日々乃家日誌 まにまに・てい子の日々の発見

母まにまにが娘てい子と始めた、日々の発見を綴るブログです。

線、チラシ

2019年03月09日 | 命について
おはようございます、と駅前でチラシを渡された。胸のたすきには「本人」とある。

何故条例に賛成したんですか、と聞いたらなんて答えるんだろうか。

どのチラシにも反対することは強い口調でわかりやすく書いてある。でも実際に票がカウントされる賛成の意見について聞いたなら、案外それは歯切れの悪い説明になるんじゃないか。
だってそうじゃないですか、まあこれが妥当なところでしょう、という風に。
それぞれの立場にとっては自明なこと、よって立つものが違うのだから。

人と人を分かつ線の得意なことは「違う」と言うことだ。線の本分は分けること。線の両側をこちらとあちらに切り離し、異なるものだと宣言すること。

私たちの思考を形作る言葉というのは線の性質を持つものだ。言葉は文化であり科学であり世界であり、私たちを私たちにする唯一無二の道具だ。それを使って人は空を飛びビルを建て暖かく涼しくお腹いっぱいになった。

だけどどんなに便利で素晴らしい道具でもペンやハサミで暖を取れないように(取れるかも?まあ最適な道具ではないだろう)ようは使いよう。

分かつものではないものを探しながら、共にあるあり方を求めていきたい。



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