ビートたけしと北野武から学びたい。

2006年11月13日 | エンタメ

日本人で真っ先に好きな有名人と問われれば、長嶋茂雄、松井秀喜、桑田佳祐そしてビートたけし(北野武)と答える。(敬称略)
ビートたけしという人物を調べればネットでもDVDでも分かる。そして僕も実際書ききれない程のファンである。
浅草に行くと、ホッピー飲みながら煮込みにくじらを食す。もうないけれど浅草フランス座跡地にも立ち寄ってしまう。
今の若い世代って「エンタの神様」とか「はねるのトびら」とかのお笑いが好きなのかな?僕はあの1980年のMANZAIブームに度肝を抜かれた。早さ、テンポ、相手の漫才は見ない。格闘技だった。さんまが言う「ここは戦場や!!」は、笑いとしての言葉だが大変頷ける。そのブームは去ってもビートたけし、タモリ、さんまの衰えはない。(確かに多くの素晴らしい芸人はいるけれどそれは置いとく。) たけしの毒舌はそのまま受け取らない。その言葉はたけし流の逆説なんだよね。考えさせる。フムフムと。その次に担ったのは俺的に松本人志と太田光なんだ。俺はたけしさんの逸話は数々あるけれど、TVなのに見ていていい意味緊張する。確かに漫才ブームからのパワーはなくなったかもしれない。しかし、映画は「北野ブルー」の暴力的と言うが実は繊細でセリフなくとも心に伝わってくる。花の絵なんて繊細過ぎて芸術そのものだ。
ビートたけしの時は基本お笑いで勝負。元気が出るTVはホント元気が出たし、オールナイトニッポンの高田先生とのやりとりは木曜深夜が待ちきれなかった。うわー書ききれない!!でも北野武という人は実は優しくて、頼り甲斐があって、寂しがり屋で照れ屋さんなんだ。と思う。歳をとってお笑いすると気ぐるみでもしないとやってられないよ。って言ってたな。ビートたけしも無類の野球好きだ!!尊敬する人は長嶋茂雄。「ペンキ屋で貧乏」と自分でも言う幼少期は憧れの存在だっただろう。お兄さん達はみんな「頭のいい子」と多分サキさんの教育は凄かったと思う。
でも北野武はそれ以上に相当に頭がいい。でなければこの時代、一線で活躍し彼の言葉や表現は大きな影響力がある。
そして二つ忘れられない言葉がある。一字一句は違うがガダルカナルタカさんがこう言っていた。フライデー事件の時「仕事なくなっちゃったよ。でもおいらお前らだけは絶対食わせてやる。心配するな!」って。タカさん泣いてたよ。事故から見事復帰した。そして最愛の母サキさんが他界した時、末っ子たけしを一番愛していたと思うしそれを感じていただろう。お通夜でマスコミからの問いの後、泣き崩れるように「いい子になります」って言って、見ていて涙が出てきた。混沌した現代だけれど北野武もいろいろな人生を送っている。結局、家族思いで母親が大好きなんだ。そんな尊敬する親がいれば今の荒んでしまった一部の子供達も少しは変わると思うが。ただその親がもっともっと愛情注がないと。貧乏がハングリー精神を呼ぶ。今そんな時代でないけれど、親孝行、子供孝行をもっとしよう。タケちゃんマンから学ぶことは多い。行くぞ我らの!!いや、言って欲しい我らのタケちゃんマン。