今日は、娘と二人でオルガン・コンサートに行って来ました。
木曜日は、娘にとっても塾のない日でもあって、この日にある『ワンコイン オルガン・コンサート』に行けることが出来たのです。
娘を誘ったのは、私…。
本来なら、私よりワイフと一緒に行くのが普通なんでしょうがねぇ。
ワイフの木曜日は、職員会等があって、いつも遅いのです。
器楽部に入って、音楽にも興味を持っていますから、こういった模様しものには付いて来てくれます。
流石に中学2年ともなると、簡単には一緒に来ませんからね。
会場は、『福井県立音楽堂ハーモニーふくい』です。
この音楽堂は、国内でも三大ホールに数えられるとか…。
音の響きも、素晴らしい施設なんですね。
なにが素晴らしいかって言うと、このパイプオルガンです。
大きさは、高さ約10m×幅約11m×奥行き約5.4mといわれています。
まるで、楽器というより建造物そのものですね。
パイプの数は、5,014本あり、70の音色を出すことが出来るそうな。
裏側に回れば、ハシゴが掛かっており、調律のためにあるそうです。
そんなお話を、近藤 岳氏から聞きました。
ちょいと、このパイプオルガンの中央にある演奏台をみてみましょう。
パイプオルガンの演奏台
1.モータースイッチ
2.譜面台
3.手鍵盤 第Ⅰ鍵盤 ハウプトヴェルク
第Ⅱ鍵盤 ポジティフ
第Ⅲ鍵盤 シュヴェルヴェルク
第Ⅳ鍵盤 水平トランペットとクラリネット
4.足鍵盤
5.ストップ
音色を選択するノブ、向かって左側からペダル鍵盤、 第Ⅰ鍵盤、譜面台と鍵盤をはさんで右側に第Ⅱ~第Ⅳ鍵盤用のノブが並んでいます。
6.メモリーボタン
選択した音色をオルガン本体に記憶させ、演奏の際ボタン操作で呼び出します。
7.メモリーカード挿入口
オルガン本体のメモリーをカードに記憶、再生させる事が出来ます。
8.モニター
オーケストラや合唱等との共演時、指揮者を映し出します。
9.スウェルペダル
ペダルの操作で第Ⅱ鍵盤と第Ⅲ鍵盤のパイプの音量を調整します。
10.カプラー
足鍵盤と手鍵盤、手鍵盤どうしを連結させるスイッチです。
(※ 『ハーモニーホールふくいのパイプオルガン』から抜粋。)
出演は、
オルガン演奏者の「近藤 岳」氏
ヴァイオリン演奏者の「大宮臨太郎」氏
チェロ演奏者の「藤村俊介」氏によって、演奏されます。
(※ 演奏中は、カメラ禁止のため、今回はパイプオルガンの写真のみです。)
曲目は…。
・ラフマニノフ(編曲:近藤 岳):前奏曲 嬰ハ短調 op.3-2 「鐘」
・J.S.バッハ:無伴奏パルティータ第3番 ホ長調 BWV 1006 から ロンド
・J.S.バッハ:無伴奏チェロ組曲第1番 ト長調 BWV 1007 から 前奏曲
・コダーイ:ヴァイオリンとチェロのための二重奏曲 op.7から 第3楽章
・ヴィエルヌ:ウェストミンスターの鐘
・近藤 岳:「きらきら星」の主題による変奏曲
・グノー:アヴェ・マリア
・J.S.バッハ:G線上のアリア
・ラインベルガー:オルガン、ヴァイオリンとチェロのための組曲 op.149から
近藤 岳氏の前奏曲は「鐘」ですが、最初から奏でるパイプオルガンの迫力ある音は、まさしく宇宙戦艦ヤマトに出てくる、デスラー総統の出場曲みたいでしたよ。
でも、そんな大きな迫力のある音から、鐘の音色も出せるという素晴らしい楽器ですね。
その後は、バイオリンとチェロの単独演奏。
そして、バイオリンとチェロの二重奏。
最後は、オルガン、バイオリン、チェロの三重奏と素晴らしい音色を聞かせていただきました。
また、皆さまの拍手によって、アンコールもありましたよ。
このオルガン ワンコインコンサートは、春と秋に行われます。
勿論、ワンコインですから、大人は500円、小・中・高校生は100円と滅茶苦茶安いですよね。
約2時間のコンサートを聞いて、このお得感は素晴らしかったです。
娘もメモを取るなどして、素晴らしい音色に聞き入っていました。
娘との素敵な時間を、ありがたいことです…。