イカットの島 / バリ島に暮す / 風に吹かれながら

バリ島ウブドの小路は手工芸にあふれています。バリヒンドゥーの信仰に息づく暮らしに触れながら手織りの時を楽しみたい。

よこ吉野織り 5 スレンダン黒と白

2015年02月23日 | おりひめ手織機 で織りを楽しむ
クバヤ Kebaya (バリ島の正装)に合うスレンダン Selendang
(帯)を黒白でもう一本織りました。
バリ島では黒と白は「相反するもの」を表していて、同時に存在し互いにバランスをとっていると言われています。
善と悪の混沌とした世界観のようでもあります。
インド思想の二元論か中国思想の陰陽論か詳しいことは分かりませんが、男/女、右/左、昼/夜、表/裏、片方だけでは存在しない、二つが一つになることでもあるというヨガの原理「二つで一つの理」と同質に思われます。

白黒の格子柄のポーレン Poleng は魔よけとして使われ、儀式には欠かせません。男性のカイン(腰布)の上に巻くカンプーとして、また石像に巻いたり、歳時には家寺の柱に巻いたりしています。







ショウウィンドウにも



経糸は黒、緯糸は黒と白で。





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