イカットの島 / バリ島に暮す / 風に吹かれながら

バリ島ウブドの小路は手工芸にあふれています。バリヒンドゥーの信仰に息づく暮らしに触れながら手織りの時を楽しみたい。

Back-strap Loom で織る 10作目 / 経浮織り-D

2016年04月20日 | 腰機 Back tension loom / in Bali / 2016年
腰機 ( 無機台腰機 / 輪状式原始機 ) でセンターに
経浮織りを入れながら織りました。
両端は色糸をランダムに入れてみました。
始めて毛糸を使います。

友人から頂いたイロイロな色合いの
毛糸を上糸と下糸の色を変えて
ランダムに結びました。


色鮮やかな整経になりました。


毛糸は互いにくっつき合い、綾が離れず
開口に手間取りました。
間違えて元に戻すのにもやっかいです。
幅出しコイルも絡み付いて動かせない
ので外しました。
少し織り進んだところ。


中筒の上を通る上糸と下糸ソウコウの下糸との
綾を取っています。


指で弾くと綾がはずれ易くなります。


下のピンク色をすくっています。




所々、数本の毛糸を差し込み、
緯糸の太さを変えてみました。


今日からつれあいの誕生日のお祝いをかねて
シドゥメンに小旅行です。
ベッドの台に万力を止めて、続きを織っています。
腰機は持ち運びが手軽でどこでも
織りが楽しめるのが魅力です。


いつもの GIRI CARIK の、いつもの部屋に泊まり、
いつもの風景に癒されています。


織り始めと終わりはヘムステッチでかがりました。










その後に別糸で巻き込んでいます。












残りは三つ編みにしました。


織り上がりました。








Back-strap Loom で織る 9作目 / 経浮織り-C

2016年04月17日 | 腰機 Back tension loom / in Bali / 2016年
脇腹の痛みも和らいだ頃に風邪をひきました。
久しぶりの風邪で1週間ほど気力が出ませんでした。
やっと、腰機に向かう元気が出て、テガラランからの
続きを織り終えました。


次の浮織りはセンターにモチーフを入れてみました。
整経のスタートは地糸 ( 同じ色 ) の2本どりです。
下糸の棒にかけます。


上糸の棒にかけます。


幅出しコイルに下糸、上糸と回します。


地糸で4周終えたところです。


スタートの棒で結んで色を終えます。
次のモチーフの色を結び、続けます。


色糸の整経の図とモチーフ


整経
90周 ( 1㎝=約12周 )の半分で45周 ( 上糸と下糸の2本どり )
輪の長さ 130㎝
出来上がりの実寸
織り幅 7.5㎝
長さ  32㎝( ふさ分2㎝含む )

機に移します。
下糸ソウコウを作る前に上糸と下糸が間違って
いないか綾を寄せて確認します。


始めは黒糸をモチーフに考えて下糸にしましたが、
織ってみると両端の色あいとしっくりしません。
上糸の茶色をモチーフにしました。
黒色が上の時に下の茶色をすくい、
経浮織りのモチーフを入れます。




下糸ソウコウを持ち上げ、すくった経糸も同時に
持ち上げて、同じ開口にします。


平織りを一回。


閉口してはたきます。


織り上がりました。
モチーフを変えて3枚にしました。
ミニレストランのミニマットが古く
なりましたので交換用です。


裏側






Back-strap Loom で織る 経浮織り-B 経浮織りの手順

2016年03月15日 | 腰機 Back tension loom / in Bali / 2016年
ネットで見つけたブログを手本に自己流で織っています。
試行錯誤の繰り返しでした。
織り始め。
まずは今までの"上糸が上"の時の経浮織りです。
浮織り以外は横縞になりました。


ブログの作品を見ると地糸 (茶) にも模様がありました。
色糸と反転する模様です。
でも、浮きの糸をすくうのが平織りの往復の
どこでなのか分からず、地糸の模様がうまく出ません。


模様を図式化してみて、理解が進みました。


経浮織りの手順 ( 右端2列のカラーが基準です )
1. "上糸が上"からスタートします。
下の糸の茶を図のようにすくいます。




2列目。下の糸の色糸を図のようにすくいます。


図の模様の全てをすくいます。


2. すくった棒を中筒に添わせ、"上糸が上"と同じ
開口にします。




刀杼を差し込み、立てて、右側から板杼を通します。


3. 浮き棒と刀杼を外します。
下糸ソウコウを持ち上げ、中筒のきわに刀杼を
当てると"下糸が上"の開口が開き易くなります。


刀杼を差し込み、軽くはたきます。




刀杼を立てて、左側から板杼を通します。


4. 刀杼を抜き、下糸ソウコウを中筒に添わせ"上糸が上"の
開口をします。刀杼を差し込み、軽くはたきます。




平織り一往復が終わり、浮織り1が済みました。

5. "上糸が上"で下の糸を図のようにすくいます。








すくった棒を中筒に添わせ、"上糸が上"と同じ開口にします。


6. 下糸ソウコウを持ち上げ、開口し、刀杼を差し込み
板杼を左側から通します。


浮織り2が済みました。

7. "上糸が上"で下の糸を図のようにすくいます。




刀杼を差し込み、立てて、板杼を右側から通します。


浮織り3が済みました。

8. 下糸ソウコウを持ち上げ"下糸を上"にします。
ここで色を反転させます。
下の糸を図のようにすくいます。










下糸ソウコウを持ち上げて、再度開口してから
すくった棒をソウコウに添わせて同じ開口にします。
刀杼を差し込み、立てて、板杼を左側から通します。






9. 下糸ソウコウを中筒に添わせて"上糸が上"の
開口にします。刀杼を差し込み、立てて、
板杼を右端から通して平織りです。


浮織り4が済みました。

10. 下糸ソウコウを持ち上げて"下糸が上"の開口にし、
刀杼を差し込み、軽くはたき、立てて開口を確保します。
下の糸を図のようにすくいます。


すくった棒を下糸ソウコウに添わせて同じ開口にします。
差し込んだ刀杼を立てて、板杼を左側から通します。


11. "上糸が上"の開口にして、板杼を右側から通して
平織りです。


浮織り5が済みました。

12. 下糸ソウコウを持ち上げて、"下糸が上"の開口に
して浮き糸をすくいます。


板杼を左側から通して平織りです。


浮織り6が済み、5往復 (10回) しました。
ここで模様が終わり、浮織り1の始めに戻ります。

13. "上糸が上"の開口にします。
ここで色が反転します。
同じように下の糸をすくっていきます。



気づいた点
○ すくう棒は編み棒の片側を取り外したのを使っています。
少し長めの方が抜けなくて良いです。
○ 下の糸をすくう時に気をつけたいのは下の残った
糸の綾と数を確認する作業です。


○ すくう糸を間違えた時、逆にすくい直すと大変です。
両端の糸を持ち上げて、開口に刀杼を通すと簡単です。





とても長くなりましたが、忘れないうちに
書き留めました。







Back-strap Loom で織る 8作目 / 経浮織り-B

2016年03月12日 | 腰機 Back tension loom / in Bali / 2016年
腰機 ( 無機台腰機/輪状式原始機 ) で経浮織りを
織っています。

前回の作品で同色での浮織りは目立たないと
学びました。浮きの模様がはっきりするのは色を
反転することだと分かりました。

今までの経浮織りは2色で整経して、下糸を
浮織り色にしました。平織りの上糸が上の時だけ、
下糸を持ち上げて経浮織りにしていました。
"Backstrap Weaving" のブログを参考にして
下糸が上の時も浮織りを入れてみます。

整経に使う道具です。


整経。茶色を地糸にして、5色を使いました。


参考にした "Backstrap Weaving" のブログ
棒2本で上糸と下糸の綾を作る整経のようです。
下糸ソウコウは作りますが中筒は使わない織りです。


織り始め。
地糸の茶色と色糸の模様を逆に織り込んでいました。


中断して、上糸が上の状態からスタートしました。
地糸の茶色の中に色糸の模様が出ます。


浮織りは時間がかかります。
今日から一人で Dukuk Village Homestay に行くので
腰機を持っていき、続きを織ります。
また、前回板杼を作ってもらった所で刀杼を注文する
予定です。これも楽しみ。

Back-strap Loom で織る 7作目

2016年03月10日 | 腰機 Back tension loom / in Bali / 2016年
腰機( 無機台腰機 / 輪状式原始機 ) で
浮織りを織りました。
両端のボーダーラインに経浮織りを入れる
つもりで整経しましたが、2色ではなく
同色の2本どりで整経してしまいました。
浮織りが目立たないので、緯糸を浮かせ
てみたり試し織りになりました。

整経


整経が終わり、機に移しています。
下糸ソウコウの棒と上糸の中筒を先に通しておきます。


腰あてをあてて、経糸にテンションをかけ上糸と下糸の通し
に間違いがないかを確かめます。
確認後、下糸ソウコウを作ります。


同色の経浮織りは見えにくいです。




地糸による緯浮織りです。
空間が出来、綺麗ではありません。



腰機の織りをネットで色々調べていると、
アジアと南米の腰機に興味が湧いてきました。
整経、織り方もていねいな説明があり動画も
あるページを見つけました。
検索   Backstrap Weaving 
タイトル Backstrap Weaving
英文ですが、図と写真で説明しているので
分かりやすいです。ページの右側にある項目
tutorial では基本からの説明があり、色々な
織りを試してみたくなりました。