今日は晴れとなり、誠に日中は暖かくなりましたね。
終日寺院勤務
寺務・墓苑枯れた仏花抜き・墓苑ゴミ収集・落ち葉掃除などして過ごす。
昨日の感動さめやらぬ感じでございました。
深遠なる空と縁起の理法をお説きになられます慈悲深きお方、観音菩薩様の化身、ダライ・ラマ法王猊下に最敬礼申し上げます。
「ダライ・ラマ14世法王猊下・2011.10.30大阪特別講演に参加・2」はもうしばらくお待ち下さいませ。
「ダライ・ラマ こころの自伝」春秋社を読み進め中。
ダライ・ラマ14世テンジン・ギャツォ師 (著)
ソフィア ストリル=ルヴェ氏 (編集)
ルトランジェ治美氏 (翻訳)
・・
いよいよ待ちに待ったダライ・ラマ14世法王猊下・2011.10.30大阪特別講演の日。
早朝に寺院の開門・梵鐘・落ち葉掃除と済ませて、午前9時着を目処に舞洲アリーナへと出発。
舞洲に入ると既に駐車場入りの車渋滞。少し焦るも順調に流れて、無事に駐車。かなりの広い敷地の臨時駐車場、料金は千円。そして、会場へ向かい受付。セキュリティーチェックが厳しい。金属探知器に持ち物検査。傘やペットボトルが回収されていた。厳重な警戒体制。そして会場入り。
アリーナ壇上には巨大なタンカ(中央はお釈迦様、下部には観音菩薩様・文殊菩薩様かな?)が奉られており、雰囲気は荘厳。既に会場は半分ほどの参加者で溢れていた。チベット人や韓国人の方たちもちらほら。1階、2階と併せて開場の頃には最終的には1万人ぐらいの参加者になるかな。一階で昼食になるおにぎりとお茶を頂く。
広い会場内、席を探すのも一苦労。一階席はパイプ椅子のぎゅうぎゅう詰めでかなり窮屈。スタンド席の方がゆったりと座れていたのかも(笑)。ようやく座ってトイレに行ったりして開場を待つ。女性トイレはかなり混雑して列をなしていた。これだけの人数、臨時の仮設トイレがないと少し可愛そうでしたね。
さあ、もう定刻の10時、でもまだ始まる気配がない。そこで、主催者から発表があり、開場が20分ほど遅れるとのこと。ダライ・ラマ法王猊下の車も渋滞に巻き込まれてしまって到着が遅れてしまっていたようです。
そして10時25分頃、いよいよ開始。まずは、高野山大学・学長・藤田光寛師のご挨拶。ご挨拶後、ダライ・ラマ法王猊下ご登壇。皆総立ちに。まずタンカへ向けて三拝なされて、御着座。そして、最初に般若心経を皆さんで読経しましょうということをおっしゃられて、般若心経の大合唱。漢語、韓国語、チベット語の般若心経が会場内に響く。その後、法王様が、帰敬偈、般若心経の真言部分を誦経なされて、すばらしい始まりとなった。
さあ、どのような内容になるのか、ワクワクと楽しみながら、法王猊下のお話ぶりに徐々に引き込まれていきました。
そして、即時のすばらしい通訳に感嘆。仏教講義を即時通訳するには相当な専門知識と事前準備が問われますが、非常に円滑にこなされておられました。
さて、講演要旨の詳しいご解説は、石濱裕美子先生のブログをご参照頂くのが最良かと存じます。
「2011年大阪、法王の般若心経講義(前半)」
http://shirayuki.blog51.fc2.com/blog-entry-580.html
かなりレベルの高い講義になっていたことは確かでありましたでしょう。次々に出てくる専門用語のオンパレード、よほどしっかりと予習していない限り、お話に付いていくことは容易では無かったと思いました。私の周りの方たちも難しすぎて理解できないとこぼしておられましたね。
とにかく、第一部では般若心経の説く「空」を繰り返し、繰り返しに力強くにご解説なされておられましたのが印象的でした。『「空」と言っても何もないという意味の虚無とは違う。あくまでも実体が無いということです。』、『世俗のレベルでは確かに存在はしているが、究極的なレベルでは、実体が無いのだ。』と。
またご講演内容の感想については、次のエントリーにて述べさせて頂くことと致します。
少し残念でしたのは、法王猊下にご質問ができなかったことでありました。事前に少し用意しておりました「中観帰謬論証派における非有非無の中道解釈」に関しての質問でしたが、今回はやはり難しかったですね。みんな結構必死に質問のコーナーへと殺到して列になっていました。一部と二部併せてで10名ぐらいの質疑応答になりました。中には難しい内容や意外な内容もあり、猊下も親切丁寧、熱心にお答えになられておられました。
質問の一つに、小学生と思われる子どもさんが、「法王様がおっしゃられるように私たちが幻のような存在というならば、友達との友情も幻みたいなものなのでしょうか?」と素朴に聞いていた質問はある意味で良い質問だと感心しました。
しかし、そのお答えはやはりかなり難しい内容であるため、もちろん、ご本人には納得できないところ多々であったでしょうが、是非頑張って学校の学びと併せて仏教の学びも進めて頂いて、いずれ理解できるようになることを祈念致します。
「ダライ・ラマ こころの自伝」春秋社を会場内にて購入。
ダライ・ラマ14世テンジン・ギャツォ師 (著)
ソフィア ストリル=ルヴェ氏 (編集)
ルトランジェ治美氏 (翻訳)
ダライ・ラマ14世法王猊下・2011.10.30大阪特別講演に参加・2へと続く・・
・・
ダライ・ラマ14世法王猊下・2011.10.30大阪特別講演へ向けた予習
http://blog.livedoor.jp/hidetoshi1/archives/52042949.html
・・
「みんなの寺の作り方―檀家ゼロからでもお寺ができた!」
天野和公師著・雷鳥社
読了致しました。清々しい内容に感嘆。お寺づくりの志における仏縁の妙なること限りなし。縁尋機妙 多逢聖因。これからのお寺のあり方を真摯に考えさせられる内容でございました。
寺院関係者のみならずとも仏事について考えるところのある一般の方にも是非読んで頂きたいと思える内容でありました。日本一の寺嫁、坊守を目指しての日々のご奮闘に敬意を表します。
三宝のご加護の下、これからのお寺の益々の興隆とご住職様のご活躍、お子様の健やかなるご成長、ご家族皆様のお幸せを切に祈念申し上げます。川口英俊合掌九拝
・・
相次ぐチベット仏教僧による焼身供養・・いったいどのような想いの中で僧衣に灯油を染み込ませて、自らに火を点け、灯明と化し、絶命するその瞬間まで叫び訴え続けられたことであろうか・・深遠なる慈悲・利他行としての焼身供養が無明の闇を照らす光明とならんことを切に祈願申し上げます。合掌九拝
1)相次ぐチベット仏教僧による焼身供養に関してのダライ・ラマ法王猊下のお考えをご推察申し上げる上で、一つの重要な示唆が含まれている著書としては、『ダライ・ラマ「死の謎」を説く』(角川ソフィア文庫)大谷幸三氏とダライ・ラマ法王猊下との対話における内容が参考になるかと存じております。
2)『ダライ・ラマ「死の謎」を説く』(角川ソフィア文庫)・第一章「死」とは何か・3自殺と殺人、p39-51の内容においては、まず猊下は、自殺をする原因、本来的な自殺の不成立、基本的には自殺は悪業であること、自殺許容の可能性、不可避な殺人について述べられておられます。
3)ここで注目すべきは、「自殺許容の可能性」に関する猊下の言及であります。本文の趣旨から猊下のお考えを察すると、慈悲・利他行として、他の者たちに悪行・悪業を積ませないため、他の者たちに善行・善業を積ませるための自殺は許される可能性があるということではないかと存じております。
4)もちろん、自殺にしろ殺人にしろ、仏教の不殺生戒からは、当然に禁じられており、極力避けることが当然のことであって、許容されるとすれば、それは極めて限定された極限状態において、例外的に否定されない場合があるということであります。ここのところを間違えてしまってはいけません。
5)では、この度の相次ぐチベット仏教僧による焼身供養に関して、自殺として許容される可能性、否定されない可能性があるかどうかもしっかりと見極めていく必要があります。つまり、焼身供養が、真なる慈悲・利他行であるのかどうかを考えていかなければならないということであります。
6)まず、慈悲・利他行として成立するのは間違いないと理解できるところであります。これ以上、中国当局側の者たちに悪業を積ませないために、また、少しでも困苦にある皆のおかれている立場が改善されて幸せに過ごしていけるようにとの想いが込められていると考えられるからであります。
7)あとは、極めて限定された極限状態にあるかどうかということであります。ここのところは、現地の状況をしっかりと見極めていく必要があると考えております。これまでの情報を鑑みますと、かなり厳しく追いつめられていることは想像できますが、今一度分析して参りたいと存じております。
『日本仏教界より中国政府によるチベット僧院弾圧を 非難する声明 緊急記者会見』 http://t.co/lSDP0BPs 「中国政府のチベット人への弾圧に抗議」
中原一博氏( @tonbani )ブログ
ダラムサラにチベットの土20トンが運び込まれた - チベットNOW@ルンタ
http://t.co/Kbuc8Kod
チベット内地情報更新:「<速報>今日、カンゼで再び抗議の焼身供養」 http://t.co/dFcIBiKw
あぁ・・またしてもチベット仏教僧による焼身供養がなされてしまったようです・・これまで自らを灯明と化され焼身供養をなされたチベット仏教僧・尼僧各師の深遠なる慈悲・利他行が無明の闇を照らす光明とならんことを祈願申し上げます。合掌九拝
相次ぐチベット仏教僧による焼身供養について
http://blog.livedoor.jp/hidetoshi1/archives/52044749.html
・・
川口英俊のツイッター
http://twitter.com/hide1125
ツイッターログ
http://twilog.org/hide1125
93)末木文美士先生( @bunmao )ブログ 「メモと近況」ご更新 http://bunmao.cocolog-nifty.com/blog/2011/10/post-6fbc.html 末木文美士先生のご論考整理内容を受けて、拙勝義方便のまとめ考察もまた対応していけましたらと存じております。
#勝義方便メモ まとめNO.1
http://togetter.com/li/200586
堀江宗正先生( @NorichikaHorie )が末木文美士先生( @bunmao )のブログにおかれまして、一連の「天罰論」の議論に関してコメント投稿をなされておられます。 http://t.co/fnGcZ81R
・・
#勝義方便メモ まとめNO.1
http://togetter.com/li/200586
【大震災・空と縁起と】(1-11)
http://blog.livedoor.jp/hidetoshi1/archives/52002925.html
これまでの天罰論に関しましての私見関連考察 【大震災・空と縁起と】(12-47)
http://blog.livedoor.jp/hidetoshi1/archives/52007858.html
天罰論に関しましての私見関連考察、【大震災・空と縁起と】
(48-72)・完結
http://blog.livedoor.jp/hidetoshi1/archives/52009321.html
・・以下、関連考察
『東日本大震災に思う』 平成23年度・お盆施餓鬼法要・配布用資料
http://blog.goo.ne.jp/hidetoshi-k/e/28c0cc5975d7b67227e085443ad9053f
『空と縁起と』~仏教の存在論~ 平成23年度・秋季彼岸施餓鬼・配布用資料
http://t.co/wHL7TR0
・・
川口英俊のツイッター
http://twitter.com/hide1125
ツイッターログ
http://twilog.org/hide1125
天罰論に関しましての私見関連考察の追記
http://blog.livedoor.jp/hidetoshi1/archives/52034966.html
『東日本大震災に思う』 平成23年度・お盆施餓鬼法要・配布用資料
http://blog.goo.ne.jp/hidetoshi-k/e/28c0cc5975d7b67227e085443ad9053f
自らを灯明と化されたツェワン・ノルブ師による焼身供養について
http://blog.livedoor.jp/hidetoshi1/archives/52034027.html
【仏教存在論】1-45
http://blog.livedoor.jp/hidetoshi1/archives/52031260.html
【大震災・空と縁起と】(1-11)
http://blog.livedoor.jp/hidetoshi1/archives/52002925.html
これまでの天罰論に関しましての私見関連考察 【大震災・空と縁起と】(12-47)
http://blog.livedoor.jp/hidetoshi1/archives/52007858.html
天罰論に関しましての私見関連考察、【大震災・空と縁起と】
(48-72)・完結
http://blog.livedoor.jp/hidetoshi1/archives/52009321.html
7/18 最近のツイッターコメントまとめ
http://blog.livedoor.jp/hidetoshi1/archives/52026611.html
7/6 最近のツイッターコメントまとめ
http://blog.livedoor.jp/hidetoshi1/archives/52024256.html
故丸山照雄師「公害企業主呪殺祈祷僧団」の活動から考える
http://blog.livedoor.jp/hidetoshi1/archives/52018516.html
川口英俊の自動配信・デイリー自動情報収集ネット新聞
http://paper.li/hide1125/1307742529
日本仏教改革の視座
http://blog.livedoor.jp/hidetoshi1/archives/52015538.html
【アンチ葬式仏教の危うさ http://bit.ly/muwOcn 】ツイッター・コメント投稿・1-26
http://blog.livedoor.jp/hidetoshi1/archives/52014077.html
【紹介】真詮ブログ・「本願寺のヒットラー(1)宗政とは何か・(2)「最初の宗議会」の自殺」
http://blog.livedoor.jp/hidetoshi1/archives/52012810.html
東大阪市における市民活動・まちづくり活性化へ向けたネットワーク構築に関しての意見交換会の雑感
http://hide-1.jugem.jp/?eid=440
【小池龍之介師 宗派離脱・単立寺院化】ツイッターコメント投稿・23-27
http://blog.livedoor.jp/hidetoshi1/archives/52012801.html
「法華経の省察―行動の扉をひらく」(ティク・ナット・ハン師原著)読了。
http://blog.livedoor.jp/hidetoshi1/archives/52007856.html
【4.29 ダライ・ラマ法王・震災特別慰霊法要・報告集】
http://blog.livedoor.jp/hidetoshi1/archives/52002104.html
東日本大震災・被災地にて震災犠牲者追悼慰霊御供養のご報告
(往生院だより・第68号寄稿文)
http://blog.livedoor.jp/oujyouin/archives/51854274.html
被災地入り・ご報告・1-55
http://blog.livedoor.jp/hidetoshi1/archives/51999166.html
・・
他、これまでの考察シリーズは下記をご参照下さいませ。
http://blog.livedoor.jp/hidetoshi1/archives/51997575.html
終日寺院勤務
寺務・墓苑枯れた仏花抜き・墓苑ゴミ収集・落ち葉掃除などして過ごす。
昨日の感動さめやらぬ感じでございました。
深遠なる空と縁起の理法をお説きになられます慈悲深きお方、観音菩薩様の化身、ダライ・ラマ法王猊下に最敬礼申し上げます。
「ダライ・ラマ14世法王猊下・2011.10.30大阪特別講演に参加・2」はもうしばらくお待ち下さいませ。
「ダライ・ラマ こころの自伝」春秋社を読み進め中。
ダライ・ラマ14世テンジン・ギャツォ師 (著)
ソフィア ストリル=ルヴェ氏 (編集)
ルトランジェ治美氏 (翻訳)
・・
いよいよ待ちに待ったダライ・ラマ14世法王猊下・2011.10.30大阪特別講演の日。
早朝に寺院の開門・梵鐘・落ち葉掃除と済ませて、午前9時着を目処に舞洲アリーナへと出発。
舞洲に入ると既に駐車場入りの車渋滞。少し焦るも順調に流れて、無事に駐車。かなりの広い敷地の臨時駐車場、料金は千円。そして、会場へ向かい受付。セキュリティーチェックが厳しい。金属探知器に持ち物検査。傘やペットボトルが回収されていた。厳重な警戒体制。そして会場入り。
アリーナ壇上には巨大なタンカ(中央はお釈迦様、下部には観音菩薩様・文殊菩薩様かな?)が奉られており、雰囲気は荘厳。既に会場は半分ほどの参加者で溢れていた。チベット人や韓国人の方たちもちらほら。1階、2階と併せて開場の頃には最終的には1万人ぐらいの参加者になるかな。一階で昼食になるおにぎりとお茶を頂く。
広い会場内、席を探すのも一苦労。一階席はパイプ椅子のぎゅうぎゅう詰めでかなり窮屈。スタンド席の方がゆったりと座れていたのかも(笑)。ようやく座ってトイレに行ったりして開場を待つ。女性トイレはかなり混雑して列をなしていた。これだけの人数、臨時の仮設トイレがないと少し可愛そうでしたね。
さあ、もう定刻の10時、でもまだ始まる気配がない。そこで、主催者から発表があり、開場が20分ほど遅れるとのこと。ダライ・ラマ法王猊下の車も渋滞に巻き込まれてしまって到着が遅れてしまっていたようです。
そして10時25分頃、いよいよ開始。まずは、高野山大学・学長・藤田光寛師のご挨拶。ご挨拶後、ダライ・ラマ法王猊下ご登壇。皆総立ちに。まずタンカへ向けて三拝なされて、御着座。そして、最初に般若心経を皆さんで読経しましょうということをおっしゃられて、般若心経の大合唱。漢語、韓国語、チベット語の般若心経が会場内に響く。その後、法王様が、帰敬偈、般若心経の真言部分を誦経なされて、すばらしい始まりとなった。
さあ、どのような内容になるのか、ワクワクと楽しみながら、法王猊下のお話ぶりに徐々に引き込まれていきました。
そして、即時のすばらしい通訳に感嘆。仏教講義を即時通訳するには相当な専門知識と事前準備が問われますが、非常に円滑にこなされておられました。
さて、講演要旨の詳しいご解説は、石濱裕美子先生のブログをご参照頂くのが最良かと存じます。
「2011年大阪、法王の般若心経講義(前半)」
http://shirayuki.blog51.fc2.com/blog-entry-580.html
かなりレベルの高い講義になっていたことは確かでありましたでしょう。次々に出てくる専門用語のオンパレード、よほどしっかりと予習していない限り、お話に付いていくことは容易では無かったと思いました。私の周りの方たちも難しすぎて理解できないとこぼしておられましたね。
とにかく、第一部では般若心経の説く「空」を繰り返し、繰り返しに力強くにご解説なされておられましたのが印象的でした。『「空」と言っても何もないという意味の虚無とは違う。あくまでも実体が無いということです。』、『世俗のレベルでは確かに存在はしているが、究極的なレベルでは、実体が無いのだ。』と。
またご講演内容の感想については、次のエントリーにて述べさせて頂くことと致します。
少し残念でしたのは、法王猊下にご質問ができなかったことでありました。事前に少し用意しておりました「中観帰謬論証派における非有非無の中道解釈」に関しての質問でしたが、今回はやはり難しかったですね。みんな結構必死に質問のコーナーへと殺到して列になっていました。一部と二部併せてで10名ぐらいの質疑応答になりました。中には難しい内容や意外な内容もあり、猊下も親切丁寧、熱心にお答えになられておられました。
質問の一つに、小学生と思われる子どもさんが、「法王様がおっしゃられるように私たちが幻のような存在というならば、友達との友情も幻みたいなものなのでしょうか?」と素朴に聞いていた質問はある意味で良い質問だと感心しました。
しかし、そのお答えはやはりかなり難しい内容であるため、もちろん、ご本人には納得できないところ多々であったでしょうが、是非頑張って学校の学びと併せて仏教の学びも進めて頂いて、いずれ理解できるようになることを祈念致します。
「ダライ・ラマ こころの自伝」春秋社を会場内にて購入。
ダライ・ラマ14世テンジン・ギャツォ師 (著)
ソフィア ストリル=ルヴェ氏 (編集)
ルトランジェ治美氏 (翻訳)
ダライ・ラマ14世法王猊下・2011.10.30大阪特別講演に参加・2へと続く・・
・・
ダライ・ラマ14世法王猊下・2011.10.30大阪特別講演へ向けた予習
http://blog.livedoor.jp/hidetoshi1/archives/52042949.html
・・
「みんなの寺の作り方―檀家ゼロからでもお寺ができた!」
天野和公師著・雷鳥社
読了致しました。清々しい内容に感嘆。お寺づくりの志における仏縁の妙なること限りなし。縁尋機妙 多逢聖因。これからのお寺のあり方を真摯に考えさせられる内容でございました。
寺院関係者のみならずとも仏事について考えるところのある一般の方にも是非読んで頂きたいと思える内容でありました。日本一の寺嫁、坊守を目指しての日々のご奮闘に敬意を表します。
三宝のご加護の下、これからのお寺の益々の興隆とご住職様のご活躍、お子様の健やかなるご成長、ご家族皆様のお幸せを切に祈念申し上げます。川口英俊合掌九拝
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相次ぐチベット仏教僧による焼身供養・・いったいどのような想いの中で僧衣に灯油を染み込ませて、自らに火を点け、灯明と化し、絶命するその瞬間まで叫び訴え続けられたことであろうか・・深遠なる慈悲・利他行としての焼身供養が無明の闇を照らす光明とならんことを切に祈願申し上げます。合掌九拝
1)相次ぐチベット仏教僧による焼身供養に関してのダライ・ラマ法王猊下のお考えをご推察申し上げる上で、一つの重要な示唆が含まれている著書としては、『ダライ・ラマ「死の謎」を説く』(角川ソフィア文庫)大谷幸三氏とダライ・ラマ法王猊下との対話における内容が参考になるかと存じております。
2)『ダライ・ラマ「死の謎」を説く』(角川ソフィア文庫)・第一章「死」とは何か・3自殺と殺人、p39-51の内容においては、まず猊下は、自殺をする原因、本来的な自殺の不成立、基本的には自殺は悪業であること、自殺許容の可能性、不可避な殺人について述べられておられます。
3)ここで注目すべきは、「自殺許容の可能性」に関する猊下の言及であります。本文の趣旨から猊下のお考えを察すると、慈悲・利他行として、他の者たちに悪行・悪業を積ませないため、他の者たちに善行・善業を積ませるための自殺は許される可能性があるということではないかと存じております。
4)もちろん、自殺にしろ殺人にしろ、仏教の不殺生戒からは、当然に禁じられており、極力避けることが当然のことであって、許容されるとすれば、それは極めて限定された極限状態において、例外的に否定されない場合があるということであります。ここのところを間違えてしまってはいけません。
5)では、この度の相次ぐチベット仏教僧による焼身供養に関して、自殺として許容される可能性、否定されない可能性があるかどうかもしっかりと見極めていく必要があります。つまり、焼身供養が、真なる慈悲・利他行であるのかどうかを考えていかなければならないということであります。
6)まず、慈悲・利他行として成立するのは間違いないと理解できるところであります。これ以上、中国当局側の者たちに悪業を積ませないために、また、少しでも困苦にある皆のおかれている立場が改善されて幸せに過ごしていけるようにとの想いが込められていると考えられるからであります。
7)あとは、極めて限定された極限状態にあるかどうかということであります。ここのところは、現地の状況をしっかりと見極めていく必要があると考えております。これまでの情報を鑑みますと、かなり厳しく追いつめられていることは想像できますが、今一度分析して参りたいと存じております。
『日本仏教界より中国政府によるチベット僧院弾圧を 非難する声明 緊急記者会見』 http://t.co/lSDP0BPs 「中国政府のチベット人への弾圧に抗議」
中原一博氏( @tonbani )ブログ
ダラムサラにチベットの土20トンが運び込まれた - チベットNOW@ルンタ
http://t.co/Kbuc8Kod
チベット内地情報更新:「<速報>今日、カンゼで再び抗議の焼身供養」 http://t.co/dFcIBiKw
あぁ・・またしてもチベット仏教僧による焼身供養がなされてしまったようです・・これまで自らを灯明と化され焼身供養をなされたチベット仏教僧・尼僧各師の深遠なる慈悲・利他行が無明の闇を照らす光明とならんことを祈願申し上げます。合掌九拝
相次ぐチベット仏教僧による焼身供養について
http://blog.livedoor.jp/hidetoshi1/archives/52044749.html
・・
川口英俊のツイッター
http://twitter.com/hide1125
ツイッターログ
http://twilog.org/hide1125
93)末木文美士先生( @bunmao )ブログ 「メモと近況」ご更新 http://bunmao.cocolog-nifty.com/blog/2011/10/post-6fbc.html 末木文美士先生のご論考整理内容を受けて、拙勝義方便のまとめ考察もまた対応していけましたらと存じております。
#勝義方便メモ まとめNO.1
http://togetter.com/li/200586
堀江宗正先生( @NorichikaHorie )が末木文美士先生( @bunmao )のブログにおかれまして、一連の「天罰論」の議論に関してコメント投稿をなされておられます。 http://t.co/fnGcZ81R
・・
#勝義方便メモ まとめNO.1
http://togetter.com/li/200586
【大震災・空と縁起と】(1-11)
http://blog.livedoor.jp/hidetoshi1/archives/52002925.html
これまでの天罰論に関しましての私見関連考察 【大震災・空と縁起と】(12-47)
http://blog.livedoor.jp/hidetoshi1/archives/52007858.html
天罰論に関しましての私見関連考察、【大震災・空と縁起と】
(48-72)・完結
http://blog.livedoor.jp/hidetoshi1/archives/52009321.html
・・以下、関連考察
『東日本大震災に思う』 平成23年度・お盆施餓鬼法要・配布用資料
http://blog.goo.ne.jp/hidetoshi-k/e/28c0cc5975d7b67227e085443ad9053f
『空と縁起と』~仏教の存在論~ 平成23年度・秋季彼岸施餓鬼・配布用資料
http://t.co/wHL7TR0
・・
川口英俊のツイッター
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ツイッターログ
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天罰論に関しましての私見関連考察の追記
http://blog.livedoor.jp/hidetoshi1/archives/52034966.html
『東日本大震災に思う』 平成23年度・お盆施餓鬼法要・配布用資料
http://blog.goo.ne.jp/hidetoshi-k/e/28c0cc5975d7b67227e085443ad9053f
自らを灯明と化されたツェワン・ノルブ師による焼身供養について
http://blog.livedoor.jp/hidetoshi1/archives/52034027.html
【仏教存在論】1-45
http://blog.livedoor.jp/hidetoshi1/archives/52031260.html
【大震災・空と縁起と】(1-11)
http://blog.livedoor.jp/hidetoshi1/archives/52002925.html
これまでの天罰論に関しましての私見関連考察 【大震災・空と縁起と】(12-47)
http://blog.livedoor.jp/hidetoshi1/archives/52007858.html
天罰論に関しましての私見関連考察、【大震災・空と縁起と】
(48-72)・完結
http://blog.livedoor.jp/hidetoshi1/archives/52009321.html
7/18 最近のツイッターコメントまとめ
http://blog.livedoor.jp/hidetoshi1/archives/52026611.html
7/6 最近のツイッターコメントまとめ
http://blog.livedoor.jp/hidetoshi1/archives/52024256.html
故丸山照雄師「公害企業主呪殺祈祷僧団」の活動から考える
http://blog.livedoor.jp/hidetoshi1/archives/52018516.html
川口英俊の自動配信・デイリー自動情報収集ネット新聞
http://paper.li/hide1125/1307742529
日本仏教改革の視座
http://blog.livedoor.jp/hidetoshi1/archives/52015538.html
【アンチ葬式仏教の危うさ http://bit.ly/muwOcn 】ツイッター・コメント投稿・1-26
http://blog.livedoor.jp/hidetoshi1/archives/52014077.html
【紹介】真詮ブログ・「本願寺のヒットラー(1)宗政とは何か・(2)「最初の宗議会」の自殺」
http://blog.livedoor.jp/hidetoshi1/archives/52012810.html
東大阪市における市民活動・まちづくり活性化へ向けたネットワーク構築に関しての意見交換会の雑感
http://hide-1.jugem.jp/?eid=440
【小池龍之介師 宗派離脱・単立寺院化】ツイッターコメント投稿・23-27
http://blog.livedoor.jp/hidetoshi1/archives/52012801.html
「法華経の省察―行動の扉をひらく」(ティク・ナット・ハン師原著)読了。
http://blog.livedoor.jp/hidetoshi1/archives/52007856.html
【4.29 ダライ・ラマ法王・震災特別慰霊法要・報告集】
http://blog.livedoor.jp/hidetoshi1/archives/52002104.html
東日本大震災・被災地にて震災犠牲者追悼慰霊御供養のご報告
(往生院だより・第68号寄稿文)
http://blog.livedoor.jp/oujyouin/archives/51854274.html
被災地入り・ご報告・1-55
http://blog.livedoor.jp/hidetoshi1/archives/51999166.html
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他、これまでの考察シリーズは下記をご参照下さいませ。
http://blog.livedoor.jp/hidetoshi1/archives/51997575.html