俺から見て「野球をするために生まれてきた男」Derek Jeter

2006年11月17日 | ヤンキース
ジーターはMLB、ヤンキースの顔である。高校時代にすぐにスカウトの目に留りドラフト1位で入団。ただすんなりメジャーに上がったわけでなくマイナーもしっかり経験している。
最初、彼を見た時背丈は大きいが「ヒョロ」した感じに見えた。
日本の昔はショートと言えば小柄な選手のイメージが俺にはあった。今のメジャーもエクスタイン、レイエス、ヤングと小柄でその代表はあのオジー・スミスではないだろうか?
ただカルリプケン、Aロッド辺りから大型ショートストップが誕生しだす。内野では技術的に一番難しいポジションだと思っている。
ジーターの幼き経験とマイナー時代はここでは置いといて、やはり1996年からヤンキース絶対の存在になった。2003年から第11代キャプテンに任命される。(55番入団の年)
彼の守備は見ていてとても落ち着く。日本だと昔はサイドで投げると怒られた。子供だからかな?ただアメリカは幼少からそういう教育らしい。横手のほうが取ってから早いのだから。簡単なのも難しく取る長嶋さんのようだ。ただジーターはそれもするが取れそうもないのも、届きそうもないのも一塁へ、さばいて投げてしまう。まあ典型的なのはジャンピングスローとゲッツーのあの飛んで交わすフィールディングにゾクゾクさせられる。守備範囲が狭いと専門家は言うがそんなことない。彼は飛んでくるボールの最短距離で待っているのだ。バッティングに派手さはない。狙いはセンターから右。でも、グリーンモンスターだって遥か遠くへ飛ばす才能だってある。走る、打つ、守る。そしてキャプテンとしてチームを牽引しバットはトーリ監督に打順迄預けている。ドンジマーがジーターを子供のように可愛がっていたらしい。「乱闘に率先して行くな」と言ったらしいが。また、ボストンのテリー・フランコナ監督が指揮した2005年のオールスターでジーターが選出されなかった時「ジーターのいないオールスターは真のオールスターではない」とまで言わせた。メジャーには素晴らしい選手は無論一杯いる。ただニューヨーク・ヤンキースという一番人気もアンチも多く、厳しいメディアとファンが居てもそれをバネに彼は戦い続ける。バックナンバー「2」ほぼ永久欠番だろう。見ていてカッコイイこれが「プロ」だからジーターは華麗でいつまでもファンに子供達に「カッコイイ選手」でいて欲しい。
松井秀喜もそうだけれど、2003年、メジャーデビュー松井の開幕戦のトロント戦で長嶋さんがゲスト解説していても絶賛していた。その直後悲劇が起こる。3回表3ボール1ストライクでジオンビーがピッチャーゴロそれをジーターは果敢にサードへヘッドスライディング、キャッチャーがカバーに入るとジーターの肩は悲鳴をあげた。戦列からしばらく離れる痛がらない仮が地面で這いつくばり油汗が出ていた。なんとかシーズン中返ってきてくれた。今季の同じ歳の松井秀喜と重なってしまう。スタンドに飛んでいって顔は傷だらけ。そのまま試合に出る。次から子供達がその傷をバンドエイド貼って真似をする。野球以外にもいろいろな活動をしている。特にメジャー選手はチャリティー活動を当然にやっている。積極的に。
ジーター!!私は、あなたのあの華麗なプレーと不屈の精神を見て感動している一人です。
来季も頼みます。ゆっくり春まで休んでね。