イカットの島 / バリ島に暮す / 風に吹かれながら

バリ島ウブドの小路は手工芸にあふれています。バリヒンドゥーの信仰に息づく暮らしに触れながら手織りの時を楽しみたい。

バリ島。家作りをレポート 1 / 基礎工事

2015年09月07日 | BALINESE LIFE
お隣りのたんぼの一角に家が建ち始めました。
たんぼの一番奥には既にロスメンが建っていましたが
同じ所有者がもう一軒建てる事にしたようです。

町中のあちこちで建設現場を多く見かけますが
部屋に居ながら基礎から順番に見る事が出来るので、
進行の様子をレポートします。
こちらで木造は見かけません。鉄筋コンクリートの
一般的な構造だと思います。



水平に糸を張り、柱を立てる位置に交差させて、
基礎のツボ掘りです


周辺の草刈りをして、セメント等の材料置き場に
なりました。女性たちが頭の上にのせて
砂、じゃり、小石を数日かけて運んでいました。
車が入らない現場では、ビスマ通りに降ろした
砂や小石を何回も往復して運びます。時には一輪車も
使いますが、ほとんどは人力です。
こちらでは建設材料を運ぶのは女性の仕事です。
一日の賃金は約500円ぐらいだと聞きました。
少ないように思えますがバリ州の最低生活費が
RP1612818(約16000円)、最低賃金がRP1621172
ですので、農作業を含めて女性の仕事が確保されて
いることに繋がります。




12ヶ所のツボ掘りが終わると鉄筋の加工、組み立てです。
長い鉄筋を必要な寸法に切り、曲げて基礎の台と柱を
組み立てます。




ツボ掘りの穴にブロックを入れてから、基礎の鉄筋を載せ、
柱を立てています。
作業は全て、人力です。