日々乃家日誌 まにまに・てい子の日々の発見

母まにまにが娘てい子と始めた、日々の発見を綴るブログです。

今年のフィナーレと祝福

2020年12月25日 | 新しい日々

娘が行ってこいというので予約してプロと話をしてきた。


(あ、でも専門家でも7割はアヤシイからね。どうせ行くなら最上のところに行ってね)


私はもう自動的にバランス取れるようになってるし、話を聞いてくれる(しかもほぼプロの)友だちもいるし、必要ないかなとは思った。

だけど今年はほんとにやられまくったから、年内に一度なんらかのまとめになるといいかもと、美容院かスパみたいな気分で予約した。


受付に着いて横に貼ってある記事を見たら、世の中本当に辛い思いをしているギリギリの人たちがたくさんいるのがまざまざと思い出されて申し訳ないような気持ちになったけど、いやいや、別にいいんだよな。


小さな部屋に通されてお久しぶりですと挨拶して、あったことをかいつまんで話す。


もうずいぶん昔、こういうところに来るたび泣いていた。泣く場所もないんですよね、と泣かせるために言う言葉を律儀に受け取っては泣いていた。

いつまでたっても泣くなあと思っていたけれど、それでもあれは数ヶ月のことだったかな。もう何年も前。


今日は泣かないどころか笑いながら話した。


そうか、私はそれを確認するために来たんだな。


もう私の中で気持ちは揺れてはいず、蹴りはついていた。


「それで」


「どうなさるんですか」


一流だから話の流れさせ方も、キーとなる質問の置き方もばっちり。


私の中でちょうどよくそこの意識が立ち上がり渦状に流れている。


あとはそのタイミングで中を覗きこむだけ。


もう答えはあった。


表層にうまく流れてきたそれをすくう。















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ボディワーク

2020年12月24日 | 新しい日々

見晴らしのよい部屋で、ストーブの上のケトルがかすかに音を立てている。


水鏡のように静かな人が私のからだに耳をすませている。


澄んだ空気と透明な光、でも不思議と部屋に満ちているのはこんこんと湧く水の気配。


「今どんな感じですか」


そう聞かれて、からだが安心してくつろいでいることがわかる。


その人の手から波紋。

その波と私を形作る波が出会って干渉しあう。

混ざり合い共鳴し新しくひとつのドームを作る。


その人は何もしようとしていないので私のからだは滑らかに動き、いそいそと自分の、元の、かたちと柔らかさに戻る。  


はっと我に返り、花びらのようにはらりとひらく。


スライムのように広がる。


ぽこぽこと湧く。


なんだかはわからないけど、面白いからいいんじゃないか、と頭は言う。


でもきっとここに来たのは、体。
















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Integrity

2020年12月23日 | 命について

主体的である、ということ。


何かのせいにして逃げたり

被害者でいることにとどまらないで

自分の言動、その結果や自分の感じ方まで

責任を引き受けること。


きちんと自分の内にあるものを見て

それと認めること。


大人だってなかなかできないことだけれど

主体的であることを肯定されたこどもたちは

少しずつそういうことができるようになっていく。


人の成長の先にあるもの


主体的であることがその人を連れていくところは


深い軸との整合性


不純物のない真っ当さ


自分との間に齟齬がないこと


場所や相手を選ばず


嘘のないこと


真摯であること


誠実以外を必要としないこと


それをインテグリティという。








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舟と川

2020年12月22日 | 

禅の師匠、藤田一照さんが

(というのはこの高僧はみんなに一照さんと呼んでくださいと言うから)


「坐禅なんてひとりでしたって仕方ないだろう」と時々言うんだけど


言ってる意味わかるなーというところと


そうは言ってもなーというところがある。


仲間であることはとても嬉しく楽しくて

コミュニティは舟のように私たちをひとまとめにして時の川をやすやすと乗り越えさせてくれる。


と同時にその楽しさが私たちの目を流れからそらせることも、ある。


と、思うんだよなあ。


いいとか悪いとかじゃなくてね。






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冬の早朝

2020年12月22日 | 新しい日々

自分が全然だめだってわかった

(またかよ)


自分に甘くて気分で流される


土台ができてない


だってそもそも「生きるのがいや」


生活も人間関係も


苦手だって手をつけないで


いいわけばかり


だけど


絶対に絶対に


たったの1㎜も自分を否定しないんだ


できないことがあっても


どうしようもなくても


それも全部まとめて抱えてく


歩いていく










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