とにかく、日を改めて、住職と共に、その歴代住職の墓域と思われるところへ供養に赴くと共に、五輪塔の一部と思わしき石の破片が、やはり五輪塔の一部であると確認できれば、現在の往生院の歴代のところに祀りて、毎月の供養を受けれるように調えるということで、話を進めることになった。
いずれにしても、あの鬱蒼とした藪の中で、もう少なくとも五百年以上は、歴代尊位の供養としてのお経を、眠っておられるその場では頂けていなかったのは確かであるのだろう・・
これまでの何度も赴いた調査の際でも、お経を上げずに、ただ調査だけをしていたのは本当に迂闊なことであった・・
昨日も焼け焦げた瓦を手にとって、それを動画におさめていたが、いまだそのように兵火により焼け焦げたままの瓦や土塀がそのまま地面に残ってあるように、その場で亡くなった多くの者たちの供養も、そのままに滞ったままであると考えるべきだったのである・・
もしかしたら、多くの遺体も戦火の混乱の中で、昨日のあの場に何百年とそのままに眠らされてあるままなのかもしれない。
とにかく異変が尋常ではなかった。よく葬儀の斎場からの帰りにも似たようなことがあるものの、昨日のはそれ以上の、もう息ができない、意識が朦朧とするまでの、もしかするとこのままでは・・と思うものであった・・
とにかく金堂跡に向き合う考えを改めねばならない・・
いずれにしても、あの鬱蒼とした藪の中で、もう少なくとも五百年以上は、歴代尊位の供養としてのお経を、眠っておられるその場では頂けていなかったのは確かであるのだろう・・
これまでの何度も赴いた調査の際でも、お経を上げずに、ただ調査だけをしていたのは本当に迂闊なことであった・・
昨日も焼け焦げた瓦を手にとって、それを動画におさめていたが、いまだそのように兵火により焼け焦げたままの瓦や土塀がそのまま地面に残ってあるように、その場で亡くなった多くの者たちの供養も、そのままに滞ったままであると考えるべきだったのである・・
もしかしたら、多くの遺体も戦火の混乱の中で、昨日のあの場に何百年とそのままに眠らされてあるままなのかもしれない。
とにかく異変が尋常ではなかった。よく葬儀の斎場からの帰りにも似たようなことがあるものの、昨日のはそれ以上の、もう息ができない、意識が朦朧とするまでの、もしかするとこのままでは・・と思うものであった・・
とにかく金堂跡に向き合う考えを改めねばならない・・