夏期講習が始まって1週間が過ぎました
eトレ学習で弱点克服に取組んでいる生徒さんもいますし
先に学校の宿題を終わらせようと言う生徒さんもいます
クラブ活動や職業体験・臨海学校などなど学校行事も盛んで中学生は本当に急がしそうです
ただ、それは公立中学の話で私立中学の行事は部活動以外は殆どないようです
端から見ていて思うのは公立中学は夏休みを休みにしたくないのではないか?
という事です
クラブ活動は直前まで予定が決まらず、家族旅行もままならないご家庭は多いと思いますし
遅れを取り戻したいと思っていてもその時間や体力の殆どを学校に持って行かれてしまっています
35度を超える猛暑の中でも運動!運動!!
いったい、何を鍛えたいのでしょう?
部活動が悪いとは言いませんが、バランスがかなり悪いように思います
午前中に臨海学校の為の水泳特訓、午後から暗くなるまで野外部活動
そんな生活を1週間も続けなくてはならない子ども達が可哀想になります
適度に手を抜く事の出来る生徒さんならまだ良いですが、言われた事を真面目にやり通そうとする生徒さんは
結局倒れるか寝込むかという極限まで振り回されて、いざ夏休みが終わったら「成績が伸びていない」なんて言われるのは
ナンセンスだと思いませんか?
涼しい部屋でゲームに明け暮れているよりは勿論良いのですが
取り戻しの為の夏休み
にはなりませんね
体力や精神力を鍛える事は大切ですがバランスを保たせるのも中学生に対してはまだ大人が誘導する時期です
私は子ども達の夏休みが楽しみでした
なんでも一緒にできるからです
家の中の仕事も買い物も、食事も時間を気にせずお喋りしながら過ごせますし
一緒に何か一つの事に取組む事もできました
宿題もよく考えて取組む時間も確保したり、工夫しながら過ごす夏休みが本当に楽しかったです
もちろん、私もずっと仕事を続けていますから
1日で考えればわずかな時間ですが、今の中学生のように束縛された夏休みなんてちょっと想像がつきません
ただ、こんなハードな生活をするのは運動部の一部の生徒さんだと思いますが
当教室にはその1部の生徒さんが多く、この夏に取り戻したいという気持ちと生活が噛み合ず
くたくたになった状態で教室に来る生徒さんもいます
私立の生徒さんはというと予定が立てやすく学習時間の確保がしやすくなっているように思います
そして皆さんこの夏に取り戻したい!!
という強い意志を持って取組んでいらっしゃいます
辛い中学受験を乗り越えてもまだ上を目指そうとする強い意志と姿勢に、こちらも答えたいと思います
国立大学付属の中学生さんは自分が克服したい単元も明確でとても意欲的です
同じ単元でも公立での学習より難易度は高く先を見据えた学習となっていますね
私立中学の生徒さんは教科そのものが苦手になり、どこから学習したら良いのか?と不安でいっぱいだったようですが
1週間のご指導で既に笑顔が見られるようになりました
夏に伸びる子は授業時間だけでなく、自習時間をしっかり確保できるか?にかかっています
教わるだけでは伸びません
教わった事を使いこなすから出来るようになるんです
体力を付けたいと運動部に入部する事がいけない訳ではないですが
学習とのバランスを保てるか?
そこをよく考慮してくださいね
実際、中学の時運動部で頑張っていた生徒さん達、高校では運動部を避け
学習を優先できるスタイルを選びました
両立できる体力と器用さを持ち合わせていないと自分で判断したからです
スポーツで生きて行くなら別ですが、そうではないなら学習を後回しにして良い事はありませんよね
夏休みが充実する工夫をして過ごしましょう!