ハッピー&ラッキー

コレクターズとピロウズとANATAKIKOU、その他音楽やいろいろ。

OnGen

2008-05-22 | コレクターズ
リーダーも紹介してる、このインタビュー面白いですね。

ザ・コレクターズ特集

いつも思うけど、長くやってる人が情熱を失わず、ずっとクオリティを保つ(どころか進化する)のって、口で言うのは簡単だけど本当にすごいことだと思う。すごいというよりすさまじい。コレクターズの場合、天才がさらに長持ちしているのが逆に世間から注目されない原因だったりするんじゃないかとも推察。一瞬で消えてしまう天才のほうが扱いやすいもんなあ。このインタビューの中でも言っていますが、「コレクターズはロックすぎるから万人に支持されない」って、まさにそのとおりだと思う。世間はたぶん「ロック」というものを正しく理解する気はないだろうし。三船美佳くらい間違ったロック観だといっそすがすがしいですが。「一般的に売れるものは適度にダサい」というのはここ数十年変わっていない気がします。いや私もガチガチにかっこよすぎるものは全然好きじゃないし、ゆるくてかっこ悪い部分があるものは大好きですが、そういうのとはちょっと違う、一般的に売れるもの(音楽とかファッションとか)の基本姿勢は絶対「ダサさ」だと思う。まあそういうものを、恥ずかしげもなく出来る人こそが「売れ線」となれるのだろうからある意味成功者とも言えるのでしょうが。

あと、吉田仁さんの話はいいね。「バンドにとって一番面白いのは四人でやってる音だから」という発言は真理だしかっこよすぎる。このインタビューの最初のほうで話していた、「たよれる男」や「ツイスター」をシンプルにしたかったというリーダーの意見とも合致しているのか、ほんとに新譜かっこよくて好きだなあ。仁さんといえばピロウズの「MY FOOT」もシンプルで好きなのですが、このときのpeeちゃんが言っていた「いらないものを極限まで削ったシンプルなもののほうが、受け取った人の中に残る」という言葉を思い出します。ああシンプルなギターポップ万歳。

でもこのインタビュー、「UFO CLUB」なんて誤植はちょっといただけないぜ!