ふらりラーメン屋さんに入店。
テーブルに何やら小壺が常備されてます。
揚げ玉ねぎ。香ばしさがたまりません。
辛子高菜。ツーンと刺激的な香り。
高菜は中央アジア原産で、シルクロードを通って平安時代に日本に入ってきました。
江戸菜の愛称でも親しまれ、野沢菜、広島菜と並ぶ日本三大漬菜の一つです。
現在日本で食べられている辛子高菜は、明治37年に四川省から奈良県にもたらされた品種が原種です。
アリル辛子油の落涙級の刺激が博多っ子達の心をつかみ、福岡では半数以上のラーメン屋さんにトッピングとして常備されているのだとか。
また栄養価が高いことでも知られ、ビタミンA、C、カロチン、鉄分、カルシウム、食物繊維、葉酸などが豊富に含まれています。
中央アジアで生まれた滋養の葉菜がシルクロードを通って平安京に至り、中国蜀で辛みを獲得した品種が奈良で博多で美味しく発展し辛子高菜として大成した。
それを東京のラーメン屋さんで手軽に食べられる幸せ、食の繋がりに思いを馳せた高菜タイムでした!