ヒーメロス通信


詩のプライベートレーベル「以心社」・詩人小林稔の部屋にようこそ。

以心社刊行のお知らせ。小林稔評論集『来るべき詩学のために(ニ)』

2015年05月04日 | お知らせ

以心社からの刊行のお知らせ

2014年、小林稔評論集『来るべき詩学のために(一)井筒俊彦研究「意識と本質」を読む。付デリダ論序説』を発行しました。その二弾として『来るべき詩学のために(ニ)「意識の形而上学を読む。』を予告していましたが、それを来年(三)として刊行し、その前に今年度は『来るべき詩学のために(ニ)ポエジーの泡立つところについて。』を刊行します。その後は「自己への配慮と詩人像」と続いていきます。

評論集『来るべき詩学のために(ニ)ポエジーの泡立つところについて。』 

目次

   はじめに 

Ⅰ 書評

一 プラトン哲学の将来―三・一一以後の世界に向けて

      藤沢令夫『ギリシア哲学と現代』(岩波新書)

二 ディオニュソスの系譜

      酒井健『バタイユ』(青土社)

三 情念のエクリチュール

      小説『ショパン 炎のバラード』

       ロベルト・コトロネーオ 河島英昭訳(集英社)

Ⅱ エセー アンテロースの恋 付・ミケランジェロの詩/自註

Ⅲ 詩集評――ポエジーの泡立つところについて。

  『朝倉宏哉 詩選集一四〇編』(コールサック社)

   詩集『白蛇』(天使舎)自註への試み。

Ⅳ ワークショップ「ひいめろすの会」報告

      ヒーメロス通信・前編/後編

      萩原朔太郎   /金子光晴   /西脇順三郎   /鮎川信夫

Ⅴ 同人誌評 

 斎藤征義「三陸鉄道北リアス線」・橋本征子「柘榴」/二宮清隆「王冠」・中尾敏康「義眼」

 大羽 節「コンテナ」/柳生じゅん子「城内一丁目」/三井喬子「血の音が」

 朝倉宏哉「シューズ」・清水正吾「怒り」/北条裕子「無告」/佐々木英明「若いおんなと老人」

 鈴木東海子「朗読の人」/山口健一「十一月の飛べない鳥たち」/米川征「板金工場」

 柏木勇一「叫ぶ母」/木野良介「肉、それも食肉について」/日笠芙美子「水の  家」

 高橋次夫「灌仏会の日に」/武田弘子「無人駅」/柏木勇一「八月」/北条裕子「半双の夏」

 野木京子「紙の扉」・瀬崎祐「洗骨」/上野菊江「聖なる丘」・大塚欽一「彼らはいつも」

 平野充「祈祷書」(鳥)・朝倉宏哉「鬼首行き」

Ⅵ 雑記

   高橋睦郎『詩歌の国の住人として』を読んで。  /誤読の活用  

 ランボーのこと  /ジャズと詩作  /詩誌『kototoi』を読んで。  

 生成する音楽、ビートルズ  /柄谷行人『トランスクリティーク』を読みながら考えたこと。  

 柄谷行人『哲学の起源』を読んで。  /現代詩のデフレスパイラル  /息子を亡くした父親の悲しみ。

 砂漠から来た男  /編集後記から  /詩の相互批評について。  /  

 若き闘士、羽生結弦よ。  /想像力と勇気  /『来るべき詩学のために』(一)についての自註

後記



コメントを投稿