東京育伸会*塾長ブログ*親子で学びを楽しむ為に出来る事

算数工作教室を始め、基礎基本を理解する学習を中心に補習から進学までをサポートしています。

幼少期から活かされる学習習慣

2016-01-25 11:02:38 | 子育て編

土曜日は英語検定を実施しましたが

どこの会場でも時々見かける低年齢での上級受験

教育熱心な親御さんはやはり英語に熱心なのだと思います

少し前ですが、数学検定2級を小学低学年のお子さんがとった事でも話題に

なったりしていましたね

低学年の頃というのは、興味を持った事をどんどん吸収し大人がビックリするほどの

力を見せてくれますよね

全国の駅名を覚えたり、国旗を覚えたり、百人一首を暗唱できたりと言った具合です

 

例えば「絶対音感」は6歳まで、英語を変換せずに理解する為には3歳まで

などのように、脳の働きは成長とともに変わって行くので

その年齢までに出来る事をしておいてあげれば、その後の学力や興味を持つ分野も変わって来る

かも知れませんから、幼児教育というもの自体に関して私も興味があります

実際、4人の子どもを育てる中で私の子育てに対する概念は変わり、最初の子と末っ子では

育て方は全く違う物になりました

もともと私は「主婦」という仕事があまり得意ではありません

家事はやりますが、好きでやっているのではなく必要だからやっていると言った程度です

外で働いている方が性に合っているんです

ただ、働く時間と子ども達と過ごす時間を同じくらい大切にしてきました

子ども達を連れて出掛ける事は大好きですし、一緒に食事をする事も欠かさずにして来ました

最初の子と末っ子で何が変わったかと言うと、学校に上がるまでの5年間です

もともと知育玩具等を揃えていましたし、公園にも連れて行き裸足で泥んこになるまで

砂遊びなどもしていたのですが、そこにもう一つの要素を加える事にしました

といってもたいした事ではありませんが

しかし、高校生になった今でもその効果は高い!と感じている事があります

ただ思わぬ弱点があり、末っ子は「社会科」が大嫌いです

これはとても不思議で小さい頃から各地へ旅行に連れて行ったり

海外へも連れて行きましたが、地理に興味を持つ事はありませんでした

中学生になった頃から出掛けるときはその場所を地図で一緒に見たり、

実際に海が見えてくれば

「三陸と言われているよ」「駿河湾だよ」とか「あっちが外房だよ」

など話しかけて来たのですが、あまり記憶に残っていないようです

しかし、小学生の頃社会が苦手だったか?というと、点数からは苦手だという判断は出来ませんでした

ただ、こうした知識は本人が興味を持ち学習すればすぐに付く力でもありますよね

なので「取り返しのつく範囲」だと私は思います

逆に数学や英語は好きです

出来るとは言えませんが好きなので学習すればした分、それなりの結果を出せます

 

先に書いたように知育玩具を揃えて、遊びの中からも学びの部分を増やしたり学ぶ要素を加えていました

そしてそこに加えたのは、「音読」です

日本語も英語も「音読」する事を習慣にしました

もちろん、文章が読よめるようになるには時間が必要でしたから、始めは単語から

しかし、そうした習慣をつける事で、4歳くらいから童話を”抑揚”をつけて読むようにうなっていきました

抑揚を付けるというのは「場面や心情」がわからないとできません

英語はリスニングを聞きながらそれを真似て行く事で次第に意味をつかんで行ったという感じでしょう

つまり意味もわからないけど、とりあえず覚えるという流れが出来上がり、意味は跡から付いて来た感じです

そしてもう一つは算数系になりますが、虫食い算のような計算と折り紙をよくやっていました

数字という概念を教える為には生活の中で工夫します

「タオルを1枚持って来てくれる?」「みんなのスプーンを出してね。何人いるかな?ちゃんと数えてね」など

そして時間という概念もこの時期に付けておくのも必要です

おむつの外れる頃は既に歩き、「おトイレいきたい」と言えますね

その時によく私がしていたのは、「じゃ、10数えてね」と言って10秒でおトイレに連れて行きます

10秒の感覚をここで覚えて、他の事にも利用します

「お腹すいた~」と言って来た時、「30分まってね、時計を見て、何時になったらご飯だと思う?」

生活の中には幾らでも時間という概念を教えるチャンスがありますね

そして、30分ご飯を作っている間「音読」をしてもらい、それを聞きながら料理をします

ご飯を食べながら音読してもらった話の内容に触れ、感想を話し合います

 

具体的な事をあげれば切りがありません

まとめとしては

「生活の中に学習習慣を取り入れる」ということですね

しかし、これも熱心になりすぎれば押しつけになり、子どもは嫌がるようになり

本来の目的は果たせません

心がける事は「楽しく学ぶ」ということですよね

そして、机に向かって学習するのは学校に進学してからで充分だと思います

それまでの時間に学ぶ楽しさを教えてあげられるか?

そこがポイントになるように思います

 

こうした事に気をつけながら育てた末っ子は、勉強嫌いにはなりませんでした

ただ、将来の夢は高学歴を必要としない職業だった為

勉強と向き合う事に疑問を感じた時期もありましたが、それでもこちらの説得に応じ

上位大学進学を決めました

しつこいようですが、勉強を嫌いになっていたら納得しなかったでしょう

 

低年齢の英語検定も数学検定も、なんでもそうですが

子どもが望むなら結構ですが、望んでいないなら他の形で学ぶ事の楽しさを知って欲しいと思います

それが、将来に活きる学力になるからです

 


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