させ、演奏の際ボタン操作で呼び出します。

7.メモリーカード挿入口
  オルガン本体のメモリーをカードに記憶、再生させる事が出来ます。

8.モニター
  オーケストラや合唱等との共演時、指揮者を映し出します。

9.スウェルペダル
  ペダルの操作で第Ⅱ鍵盤と第Ⅲ鍵盤のパイプの音量を調整します。

10.カプラー
  足鍵盤と手鍵盤、手鍵盤どうしを連結させるスイッチです。

(※ 『ハーモニーホールふくいのパイプオルガン』から抜粋。)



出演は、


オルガン演奏者の「近藤 岳」氏



ヴァイオリン演奏者の「大宮臨太郎」氏



チェロ演奏者の「藤村俊介」氏によって、演奏されます。

(※ 演奏中は、カメラ禁止のため、今回はパイプオルガンの写真のみです。)



曲目は…。

・ラフマニノフ(編曲:近藤 岳):前奏曲 嬰ハ短調 op.3-2 「鐘」
・J.S.バッハ:無伴奏パルティータ第3番 ホ長調 BWV 1006 から ロンド
・J.S.バッハ:無伴奏チェロ組曲第1番 ト長調 BWV 1007 から 前奏曲
・コダーイ:ヴァイオリンとチェロのための二重奏曲 op.7から 第3楽章
・ヴィエルヌ:ウェストミンスターの鐘
・近藤 岳:「きらきら星」の主題による変奏曲
・グノー:アヴェ・マリア
・J.S.バッハ:G線上のアリア
・ラインベルガー:オルガン、ヴァイオリンとチェロのための組曲 op.149から



近藤 岳氏の前奏曲は「鐘」ですが、最初から奏でるパイプオルガンの迫力ある音は、まさしく宇宙戦艦ヤマトに出てくる、デスラー総統の出場曲みたいでしたよ。

でも、そんな大きな迫力のある音から、鐘の音色も出せるという素晴らしい楽器ですね。
その後は、バイオリンとチェロの単独演奏。
そして、バイオリンとチェロの二重奏。

最後は、オルガン、バイオリン、チェロの三重奏と素晴らしい音色を聞かせていただきました。

また、皆さまの拍手によって、アンコールもありましたよ。

このオルガン ワンコインコンサートは、春と秋に行われます。
勿論、ワンコインですから、大人は500円、小・中・高校生は100円と滅茶苦茶安いですよね。
約2時間のコンサートを聞いて、このお得感は素晴らしかったです。

娘もメモを取るなどして、素晴らしい音色に聞き入っていました。
娘との素敵な時間を、ありがたいことです…。