日記

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六字真言(六字大明呪)・オンマニペメフン(唵嘛呢叭咪吽)と南無阿弥陀佛・称名念仏

2024年01月03日 | ブログ
六字真言(六字大明呪)・オンマニペメフン(唵嘛呢叭咪吽)は、観音菩薩真髄ご真言として、チベット、中国、韓国では有名ですが、どうして、六字真言の彫られた石碑のFacebook投稿のコメント欄では、「南無阿弥陀佛」と、多くの方がコメントされているのですが、どうしてですか、という質問を頂いた。

まあ、確かに普通で考えれば、「南無観世音菩薩」や「オンアロリキャソワカ」となるのであろうが、観音菩薩の師匠、本師は阿弥陀如来であり、基本的には、浄土教の密教的要素の強い真言として、真言の一番の目的が、極楽浄土への往生の功徳として、観音菩薩の救済の利益も極楽往生のためへと向けたものとして解されるところとなり、六字真言に対してのコメント欄では、「南無阿弥陀佛」の称名念仏になると考えられるのである。

また、六字真言による観音菩薩の救済利益の一つには、観音菩薩の毛孔への転生(補陀落浄土)があり、そこを中継地(修行地)として、如意宝珠による利益も得た後に、最終的には極楽浄土への転生を図り、阿弥陀如来のもとで悟りへと至るということを目指すものになるのであります。

このため、六字真言は、極楽往生の功徳のあるものとして、特に中国、韓国の世間一般的な認識があるため、「南無阿弥陀佛」とコメントされているのであると思われるのであります。