神戸の小父さん日記

五十代サラリーマンのオフタイム

ブラームス 弦楽四重奏曲第3番 変ロ長調 Op.67

2005年08月22日 | 音楽
 本日のウォーキングBGM。演奏はQuartetto Italiano。
 1875年作曲、1896年初演。この作曲と初演の間の年数はなんなのでしょうか。
 この第3番は弦楽四重奏曲の中では最も有名です。確かに第1楽章の出だしなど、なかなか軽快でいいですね。モーツァルトの有名なピアノソナタを連想させます。でも問題はそこからです。何かうまくいかないんです。素材はいいと思うんですが、どうにも音楽が流れていきません。こちらの聴き方が悪いせいでしょうか。第4楽章の最後には、どうにもならなくなって、という感じで冒頭の主題が再び用いられますが、これもあまり必然性が無いですね。
 この曲を作曲した同じ年に、ピアノ四重奏曲も第3番を書いています。これは前にここでも書きましたが、なかなかの名曲でした。なのに何でかな~。
 この曲以降、弦楽四重奏曲は書いていませんから、本人も諦めた(?)のでしょう。次の年には交響曲第1番を完成させています。