東京育伸会*塾長ブログ*親子で学びを楽しむ為に出来る事

算数工作教室を始め、基礎基本を理解する学習を中心に補習から進学までをサポートしています。

観光地に行くという学習

2016-02-15 14:20:59 | 子育て編

子育て編です

 

昨日の日曜日、関東地方は春一番を迎え暖かくお天気の良い1日になりましたね

私も久しぶりに娘を連れて長瀞の蠟梅を見に出掛けました

朝まで続いた雨が嘘のように晴天となり、咲き誇る梅の花に感動しながら歩きました

蠟梅は香りも強く、辺り一面がその香りで埋め尽くされています

 

元気のよいお子さん達が、走り回り、後ろから「走らないの!」というお母さんの叫び声

お子さんも柔らかい土と、梅の香りと何よりご両親とのお出かけに

ついつい、はしゃいでしまうのでしょう

お母さんの叫び声は終わる事なく、子ども達は走るのを辞めません

困ったお母さんは離れた場所にいたお父さんに「お父さんも叱ってよ!」と叫び始めます

「おーい、走るなよ」と何となく声をかけたお父さんでしたが、もちろん子ども達は走るのを辞めません

傾斜に立つ沢山の梅の木の間を子ども達は笑いながら走っています

観光にいらしている方の多くは年配の方ですから、ぶつかれば怪我をするでしょう

 

親の言う事を聞かない子ども達は出掛ければ大概目にしますよね

多くの方は「親が子どもにしつけを出来ないからだ」と思っていらっしゃると思います

確かに子どもをしつけるのは親の役目です

しかし、興味を持った事に一目散になるのが子どもですから

そう簡単に言う事は聞かないでしょう

言う事を聞かない時、お母さんの心の中は「自分が周りからダメな人間だと見られる」という

恐怖心から、子どもにしつけを迫られている方も多いと思います

そして、先ほどの例のように走るのを辞めさせなければ”自分が”恥をかくという気持ちから

お子さんを怒鳴りつけたり、過剰に叱ったりする事になる

という構図が見えてきますね

 

もう一つ例を挙げましょう

昨日、帰りのインターで夕食を済ませようと、インターへ寄りました

お子さん連れの方の為に別枠で設けられたブースは鳴き声と忙しく立ち回る親御さんで

凄い騒ぎになっていました

それとは別のブース、私たちのテーブルの横にも小さなお子さんを連れたご家族が座っていました

しかし、そこのお子さんは泣く事も走り回る事もしません

同じ月齢のお子さんを持っていても、親御さんの”意識”の違いで対照的な子育てになっていきます

テーブルに置かれたベルが鳴り、お父さんは食事をとりに席を立ちました

「僕も行く!」と席を立ち上がった所にすかさずお母さんが「ここにいよう?お母さん寂しくなっちゃうから」

と声をかけ、お子さんは「わかった!」と言って座り直しました

それから「どんなご飯が来るかな?全部食べられる?」などの会話をして待っていました

 

このお母さんにとっても周囲に迷惑をかけない為にどうしたら?と考えた結果

子どもを叱るより効果的な方法を身につけたのだと思います

叱る事で問題が解決される事の方が少ないのです

 

観光地に小さな子どもを連れて行った時、親も子も学習するチャンスなのですから

ただ叱って親も子も疲れるだけでは勿体ないですよね

「走らないの!」と叫んでいたお母さんは間違いなく疲れた事でしょう

考え方をここで変えて、「ちょっとこっちに来て」と呼んだ方が良かったですね

そして、ここは公園ではない事、他人の迷惑になる事などを話しながら歩き

梅の木に掛かっている木名を一緒に読んで、梅と一言に言っても色々な種類がある事や

遠い場所から運ばれて来ている事等を話して歩けば

もっと楽しい時間になったと思います

 

せっかく多くを学ぶ事の出来るお出かけです

子育術を磨く事も心がけてみてはいかがでしょう?

ちなみに私の子育期ですが、私はとても厳しかったと今思っています

大人になった子ども達は、言う事を聞かないお子さん達を見ると

「お母さん、行っておいでよ」なんて言われます^^;

しかし、厳しく育てられた事を、今は子ども達から感謝されています

 

積極的に観光地に出掛け、親子で学習して欲しいです

子育中のみなさん、応援しています!!


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