イカットの島 / バリ島に暮す / 風に吹かれながら

バリ島ウブドの小路は手工芸にあふれています。バリヒンドゥーの信仰に息づく暮らしに触れながら手織りの時を楽しみたい。

シドゥメンに小旅行 2  ソンケット工房とイカット工房

2015年02月16日 | 織りの旅/海外
2日目は近くのソンケット工房とイカット(エンディック)の工房を見てあるきました。


ご主人を亡くされイギリス人の援助により、小さな工房を開いています。

工房の看板





説明文が工房内に置かれていました。
アユさんはご主人を亡くされて、イギリス人オーナーの支援で小さな工房を営みお子さん3人を育てています。1枚の織る日数は1日8時間、1ヶ月かかります。通常は2枚をはぎ合わせますがサロン以外にも使えるように1枚の幅で仕上げています。





シドゥメン村にはソンケットだけではなく、2つのイカット工房があるそうです。ギャナールで見学した工房と変わらず、自動でシャトルが右左に動きます。10台程の高機で織っていました。経糸が単色又は段染めに染めてあり、緯糸が模様染めの緯絣です。

シドゥメンの市場からバイクで5分ほどの所、看板が出ています。



ガルーダインドネシア航空からの支援もあるそうです。



緯糸の染色の様子。ビニールひもでくくっています。





かなかけ(御光台)と管巻き



高機で織る、織り人たち

経糸が単色。



経糸が段染め。










ほとんどがケミカルの糸の中、草木染めのソンケット工房があると知り、訪れました。今回の旅の目的です。残念なことに、織りはお休み中で現在はご主人のワルンを手伝っているそうです。染色はオランダの方が先生だそうでシドゥメンに在住されていません。Nengahさんは織りが専門の30歳代の素敵な方です。1日2時間ならば教えられるという温かなお言葉に甘え、来月7日間ほど泊まりで習うことになりました。Rumah Tenun (House of weaving) という名のホームステイも経営されています。私は英語、インドネシア語が少しの聞き取りのみ。先生も少しの英語だけということでインドネシア語のコミニュケーションになりますが何とかなるでしょう。来月が楽しみです。

Rumah Tenun  Nengah Sukriさん
JL.Pura Dalem Cepik Sidemen
+6281916248209 (ご主人 Ketut Laba さんの携帯)


宿に帰ると朝食時、言葉を交わした日本からのご夫妻がチェックアウトされていました。(奇遇なことに、実家の診療所の元患者さんでした) 部屋からの景色が素晴らしいので、空いていたら移られたらいかがですかとのお誘いを受けて、部屋を移りました。

アグン山と棚田だけの素晴らしい眺めです。



4月も予約して帰りました。


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